二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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人間兵器の彼女と大空—REBORN—
日時: 2010/05/22 07:59
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます。

今回は主人公が人間兵器で、ツナと出会う話しです、(一応)
主人公の名前は《沢田錬》。
ちなみにツナの親戚設定です。





・目次
第零話
第一話 序章
第二話 人間兵器
第三話

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Re: 人間兵器の彼女と大空—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/05/22 07:05
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


「約束だよ、また、一緒に遊ぼうね」

彼女は笑って俺にそういった。
何で、今、その約束を思い出すのだろう。

「うん!」

俺は、偽りの笑顔をもらしたんだと思う。
だって、彼女に行って欲しくなかったから。

「ツナ、————」

「え?」

良く、聞こえない。

今とは違う純粋で綺麗で澄んだ笑顔で、俺はもう一度笑って手を振った。
もう、戻れないのだろうか。

あの日に。

キミは、何を見て何を信じて何を、

感じていたのだろう。

だけど、もう一度会える気がするんだ。


だから、俺は信じて待つよ。

Re: 人間兵器の彼女と大空—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/05/22 07:32
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 序章


「九代目、少し・・・話をよろしいですか?」
「あぁ、家光」

ガチャッ——・・・。

沢田家光——門外顧問の彼は頭を下げ、入ってきた。

「何のようだい?」

「実は・・・壊滅したファミリーに、一人の少女が居て、預かったのですが・・・入って来なさい」
ガチャッ
同じ扉から、黒い髪と黒い目の少女が入ってきた。
無表情で、何も感情が無いような眼をしている。
九代目は眼を細める。
「名前は?」

「・・・沢田錬・・・」

「!」
その名前に。
家光は反応した。
「という事はキミは・・・!」
「知っているのかい?」

「えぇ・・・昔、ツナと一緒に遊んでいた、親戚の少女です」

「!」
九代目が眼を見開く。
少女は何も言わず、前を見据える。

「・・・そうか・・・キミは・・・」

「・・・」

歯軋りを少しして、彼女は俯く。
「日本に行きなさい、そこで綱吉クンを守ってあげてくれないかい?」
「・・・」
何も言わず、彼女は少し、首を縦に振った。
「家光、頼むよ」
「ハイ」


物語の序章。

彼女は全てを見据え、真実を掴む存在。

この世界を崩壊せんとする力を持ちながら、彼女は孤独な道を歩み続ける。


例え——信じていた彼に裏切られたとしても。

Re: 人間兵器の彼女と大空—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/05/22 07:41
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)




「着いたぞ」
「・・・」

まだ無言な彼女をよそに、家光は話始める。

「・・・ツナと再会するのはきついだろうが・・・大丈夫か?」
「・・・」
小さくうなづく。
「そうか・・・お前の家はボンゴレで用意してある。行くぞ」
「・・・」



家について。

家光は少しずつ、説明をした。

「明日、並盛中に行って貰うが、男装をして行って欲しい」
「・・・判った」
彼女はコクッと頷いて、制服を見つめた。
「じゃあ、何かあったらパソコンか電話で連絡してくれ。頑張れよ!」
「・・・」

彼女は少し、悲しそうな表情をして家光を後にした。

Re: 人間兵器の彼女と大空—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/22 07:59
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 人間兵器


次の日、私は早起きして学校を見に行く事にした。

服を着替え、歩き出す。

「・・・」

大空を見上げて、少しだけ懐かしくなった思いを押さえ込んだ。



やっと校舎にたどりつけば、一人の少年が立っていた。

「キミ・・・誰?」
「・・・転校生」
「あぁ、キミが。だけど、早過ぎない?」
校舎に取り付けられた時計を見る。

六時三十分。

確かに、早すぎる。
「・・・別にいい」
「・・・フゥン、そうだ、キミ強い?」
「・・・」
私は無言で彼を見据える。

「どっちなの?ワカラナイなら——・・・咬み殺すまでだよ」

チャキッとトンファーを両手に構えた少年を見て私は無言で彼の表情を見ていた。

「行くよ」

走ってきた少年を私は見つめ続ける。

「・・・システム、発動」

       バサァッ

「!?(羽根!?)」

「システムプログラム発動・・・《屈する》」

「!」
ドガッと少年は屈する。

伏せる。

「キミ・・・!何したの・・・」
「・・・」

羽根を仕舞い、プログラムを終了する。
無言で私はその場を去った。
「・・・く・・・!」

呪縛から解けたように、雲雀は立ち上がり、彼女の向かった先を見ていた。


「・・・赤ん坊に教える必要があるみたいだね・・・」


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