二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 混濁の大空—REBORN— —第二章—
- 日時: 2010/07/04 10:25
- 名前: 冷却 (ID: A2keqJ/o)
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—『 』。
—最後に聞こえた言葉は、淡く泡となって消えていった。
混濁=澄んでいない事。濁っている事。
ジャンルはトリップ&切ないシリアス系統です。
・目次
—第一章—
第零話 —灰色— 暇潰しの自殺行為。
第一話 —二年後— あれから二年後。
第二話 —ザンザス— ザンザスとの出会い。
第三話 —暴走の覚悟— 何かが、弾けとんだ。
—第二章—
第四話 —成長— あれから十年後。
第五話
第六話
第七話
第八話
第九話
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- Re: 混濁の大空—REBORN— ( No.1 )
- 日時: 2010/07/02 15:26
- 名前: 冷却 (ID: A2keqJ/o)
第零話 —灰色—
フェンスの向こう側を見据える。
眼鏡を外して、俺は空を見上げた。
「・・・」
(暇だ・・・)
頭を覚醒させているつもりだが、体がだるい。
そんな時思ったのが、
(向こう側に飛び降りたら、こんな暇な人生送らなくてもすむかもな)
ガッと、フェンスの向こう側へ——・・・。
飛び降りる。
フワッと一瞬浮遊感を感じた後、衝撃が体を貫いた。
—『 』
最後に聞こえた言葉は、落下する間。
◆
(・・・どういうことだ、コレは)
俺は混乱していた。
俺は確かに死んだはずだ。
なのに何故、眼を覚ます?
目の前には、
「パパでちゅよ〜綱吉〜」
(・・・どういうことだ)
俺は呑気に考えながら、周りを見る。
ベッドに横たわって俺達の様子を見てニコニコしている女性に、目の前の男性。
更に赤ん坊になった俺。
頭の中で出した答えは一つ。
—転生したのか、俺は。
両親となる二人の大人は俺を見てうれしそうにしていた。
「ほぉら綱吉〜」
ヒョイッと俺を抱き上げる目の前の男の人。
浮遊感とともに俺には睡魔が襲う。
睡魔に身を任せ、俺は眼を閉じた——。
—《混濁の大空》は転生した。
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