二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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キミの世界と僕の世界—REBORN—
日時: 2010/05/16 15:42
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!


今回は主人公は引きこもりで、ジャンルはトリップ・・・。
結構、雲雀寄りだと思います。
頑張ります。

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Re: キミの世界と僕の世界—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/05/16 16:19
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

登場人物設定


・六条 竜弥
雲雀似の少女。
ある事が原因で引きこもりに。
リボーンは全巻持っている。
容姿;雲雀似です。
武器:錬金術・トンファー。
属性:無
所属:不明






・目次《トリップ編》
第零話
第一話 彼女
第二話 彼
第三話

Re: キミの世界と僕の世界—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/05/16 15:52
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


—大丈夫ですよ、先生が守ってあげますから。

嘘だ。

偽善ぶった笑顔で僕を見るな!

—早く出てきなさい。友達も待ってるのよ!

友達?
何であんな奴等を母さんは友達なんて言えるの?

—キャハハッ!ばっかみたい!

—アンタなんて、




誰も必要として無いんだよ!




・・・そうか、僕は、必要とされて無いんだ。

僕は、自分の空間だけに閉じこもるようになってしまった。
全てを遮断するかのように暗い部屋の中で。


全てを拒絶するように。

Re: キミの世界と僕の世界—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/05/16 16:06
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 彼女


朝。
何時もどおりの朝だった・・・はずだった。

「・・・ここ・・・何処?」

見知らぬ部屋に僕は座っていた。
だけど、ここは、知っている。
記憶の中にはある。

「・・・まさか」

僕はアホらしいと思って高級そうなソファーで再び寝た。



僕は応接室に戻ってきた。
・・・知らない少女がソファーで寝てた。

・・・何で?ていうか、何故にこんな所に寝てるの?

僕は彼女の顔を見て再び絶句した。
僕と、似た容姿。

いや、そのまんまだ。

僕と同じ顔。
僕は、思いっきり彼女の頬をつねってみた。

「いっ・・・——!」

彼女は飛び起きて僕を見た。

そして、お互い沈黙。
最初に口を開いたのは——僕だった。
「キミ、誰?」
すると彼女はおどおどした様子で僕を見た。

「・・・六条、竜弥」

そう名乗って彼女はふるふると震え始めた。

「・・・キミ、ここの並中生徒じゃないでしょ。何処の中学なの?」
すると彼女はあからさまに驚いた表情でたずねた。

「こ、ここって・・・並中なんですか?」

「・・・そうだけど」
すると彼女は更に驚愕した表情で言い放つ。
「僕・・・トリップしたんだ・・・」
そう言って僕の顔を見た。

「あの、僕の話・・・聞いてくれますか?」
「・・・何?」

彼女は話し出した。

おそらくこの世界と違う世界から来た事。
この世界が漫画になっている事など・・・。
僕は半ば嘘に聞こえたが——。

「・・・信じて、下さい・・・」

彼女の消え入りそうな声を聞いて、僕は、

「——・・・判ったよ。帰る場所、無いんでしょ。僕の家に来なよ」

そう言ってしまった。

Re: キミの世界と僕の世界—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/16 16:18
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 彼


僕は今雲雀恭弥の家に来ている。

・・・純和風の素晴らしいほど広いお屋敷だった。

だけど——僕は。
「・・・どうしたの?」

怖いんだ。

「・・・ッ」

両手で肩を掴み、しゃがみこむ。
僕は涙を抑えきれなくなり、泣き出してしまった。
「・・・ッ・・・」
「どうしたの・・・?」
雲雀恭弥は何がなんだかわからないらしい。

すると急に、僕を。

「!」
「ホラ、行くよ」

そう言って僕の手を握り締め、歩き出した。

自然と、体の震えも涙も、止まっていた。



「ここがキミの部屋だよ」
「・・・広い・・・」

僕は部屋を見渡しながら呟いた。
何でこんなに広いんだろうか。
無駄に広いよね・・・。

「じゃあ、後で夜食持って来るから・・・好きにしてて」

「ッ・・・」
僕は体が一瞬にして重く感じた。

苦しく、切なく、辛く。

痛い。

ズキン・・・
体の傷が痛み出す。

彼が出て行った扉を見つめ、僕は域を整えていった。



急に彼女が涙を流し始めた。

雫は静かにゆっくり地面に滴っていく。
僕は、少しの苛立ちと感情をなんとか押さえ込み、彼女の手を取った。

彼女の振るえが収まったのがわかる。

それ以上に、僕の顔は暑く、そんな事考えられなかった。


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