二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- Black mafia —REBORN—
- 日時: 2010/05/26 20:00
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
クリック有難うございます!
題名の読みは『黒いマフィア』って意味です。
今回はツナ+10年後設定!
最強の殺し屋なのに殺しを好まない主人公設定です。(なんじゃそりゃ)
で、何故かミルフィオーレと和解してます。
そんでもって主人公、裏社会には今まで関わってませんでした。
頑張っていきます!
・目次
第零話
第一話 始まりは唐突に
第二話 拉致
第三話
第四話
Page:1
- Re:Blck mafia —REBORN— ( No.1 )
- 日時: 2010/05/26 19:46
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第零話
神崎空弥。
年齢23歳、現在高校生活を送って・・・いた。
過去形。
俺自体普通の生活には不満など無い。
寧ろ満足だった。
「俺は、特別扱いなんていやだ」
ソレが彼女の口癖。
ある事件がきっかけで男装をするようになった。
普通の、ゴクゴク普通の。
高校生だった。
「・・・あぁぁ・・・」
後で彼女は、彼は後悔をする事だろう。
だが、自分自身も何時か引き込まれると判っていたことだった。
だが、実際こうなってみれば話は別だった。
血を見るのは嫌いだったし、
正直自分自身に『殺しの才能』などあって欲しくなかった。
普通に生きて、意味不明に死んでいくのが夢だったが。
適わないだろうと、今更後悔する。
- Re: Blck mafia —REBORN— ( No.2 )
- 日時: 2010/05/26 19:47
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第一話 始まりは唐突に
「・・・空弥」
「・・・何だよ」
父親・・・神崎闇弥に呼ばれ、半分寝起きで覚醒前でいらだっていた彼女は睨むような形で父親を見た。
「俺は眠いんだよ、俺が低血圧だって事くらい知ってるだろ」
「今日、お前を正式に神崎家後継者に認めた」
俺は動きを止める。
多分、俺の顔は今までで信じられないほど真青になってることだろう。
「・・・マジで?」
「ああ、お前を正式に——・・・『夜空』として、継承する。継承式は今明日の昼だ。準備をしておけ」
「・・・兄貴は」
「・・・光弥はもう居ない」
そう言って父さんは部屋に戻った。
俺は、頭を抱える。
「・・・ぜってぇヤダ」
これは、心のそこからわいた本音だろう。
◆
「・・・ハァ・・・」
俺は完全に憂鬱だった。
今でも逃げ出したい。
『夜空』と言うのは、神崎家に継承される夜空属性という属性の世界で唯一のリング。
更にそのリングを狙うやからも出てくることだろう。
明日は、最悪の日と言っていい。
「・・・こんな時、光弥が居てくれればな・・・」
そんな事は、適わないだろうけど・・・。
「・・・ちょっと外いってくるか・・・」
気晴らしにでも。
◆
「爽快だなー・・・」
空は真青。
俺の心は真っ黒。
いや、ネガティブに考えたらダメだ。
俺はネガティブ思考を途切れさせた。
「・・・」
だけど流石に憂鬱だ。
俺は公園のベンチで息を吐いた。
「・・・明日か・・・」
早いな、もうあれから七年か・・・。
俺はそんな事を想いながら、何気なくある店を見た。
ナミモリーヌ・・・の所に頭が個性的な人たちが居た。
「・・・サイヤ人にパイナポーに・・・蜜柑にタコ・・・芝生?」
すっごい個性的な人たちだった。
何か店員さんに講義してるみたいだけど・・・。
「あ」
あの人、水を店員さんにかけた・・・。
俺は黙ってられなかった。
ダンッ
俺はお得意の瞬発力で間に入った。
それに驚いたようで、黒い男の人たちと店員さんが驚く。
「あの・・・店員さんに何してるんですか?」
それに答えるようにタコの人が答えた。
「何だテメェは」
「今イライラしてる只野平々凡々ナ高校生ですよ、で、理由は」
「無能がまずいお茶を出してきたんだゾ」
何かボリサリーノ被った人が言って来た。
「じゃあ、美味しい紅茶を出せば、満足するんですよね」
「・・・まぁな」
俺は一瞬笑う。
「店員さん、スイマセン奥借りていいですか?」
「あ、ハイ!」
店員さんは親切に奥に入れてくれた。
しばらくして俺は紅茶を持って黒い男の人たちの前に出した。
一口飲む。
「「「「「「「「!」」」」」」」」
全員が驚愕する。
「美味い・・・」
一人がそういった。
「伊達に父さんに習ってませんから。コレでいいんですよね?」
俺はそう言って鞄を持った。
「待て」
帰ろうとしたときガッと男の人に腕を掴まれた。
「何ですか、俺、明日用事あるんです、今準備しないと怒られるんですが」
「オイ、連れてくぞ」
「は?」
瞬間、口に布を押し付けられ、俺は睡魔に負けて意識を闇に沈めた。
- Re: Black mafia —REBORN— ( No.3 )
- 日時: 2010/05/26 19:59
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第二話 拉致
眼を開ければ白い空間だった。
俺は身じろぎをする。
ガシャンッ
両手には手錠。
更に足まで縛られていた。
ガチャッ・・・——。
扉が開く。
「起きたか」
「・・・彼方達はマフィア関係者ですか」
「あたりだ・・・だが、何故判ったんだ?」
判らない、と言う顔で俺を見てきた。
どうやらリングを狙ってでは無いらしい。
俺は安堵と不安の溜息を吐いた。
「・・・俺も無関係じゃないから」
「・・・そうなのか。なら話は早いな」
どうやら俺が何者かも知らないでつれてきたらしい。
少し麻酔の頭痛の残った頭を覚醒して必死で彼を見た。
「お前をメイドとして雇いたいと思う」
「・・・ハァ?」
このときの俺は多分、凄い呆れた顔をしていたと思う。
俺のことを知らないと言うことと、何者かも知らない俺をメイドとして雇うという行動に。
「・・・絶対無理です」
「断るのなら殺す」
なんて理不尽な・・・。
「俺にも、出来ない理由って物があるんです。無理な物は無理です」
「・・・理由は」
「俺が、神崎家の血を引く者だから」
そういうと男は一瞬驚愕したように目を開いた。
本当に知らなかったらしい。
「・・・お前が・・・」
「そうだよ、本当はなりたくないんだけどな」
コレは本音。
本来なら兄貴が成るはずだった物を俺が成る・・・そんな状況だからだ。
「明日、継承式なんです、帰らせてください」
俺は立ち上がる。
「・・・なら仕方ないな・・・ツナ」
扉からサイヤ人ヘアーの男の人が出てきた。
同年代らしい。
「神崎家ね・・・こんな奴が?」
冷たい眼で見られる。
俺は睨む。
「俺だって本当は成りたくて成る訳じゃない。成らなきゃいけなくなったからこそ仕方なくなるんだ」
「・・・やりたくないのに?」
「ソレが、約束だからだ」
ガチャンッ
俺は両手から手錠を外した。
「「!」」
「コレくらい昔から脱走方法知ってるから楽勝なんだよ、じゃあな」
俺はお別れの挨拶を言って男の横をすぎ、走り去った。
「・・・ツナ」
「逃がさないよ、勿論。隼人」
《ハイ、何ですか十代目》
「明日・・・——」
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