二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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絶対零度と絶対観覧者—REBORN×戯言—
日時: 2010/04/04 09:16
名前: 包容 (ID: tgMaGFHR)

最近戯言とリボーンに嵌っている包容です!
主人公は戯言キャラのいーちゃんの娘です!(玖渚と結婚しています)
戯言キャラ達が大人です。
ツナ達は中学二年生です!

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Re: 絶対零度と絶対観覧者—REBORN×戯言— ( No.1 )
日時: 2010/04/04 09:58
名前: 包容 (ID: tgMaGFHR)

:登場人物設定:

・玖渚 運命(うー君)『戯言遣い』
いーちゃんと玖渚との間に生まれた娘。
戯言を操る。
良く哀川潤と仕事を手伝う。
容姿:黒髪に青い目。ショートカットにしていて男装をしている。
結構凛々しい顔立ち。
武器:人識やらなんやら色々な人に貰った武器。大体は人識から受け継いだナイフを使う。
戦闘能力は皆無に等しいが、結構できる事も無い。





・目次
プロローグ(戯言遣い)
第一章 絶対零度と絶対観覧者

Re: 絶対零度と絶対観覧者—REBORN×戯言— ( No.2 )
日時: 2010/04/04 09:31
名前: 包容 (ID: tgMaGFHR)

プロローグ(戯言遣い)


「いーちゃん、運命を学校に連れてって欲しいんだね!」
「判ったよ。」

そう言って僕の腕を引っ張った。

僕は父さんと歩く。
マンションから出て。
僕は父さんに言う。

「・・・学校なんてつまらないんだけど。」
「戯言でしょ。」
先に言われた。
「・・・傑作でしょ。」
「その言葉、何処で覚えたんだ!?」
「道歩いてたら殺人鬼に言われたんだよ。」
戯言じゃないよ。

「・・・アイツ・・・!運命に変な事を覚えさせやがって・・・!」

知り合いだったのか。
僕はそこでお決まりの、決定的な言葉を放つ。




「戯言だけどね。」

Re: 絶対零度と絶対観覧者—REBORN×戯言— ( No.3 )
日時: 2010/04/04 09:59
名前: 包容 (ID: tgMaGFHR)

第一章 絶対零度と絶対観覧者


並盛中学二年A組教室前。

僕はそこに居た。
今日からこの学校にお世話になるのはいいけど、この学校は普通じゃ無いらしい。(母さんが言ってた)

マフィアとかが居る、らしい・・・。

僕は肩をすくめて再び扉を見た。
「入ってきなさい。」
担任らしき人物の声。
僕は少しも躊躇無く扉を開けた。
「じゃ、自己紹介してくれ。」

「玖渚運命です。うーちゃんうの字うんちゃん、・・・適当に呼んでください。ま、戯言ですけど。」

全員が呆然とする。

すべったか?
「じゃぁ、席は沢田の隣だ。」
沢田と呼ばれた少年を見た。

その瞬間僕はわかった。

アイツがマフィアか・・・。
巻き込まれないようにしないと。
後で父さんが五月蝿くなる。

僕は席に座ってボぉーッと窓の外を眺めた。

——

その後。
僕はお得意の戯言で何とかマフィアに巻き込まれないようにしていたが。

・・・戯言はここまでのようだ。

「お前が玖渚か。」
赤ん坊が目の前に居た。
頭が混乱する。
何で赤ん坊が立って喋ってるんだよ。
人間心理に反論するだろ。

「お前、ボンゴレに入らないか?」

僕はそこでやっと我に帰った。
何とか回避しなければ。
「・・・ボンゴレ?何ソレ、あさり?僕はそういう興味のに興味は無いんだ。じゃぁ、僕は帰るから。」
そう言って僕はその場から逃げた。

だが、その後で赤ん坊が笑っていたのは、気のせいにしたい・・・。

——

玄関まで来て僕は立ち止った。
そして、絶句した。
目の前に、彼が居る。

顔面刺繍、軍服もどきの制服を着ていてまだらの髪を見せている——。

彼が。殺人鬼が。

「かはは。昨日ぶりだな。欠落製品の子供。」
「・・・実に傑作だ・・・」
殺人鬼は笑い、僕は笑わなかった。
「お前の父さんに頼まれてきたんだが。」
「・・・過保護め・・・」
僕はうんざりしながら、ある死線を感じた。
ソレは目の前に居る殺人鬼も同じようで、顔が引きつった。

「———戯言だ。」
「んにゃ、傑作だろ。」

僕はゆっくり後ろを振り向いた。


「何の用?沢田綱吉君。」


僕は、笑わず彼を見つめた。



彼は絶対零度の眼差しで、絶対零度の表情で僕と、殺人鬼を見つめていた。

Re: 絶対零度と絶対観覧者—REBORN×戯言— ( No.4 )
日時: 2010/04/04 10:30
名前: 包容 (ID: tgMaGFHR)



「運命!遅かったけど何かあったのか!?」
「特に何も無かったよ。・・・父さん。」
「何?」
僕はそこで言葉に詰まった。
今言ったら絶対気になるだろう。

「いや、今日軍服もどきの殺人鬼が居たんだけど、誰が呼んだんだろうね。」

ビクッと父さんが体を振るわせる。
僕はソレを横目で見て自分の部屋に入った。
ベッドにダイブする。
「・・・戯言だろ。」
アイツなら傑作だと笑うだろう。
僕は目を瞑った。

——

「・・・」

目を開けて。
気持ち悪い気分になる。

嫌な夢を見た気がする。

気にするな。何時もの事だ。

僕は立ち上がって服を着た。
今日はある意味災難な日になるだろう。
ご信用として昨日貰ったナイフを腰のホルスターに仕舞う。
「——父さん、ちょっと出かけてくる。」
「うん。」

「後、帰ってくるのは夜中だと想うから。」

そう言って玄関の扉を閉めた。
「・・・傑作だ・・・」

——

沢田は僕の目の前まで来ると、僕に、
「今日、俺の家来い。」
「何で「いいよね?(黒笑)」・・・戯言でしょ・・・」
「傑作だろ。」
沢田は黒かった。
てな会話があって。
僕は今、沢田家に来ている。

「・・・」

僕はその家を数分見てインターホンを鳴らした。

とにかく回避できそうに無い。
お得意の戯言もここまで、だ。
覚悟を決めて扉の前で待つ。
「あら、彼方が玖渚君ね?つっくんなら二階に居るわよ。」
お母さん若い・・・。
母さん並だぞ。
僕は階段に足をかけて、
「————。」
何かを呟いて階段を上った。
そして部屋となる扉を開けた。
「やっと来たか。」

最初に歓迎してくれたのは赤ん坊だった。

「・・・戯言だ。」
「遅いよ。」
そこに、後ろから沢田に声をかけられた。
僕はうんざりしながら部屋の中に入った。
後ろの沢田も入って僕を見据えた。
「僕、何で呼ばれたの?説明を求めるよ。」
「理由はお前が玖渚だって事だ。」

僕はそこで一度口を閉じたが相手がマフィアなら判って当然だと想って僕は喋りだす。

「僕が玖渚って苗字だから、何?」
「玖渚機関、お前はそうだろう?」
僕は笑わず、答える。
戯言かましてやる。

「玖渚機関、ってなんだい?僕には全く関係ないと想うんだけど。僕には全く、全くと言っていいほど。関係は無い。関わっていない。」

これは、

これは凄く矛盾した言葉。


知っていて、知らない。


全く関係が無いといっていて、関係はあるような言葉。


「——フゥン、はずれみたいだよ。」
「・・・そうか、悪かったな、呼んで。」
「いや、いいよ。僕は何時も暇だからね。」

戯言だけど。

僕はそう呟いて部屋を後にした。


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