二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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黒き世界の観覧者—REBORN×戯言—
日時: 2010/05/17 09:20
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

—今まで観覧者だったのに—

—なんで、僕まで巻き込まれるわけ?—


クリック有難うございます!

駄文ですが、頑張って書きたいと思います・・・。
ジャンルはギャグになり切れないシリアス(?)に、ほのぼの系だと思います・・・。





・目次
登場人物設定
第零話
第一話 観覧者
第二話 リング保持者
第三話 武器
第四話

Page:1



Re: 黒き世界の観覧者—REBORN×戯言— ( No.1 )
日時: 2010/05/17 07:48
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

登場人物設定


観覧者

・六条 刹那
異世界から初代ボンゴレに急にトリップさせられ、それ以来ツナ達を観察する事が趣味の少女。
前の世界では実は戯言世界。
いーちゃんの戯言を使うことが出来る。

容姿:黒髪黒目でいーちゃん似だと思ってください。
武器:戯言・?
属性:全部・?

・サンプルボイス
『僕は六条刹那、欠落製品、戯言遣いだよ』
『・・・キミ、戯言言いすぎだよ』
『よろしくね』

Re: 黒き世界の観覧者—REBORN×戯言— ( No.2 )
日時: 2010/05/17 07:58
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


—大空の心理

—戯言の心理
二つの精神論と世界が重なり合うとき。

全ての色が混ざり合う。
全ての時が混ざり合う。

人類最強ならばこういうだろう。
『面白そうジャン、アタシが面白くしてやるよ』

人類最悪ならばこういうだろう。
『ククッ・・・ならば俺がその世界を壊してやろう』

人間失格ならば、こういうだろう。
『かはは、傑作だな』

そして、戯言使いなら。
欠落製品ならば。
こういうだろう。


『戯言だよ』


懐中時計の針は動き出す。

戯言使いの《彼女》は、
観覧者として、傍観者として在り続ける。

運命の歯車が、動き出した。

Re: 黒き世界の観覧者—REBORN×戯言— ( No.3 )
日時: 2010/05/17 08:27
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 傍観者


あれから既に一年がたった。

僕は資料を持ち、廊下を歩く。
その度思い出す彼らの存在。

記憶に残り続ける彼等。
裏世界と人類達。

人間失格殺人鬼と欠落製品。

僕は眉を細める。

「・・・本当、傑作だよ」

今はもう居ない零崎に向けて言葉を放った。
誰もいない廊下に響く。

「・・・」
「あ、刹那さん、大丈夫?」

沢田綱吉。

ボンゴレ10代目にして現在候補者。

リングは——まだ受け継がれていない。

だが、もう既に始まっている。
彼の姿を見れば判る事だった。
傷だらけの体に、絆創膏。
既に修行が始まっているらしい。
それに、半分のリングを持っているのを見た事がある。

・・・僕には関係ないけどね。

「・・・いいよ、僕が一人で運ぶから」
「そ、そうなんだ!じゃあ俺、もう行くね!」
「うん」

僕は資料を持ち、歩き出す。

Re: 黒き世界の観覧者—REBORN×戯言— ( No.4 )
日時: 2010/05/17 08:57
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 リング保持者


「・・・で、僕にそのリングの保持者になって欲しいと?」
「あぁ・・・頼めるか?」

家に帰れば沢田家光が居た。
同道と僕の家に上がってたよ。

・・・泥棒か貴様は。

「・・・無理だよ、僕は戦えないし戦う気も無い」

僕はソッポを向いて断った。
「そういうなって・・・ツナには、お前が必要なんだ・・・」
リングを差し出して家光は言う。

黒い水晶がついたリング。

真ん中に金色でボンゴレの紋章が入っている。
原作にはなかったはずだぞ・・・こんなリング。
「・・・このリングの名前は何ていうんですか?」

「《夜空のリング》。使命は、

《時として包容し、時として支配し、守り壊す、大空と対なる時の夜空》」

時・・・時間・・・か・・・。

僕は眼を閉じた。
「・・・——判りました。やりましょう」
「そうか」

「只——僕が守護者だと言う事は、誰にも、アルコバレーノにも話さないで下さい、ソレが条件です」

「!何故リボーンの事を・・・」
驚いた様に家光は眼を見開く。
僕はそんな家光を見て完全に無視を決め込んだ。
「・・・もう用が終わったなら帰ってください」
「あ、ああ・・・」
未だに驚いたようにかえって行った家光を無視して、僕は手元にある半分のリングを見つめて呟く。


「結局は・・・戯言だよな」


無為式・・・狐さん。

Re: 黒き世界の観覧者—REBORN×戯言— ( No.5 )
日時: 2010/05/17 09:19
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第三話 武器


僕は戦闘専門の裏世界の人間ではない。

どちらかと言えば・・・只の一般人に程近い存在だ。

だが——何時だったか、ジグザグ、思惟遊馬に教えられた、曲絃糸を覚えている。

確かそれを殺人技として零崎は使用していた。
僕はソレを——マネしようと思う。
細い糸を指先で操る。

「・・・あ」

スパン、と板が切れる。

この感覚だ。
何かが切れる感覚。
部屋でやっているのだが——誰かが入ってくれればそこで殺人現場になってしまいそうだ。

「・・・ホイっと」

シュンシュン、と糸を操る。

目の前にある板が次々と切れる。
でも、これは本来ならば拘束技だ。
使用するのは難しいだろう・・・。

「・・・何か武器とか、あったかな・・・」

僕は糸を仕舞い、外に出て行った。



「・・・って言ってもなぁ・・・」

武器なんてそうそうあるもんじゃない。
ましてや商店街だ。

あるほうが———可笑しい。

可笑しいが——。

「あった・・・」

何でこんな平和そうな場所に堂々と《武器屋》なんて看板が張られているのだろうか。
というか、警察に捕まらないのかここ。
「・・・」
とりあえず僕は入ってみた。

カララン、と扉に取り付けられたベルが鳴った。

「・・・!」

僕は壁にかかっている武器を見て眼を見開いた。

黒い刀。

刃の部分が黒く、煌いている。
「・・・」

「ソレが気に入ったの?」

「!」
前のカウンターを見た。

そこには黒いローブを着た女の人が立っていた。

「・・・まぁ・・・」
「なら、それはあげる」
「・・・値段は?」

「いらない、無料だよ、キミにあげる」

欠落した表情で僕を見た。

眼は死んだように黒く、漆黒。
髪は同じように闇のようで真っ暗だった。

「じゃあね」
「ちょ、まっ・・・」

女の人は消えていった。

そこにはもう、武器屋は無かった。





《本当にもう、僕は関わりたくなかったんだけどね》

《昔も同じ事を言っただろう。なのに、お前は付き合ってくれた》

《・・・そうだったね。忘れてたよ》

《・・・それより、お前の《子孫》は立派に育っているようだな・・・》

《・・・戯言だよ・・・》


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