二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 転生八犬士(妖森)3
- 日時: 2010/08/21 19:37
- 名前: 光 (ID: IEYsWo47)
結奈「あれ?、ヒカ先輩?。」
光「此処だ、此処。」
香澄「あっ!。」
光「さっさとこっちに来い、大変な事に成るぞ。」
万珠「えっ?。」
「バシャッ!!。」
幹仁「わっ!、何か跳ねたっ!!!。」
立人「・・・・・・何だかものっそい油塗れと言うか・・・・・・。」
那智「そうだな・・・滴り落ちて・・・。」
光「原因は貴様達の頭の上だ、上。」
真心「上?。」
「すっ。」
「にゅるんっ♪。」
純礼「うわっ!?。」
遥平「油がっ!!!、大量の油が〜〜っ!!!。」
昴「一体何が起ってるんだっ!?。」
光「貴様達の真上をイクチが通ってるんだ。」
結奈「イクチ?。」
光「簡単に言ってみれば、海蛇の化物だな。」
香澄「海蛇の化物っ!?。」
万珠「・・・・・・・・・にしては大きい過ぎるだろっ!!。」
光「だから、化物って言っただろ?、まぁ、イクチは小さい方だからな、是依り大きいのが九州北部に居るんだぞ。」
幹仁「是依り大きいのが九州に居るのかよっ!?。」
光「あぁ、あやかしと言ってな、是がとても大きいんだ、あやかしの事を「イクチ」って呼ぶ場合も在るからな、あやかしは九州の海に出没する海蛇の化物で、大きさはイクチの数倍も在る。」
立人「数倍っ!?。」
光「あぁ、海を行く船の上を通り過ぎるのには数時間掛かるとされ、其の間は船人達は全く休む間も無くイクチが落とす油を汲み出さないといけないからな、で、あやかしの場合は、油を落とす量も違うし、船の上を通り過ぎるのに2〜3日は掛かるな。」
那智「2〜3日だとっ!?。」
光「其れ依り、さっさとこっちに来い、水で油を落として遣るから。」
——————・・・・・・・・・・・・・・・・・
光に10本のベットボトルの水を頭に掛けて貰い、イクチが落とした油を落とした10人、光から10枚のタオルを貰い、頭を拭いてる
真心「あ〜〜〜〜、さっぱりやで♪。」
「しゅるっ。」
純礼「うわっ!?。」
光「是は一反木綿だな。」
遥平「何ですか其れはっ!?。」
光「何処からともなく飛来して、人間を絞め殺す恐ろしい妖怪だ、取り合えず・・・・・・。」
「すっ。」
「ひょいっ。」
光が一反木綿を外し、空に逃がして行った、一反木綿も又何処かに行った
——————・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3人「うわっ!?。」
「バシャンッ!。」
万珠「あれ?。」
幹人「桐沢〜〜〜〜、八尋〜〜〜〜、川瀬〜〜〜〜、塚野〜〜〜〜、何処行った〜〜〜?。」
昴「こっ此処ですっ!!!。」
3人「あぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ・・・・・・っ!!!!。」
那智「又海で泳ぎたかったのか?。」
結奈「違います〜〜〜っ!!!。」
光「どうした?。」
「すっ。」
香澄「光先輩っ!!!。」
立人「助けてくれっ!!!。」
「ゆら・・・・・・。」
光「磯撫でだな。」
真心「磯撫でっ!?。」
光「彼奴の尾には気を付けろ、釣り針みたいな鍵が在ってな、あれを人間に掛けて海に引き摺り込み、人間を喰らう・・・・・・って、説明をしてる場合ではない、立人達3人を助けないとな。」
「ガシッ。」
昴「え・・・?。」
光「おりゃ————っ!!!!。」
純礼「おおおっ!!!。」
遥平「流石っ!!、光先輩ですっ!!!。」
「ブオッ。」
「ビリッ!。」
3人「うわあああああああああああああっ!!!。」
「ドサッ。」
3人「た、助かった・・・;。」
「ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ、ポタッ。」
——————・・・・・・・・・・・・・・・・・・
磯撫でから立人達3人を助け出して、光から貰ったタオルで立人達3人は頭を拭く、そして、船に乗り舵を扱ぎ始める光
結奈「危うく食べられる所だった;。」
香澄「あっ、カモメ。」
万珠「カモメが居ると言う事は陸が近いと言う事だね。」
光「あぁ、そう言う事・・・・・・。」
幹仁「どうした?。」
光「否・・・・・・今・・・・・・あそこを飛んで居たカモメが消えた・・・。」
立人「えっ?。」
光「眼の錯覚じゃないな、是は・・・・・・何か・・・・・・居るな・・・・・・。」
那智「何かって・・・?。」
光「・・・んっ?、何だあの影は・・・?。」
真心「どれや?、あ〜〜〜・・・・・・・・・大き魚ですな。」
純礼「鮫だったどうするんだい?。」
光「・・・唯の鮫だったら良いんだがな・・・、若しも自分の考えが合って居たら・・・・・・不味いっ!!、今直ぐ伏せろっ!!。」
遥平「えっ!?。」
光「あの動き・・・・・・。」
昴「何だ急にっ!?。」
光「今、あの影がこっちに向って突っ込んで来たよな・・・?。」
結奈「そう言われて見れば・・・・・・、でも、其れが何か・・・・・・?。」
光「あれは影鰐かもしれん・・・・・・否恐らくそうだろう・・・・・・。」
香澄「影鰐?。」
光「あぁ・・・・・・色々言われてるが・・・・・・人の影を喰ってしまう鮫の妖怪だ、奴に陰を喰われてしまえば、死んでしまう。」
万珠「なっ!?。」
——————・・・・・・・・・・・・・・・・・・
影鰐から無事に逃げられ、陸に着いた光達
幹仁「無事に影鰐から逃げられたぜ;。」
光「そうだな、影を喰われずに済んだな、さぁてと行くか。」
立人「あぁ。」
海を後にし、道へと行く、光達、今度はどんな妖怪に逢うのやら
——————・・・・・・・・・・・・・・・・・・
道を歩いて居るとギシギシと何か軋む音が近付いて来た・・・
那智「何やら近付いて来てるな。」
光「そうみたいだな、なっ、朧車。」
???「何じゃ、解って居ったのか?。」
光「当たり前だ。」
真心「牛車の真ん中に顔がっ!?。」
光「こいつは朧車、おぼろげで蜃気楼みたいな正体が掴めない妖怪だな。」
朧車「まぁ、そんなもんじゃのう、
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