二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN—
- 日時: 2010/05/27 16:25
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
—僕/俺は向こう側の大空に手を伸ばす—
—きっと永遠に届かない大空—
—だけど、ある時を境に、手が届くんだ—
クリック有難うございます。
今回はちょっと切ないツナの話です。
シリアス多め、ギャグ少なめ。
主人公設定、一応書いておきます。
主人公設定
・沢田家康
ジョット、初代ボンゴレの名前と同じ名前。
トリップ主。
綱吉の前に現れる。
容姿:金色の髪にオレンジの眼。初代ボンゴレ似で、後ろに長く一つで結んでいる。
普段着は黒いマントにスーツ・・・。
イメージは初代の長髪バージョン。
武器:グローブ
属性:大空
所属:不明
・目次
第零話
第一話 手が届いた
第二話 大空目掛けて落ちた
第三話 晴のアルコバレーノ
第四話 雨の苦痛
第五話 無題
第六話
第七話
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- Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.1 )
- 日時: 2010/05/26 14:18
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第零話
「お疲れ様です、十代目」
「うん、ただいま」
俺はマントをイスの背もたれにかける。
俺はさっきまで任務をしていた。
血を浴びすぎたので気持ちが悪い。
俺は隼人にマントの洗濯を頼んで外にでた。
いつもに裏庭。
涼しい風が横をすぎる。
「・・・」
空を見上げれば、澄んだ青空が広がっていた。
あぁ、澄みすぎて気持ちが悪い。
俺は空に手を伸ばす。
俺には、青空は相応しくない。
何故か、涙が頬を伝った。
—うわぁぁぁぁぁ!?—
「!?」
ギュッ・・・——
誰かが、俺の手を握った。
- Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.2 )
- 日時: 2010/05/26 14:52
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第一話 手が届いた
何時もどおりの朝だった。
俺は眼を開けて、背伸びをする。
「おはよう、家康」
「おはよー、夏」
俺の兄の夏は人懐こい笑顔を浮かべて下に降りて行った。
俺も着替えを手に持って下に下りる。
「おはよう、かーさん」
「早く朝食食べなさい」
俺は机に出されたトーストを口に頬離婚で鞄を手に持ち、駆け出した。
「行ってきます!」
バタンッ——・・・。
このとき、気が付けばよかった。
鞄の中には、キラリと光る黒い指輪が一つあった。
◆
「おはよー」
「おっす、家康」
校舎に入れば、生徒達が俺に話しかけてきた。
いつものことだ、気にしない。
俺は授業が始まる前に屋上へ向かった。
屋上に上り、扉を開ける。
気持ちのいい風が心地いい。
空を見上げる。
澄んだ綺麗な大空が広がっていた。
思わず手を伸ばす。
すると突風が吹いた。
思わず眼を閉じる。
◆
「・・・白蘭さん、もう少しで始まりますね」
『うん♪』
モニター越しの白蘭さんに僕は話しかける。
なるべく表情を崩さず、無表情で。
『そうだ、正ちゃん』
「何ですか?」
白蘭さんは楽しみに答える。
『ボンゴレの事なんだけどね、面白い事になるよ・・・』
「ハイ?」
『クスクス・・・』
白蘭は、楽しげに笑った。
◆
突風が吹いて、俺は思わず眼を閉じてしまった。
そして、ゆっくりと眼を開く。
「!?」
真っ白な空間。
何も無い透明な世界。
俺はその世界で、真ッ逆さまに落ちていた。
「な、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
—ギュッ
俺は、誰かの手を握った。
- Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.3 )
- 日時: 2010/05/26 15:08
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第二話 大空目掛けて落ちた
ドサァッ——・・・。
俺は、誰かとぶつかり押し倒してしまった。
「いて・・・」
俺は頭を振って、目の前の彼を見た。
俺は彼の顔を見たところで表情が固まった。
「う・・・・・・キミは・・・」
「沢田、綱吉・・・?」
「何で俺の名前・・・」
彼は俺の存在に驚愕し、俺は彼の存在に驚愕する。
・・・そういえば俺はツナを馬乗りにしていた。
俺はソレに気が付き一瞬で距離をとる。
「・・・キミは何?」
「お、俺?」
俺は口を濁らす。
「・・・俺は、沢田家康」
「・・・何で俺の屋敷に居るの?」
屋敷?
俺は回りを見た。
広い庭のような空間。
色とりどりの花が咲いていた。
「・・・ワカラナイ」
「判らない?」
「・・・目の前に突風が吹いたかと思ったら、いきなり回りが真っ白になって・・・」
「・・・とにかく、屋敷内に入ろう」
「・・・うん」
◆
屋敷内に入ればずっと広い廊下が続いていた。
本当に、広い。
「ここだよ」
彼は大きな扉を開けた。
書斎部屋らしく、デスクには多い資料が乗っていた。
「・・・話の続き、教えてくれる?」
「・・・さっき行ったとおりだよ。俺は、いきなり目の前が真っ白に成ったと思ったら、気が付いたら倒れてた」
「何で、俺の名前知ってたの?」
俺は口を閉ざす。
言っていいのだろうか。
何故か、言ってはいけないと感じた。
「・・・今は言えない」
「何で?」
「・・・ゴメン」
俺は彼の眼を見た。
オレンジの瞳で彼を見据える。
「・・・判った。じゃあ、とりあえず部屋とかはコッチで用意するから——・・・」
言葉は続かなかった。
中断されたから。
一つの——銃弾の音によって。
- Re: 向こう側の大空に手を伸ばす—REBORN— ( No.4 )
- 日時: 2010/05/26 15:21
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第三話 晴のアルコバレーノ
「ッ」
俺は間一髪で銃弾を避けた。
銃弾は向こう側の壁にめり込む。
「・・・俺の銃弾を避けるとはな・・・」
カチャ——・・・。
拳銃を構え、帽子を被ったリボーンが扉の前に居た。
「・・・リボーン、勝手に人の部屋に銃弾を打ち込まないでくれる?」
「うるせぇダメツナが。コイツは何だ」
何故かイライラして警戒たっぷりのりボーンが俺に向けていった。
「・・・あー・・・」
困ったように顔を変えながら、何かを思いついたようで口を開いた。
「ボンゴレの新しい殺し屋だよ」
「え・・・」
「・・・そうか」
殺しなんてしたことが無いんですけど、俺。
第一殺しなんて真っ平ゴメン、なんだけど。
「お前、名前は」
「沢田、家康です・・・」
俺は怯みながら答えた。
リボーンはそうか、とだけ答えると、綱吉の机に報告書らしき紙を一枚置いた。
「ツナ、お前が新しい殺し屋・・・しかも『女』を雇うなんて珍しいな」
・・・今何ていった・・・?
「、俺が、女・・・?」
「お前、何言ってんだ?明らかにお前は——・・・」
俺はリボーンの言葉も放って、鏡を見た。
・・・胸。
いや、それよりも驚いたのは。
「・・・何で、『成長してる』・・・?」
体が、20代の女の人に成っていた。
口を開けたまま、汗をたらす。
俺は、綱吉の方を向いた。
「お、俺は男だ!何で・・・何で女に・・・」
「・・・とりあえず、お前の部屋を教える。来い」
リボーンが俺の手を引っ張った。
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