二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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気持ちの歯止め—REBORN—
日時: 2010/05/27 18:09
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!

コレはツナ達が酷いです!(主人公に対して・・・)
更にホスト設定。
うっわヤダ!って方はUターンを!

:注意:
微妙にグロだったり狂愛だったりマジでこの小説どうなってんの?って感じになったりしますのでそこを御願いします!(一応は純愛設定ですが)




(ツナ達一応10年後設定です)
・目次
第零話
第一話 狂い時計
第二話 周りに流されない
第三話 互いの確認
第四話
第五話
第六話

Page:1



Re: 気持ちの歯止め—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/05/27 17:26
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


—真実なんて見えるわけが無いんだ—

だって、眼には見えない。

「・・・だからってコレはやりすぎでしょ」

私はゴミ捨て場——じゃない!私の家の前にいた。

さっき何故ゴミ捨て場と言ったかといえばこの惨劇を見れば判る。
家の前にゴミ。
何故か何時も置かれる。
何か泣きたくなってくるよ・・・。

「・・・新手のイジメか?」

なんて考えていればもう夕方。
て言うか、このイジメ主犯者、私は確実に把握している。
扉を開ける。

「・・・何の用?ツナ」

「飯作れ」

「・・・イヤ、あんたホストでしょ」

ソレ位しろよ。
更に金あるんだから自分で食べに行けよ。
「めんどいから」
「・・・それよりあのゴミ、片付けて欲しいんだけど」
「あーあれ?アレ俺じゃない」
「・・・ハ?」
じゃあ一体誰なんだよ。

「骸だよ」

「・・・ハ?」

私は言葉を失った。
ツナならともかく何故に骸が?


このとき、私は知る由もない。

知る術さえなかった。

只——・・・嫌な予感は感じていた。

全てが狂いだすことを。

Re: 気持ちの歯止め—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/05/27 17:42
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 狂い時計


ある時から私の運命は暗転した。

ま、もうどうでもいい話しではあるけど。
私は彼の横顔を見る。

整った顔立ち、イケメンだ。

更にホストをしているとくれば全てがパーフェクトだった。
だけど私にそんな興味はない。
ある時から私は全てに興味をなくし、諦めた。
「・・・ホラ、チャーハン」
「ん」
彼はパクパクとチャーハンを食べ進めた。
今まで出私は一度も彼の笑顔を見たことがない。

営業スマイル以外は。

「美味い」
「そりゃどうも」
私は適当に返事をする。
私もテーブルにチャーハンを載せて平らげる。
われながら美味い。

「・・・刹那」

「何?」
「・・・イヤ、何でもない」
彼はソッポを向いた。
何を言いたかったのだろうか。
と言うか・・・。
「何時出てってくれるの?」
「明日」
「・・・」
もう諦めた。



次の朝、ツナは出かけていった。

仕事だろう。

私は家に鍵をかけて外へ歩いていく。
「・・・アレ・・・」
「・・・」
向こう側から獄寺君が歩いてきた。
何故か険しい顔立ちで。

「どうしたの、獄寺——・・・」

喋れなかった。

喋る前に頬に痛みが走ったからだ。

乾いた音とともに。
口の中に鉄の味が広がる。

「何す—・・・「テメェ・・・十代目にこれ以上近づくな」・・・ハ?」

わけが判らなかった。
何のことだろうか・・・。
とにかく、勘違いをしているようだった。

「刹那・・・」

後ろに。
ツナが居た。
「ツナ・・・?」
「獄寺君、刹那は何もしてないよ」

「ですが十代目、確かに俺は昨日見たんです。十代目を殴るところを・・・」

私達は顔を見合わせた。
互いに何のことかわからないらしい。

「十代目、かばわなくてもいいんですよ、こんな、


人間じゃない奴」



「!」

私の顔はキッと、歪んでいた事だろう。

私は、走り出した。

Re: 気持ちの歯止め—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/05/27 18:00
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 周りに流されない


家に駆け込み、顔を洗う。

人間じゃない。

そうだ、私は人間ではない。

「ハァ・・・ハァ・・・」

息が乱れ呼吸が困難に成る。
胸を押さえる。
「・・・」
楽になったところで私はベッドにだいぶした。
「・・・」
俯きに成り、枕に顔をうずめる。
すると何の躊躇も無く扉の開いた音がした。

「・・・誰」

きっと、ホストの誰かだろう。
そんな事は判っていた。
「・・・僕ですよ」
「・・・骸?」
何で骸が?
私は少なからず驚いた。
珍しい。私の家に来るなんて一度も無かったのに。

「獄寺隼人に、責められたのでしょう?大丈夫ですよ。僕が、彼方を沢田綱吉と獄寺隼人から守ってあげます」

扉の向こう側で淡々と話し続けた骸。

何故か。


   違 和 感 を 感 じ た 。


「・・・骸」
「何ですか?」
「ツナは何もやってないよ」
「・・何を根拠に」
「ツナの眼を見れば判ったから」
それだけ言うと私はそれ以来一言も喋らなかった。
骸の気配が遠のくのが判る。

「・・・全部、骸がやったんでしょ」

私は、呟いて部屋へと戻った。



「・・・隼人?」
「十代目、あの女に近づかないで下さい」
真剣な表情で隼人は言った。
肩を掴まれる。
「・・・何で?」

「アイツは、人間じゃないんです!信じてはいけません!」

何故、人間じゃなければ信じてはいけないんだ?

「・・・俺は、何もされてないし、せつなに暴行を受けてない」
「!」

「被害者の俺が、覚えがないなんて可笑しいよな。何で嘘をついた、隼人」

隼人の顔が歪む。
口を開こうとした。
「ヒック・・・ツナさァン・・・」
「・・・ハル?」

「ハル、刹那ちゃんに殴られましたぁ・・・何時もツナさんに引っ付いてウザイからってぇ・・・」

泣きながらそういうハル。
どういうことだ、コレは。
だけど、俺の中にはある一つの直感が告げていた。

「・・・そんな事、刹那がするわけがない」

アイツは、誰にも無興味で、無感情なんだ。
嫉妬や怒りでそんな事する訳がない。


そんな風に、オレガしてしまったのだから俺が一番わかっている。


「・・・刹那の所行く」
「十代目・・・」

俺は、刹那を信じる。



私は、ツナを信じる。

Re: 気持ちの歯止め—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/27 18:08
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第三話 互いの確認


ピンポーン・・・

チャイムが鳴り響いた。
私は玄関の扉を開ける。

「・・・ツナ?」

何でここに居るんだ?
まだ営業中じゃないのか?
「・・・一つ聞く。お前、ハルを殴ったか?」
私は一瞬頭の中がまっしろにそまる。
「やる訳ないだろう。私の中には感情という感情がないのだから」
「・・・そうだよな」
ツナは何故か安堵したように溜息を吐いた。
私はツナの顔を見て言う。
「・・・ツナ、最後まで私のこと信じる?」
「・・・当たり前だ」
お前は俺が壊したのだから。

それに———だから。

「・・・何かすっきりした」
「?」
「何でもない」
私は笑う。
感情が無くても、笑う事はできる。
「・・・そうか、じゃあ俺は帰るな」
「うん」
ツナは家に帰っていった。
私は玄関の扉を閉め、部屋に戻る事にした。

「・・・」


—刹那。俺はお前が嫌いだ—

—・・・そう—

—大嫌いで大嫌いだ—

—・・・—

—でも、———だ—


記憶の中の大事な言葉を、忘れていた。


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