二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 王子の恋 来る
- 日時: 2010/07/18 19:24
- 名前: ベルマモ (ID: 5NRE2t7J)
ベルフェゴールとマーモン(バイパー)のお話。
アルコバレーノの呪いが完全に解け、元の姿のマーモン…じゃなくて今回はバイパーでやろうと思います。
性別不詳のバイパーですが、女の子設定にしています
これは、この姿でのベルフェゴールとのやりとり物語。
- Re: 王子の恋 来る ( No.13 )
- 日時: 2010/07/20 19:48
- 名前: 宇治金時 (ID: 5NRE2t7J)
今までの読みました!会話だけでも面白いですよ!
続き待ってます!!
- Re: 王子の恋 来る ( No.14 )
- 日時: 2010/07/20 20:41
- 名前: ベルマモ (ID: 5NRE2t7J)
王子が人探しなんて、滅多にしないことなんだ
殺し屋を探す状況である以外は。
かくれんぼは知ってる 殺し屋とよくする遊びの一種みたいな?
アジトって30名は生活してるし、結構広範囲なんだよね。
タッ
ベル「………」
面倒。普段歩き回らないから、アジト内でこんな部屋知らねーってくらい部屋を見つけた。
まるで、幼少の頃に良くしたかくれんぼみたい
別の任務先…いや、ならルッスーリアとかが知ってるハズ
- Re: 王子の恋 来る ( No.15 )
- 日時: 2010/07/20 22:45
- 名前: ベルマモ (ID: 5NRE2t7J)
そういやアイツ、付き合いも悪いような奴だし。
またフラフラ一人でどっか行っちゃたのかも
でも何か…前とは違うっつーか。
レヴィが除いた時マーモンがソコに居たと思うと、どんな反応したのかとか。そんな考えが頭をよぎる
ピタ
ベル「…」
何 この…って。いつもらしくなくね?
アイツ、マーモンを女として見るようになってから、どこかが狂ったことに気がつく。
ベル「待てよ、ねーって。」
いや、てことは女として見てるってことになんじゃね?
いきなり、知ってから…確かに驚いたけどさ。
ベル「ん〜…」
ザッ
ん?
ベル「ゲ!?」
ボ、ボス…!
XANXUS「………」
ボスじゃん!?…っと
ベル「ボス、何か用?」
あっぶねー 居たのかよ…タダでさえこんな時に
XANXUS「…ドカスが」
ベル「…」
おいおい 他に何かねーのかよ
絶対言ったりしないことだけど、ボスの単語力とかどうなってんだろ。
何かあると「ドカス」しか言わね
ベル「まーさっさと行っちまったし、どうすっかな〜。」
きっと、マーモンを探し回ったりしたのはからかいたかっただけろう。
あーあ 馬鹿らし。とんだ茶番だったっつーワケか
スクアーロ「う゛おおぃ!!ベルぅ!」
ベル「ん?」
出た 聞こえてるっつの
スクアーロ「う゛おぃ!誰かバイパーを見たかぁ!?」
『誰か』ってこの付近には俺等しか居ねーし…
ベル「見てないけど つーか俺も今探してるんで」
スクアーロ「そうかぁ…アイツ、何処ほっき歩いてる!」
ベル「さーね でもまだ見てない場所もあるから、ソコら辺にに居るかも」
スクアーロ「アイツにしかこなせない、貴重な任務業が届いててなぁ 頼るしかねーんだぁ!!う゛おおぃ!バイパー!!」
ベル「!」
センパイは、『バイパー』って呼んでるし…まあ普通はそうだろな
俺はヤだけど
ベル「めんどいし、やっぱもういーや」
王子が人の為に何かするなんて、ありえないし。
時間になれば帰ってくるしょ
それまで部屋でゲームでもするしかねーか。
ガチャ
無駄に広範囲だからここまで来るのも疲れるんだよね。
ベル「…!」
バイパー「遅かったじゃない」
………何か居るし。
ベル「マーモン…?お前いつから居たの?」
バイパー「さあ、30分前には居たよ」
俺が歩き回ってる時間帯じゃん?
ベル「うーわ…王子に散々探させといて?」
バイパー「…何言ってるんだい?」
ぽす
ベル「つーかさ、王子のベッドでくつろぐのやめてくんない?」
バイパー「座ってるだけでしょ、君は人の部屋で普段豪快に居座ってるみたいだけど?」
王子はいーの
ベル「探してたのにさ、反則じゃね?」
バイパー「どんなルールだよ。そもそも君の言ってること、理解出来ないね」
ベル「…うーわ、ムカつく」
バイパー「悪いけどこの姿で君と遣り合うのはもうおしまいさ」
ベル「だったら喧嘩売んな」
バイパー「売ってないよ、突っかかって来るのやめてくれない?」
ベル「…もういーよ。王子疲れた」
バイパー「ム 乗り気じゃないらしいね…何してたかしらないけど」
ベル「からかう気もねーよ、遣り合えないんじゃなー」
バイパー「ふうん………」
何だか、前とは違って君とどう接したら良いのか分からない。
ベル「……」
探してたっつったら、どんな顔すんだろ。
あー…顔は見えないから反応か
やっぱ女にしか見えねー。どうすりゃ良い?
- Re: 王子の恋 来る ( No.16 )
- 日時: 2010/07/21 10:14
- 名前: ベルマモ (ID: 5NRE2t7J)
無意識でマーモンを特別扱いで見てるのは気付いてしまった
柄にもなくさっき、探したりしたのはこのことなんだよね。
ベル「なぁ…」
バイパー「それより、大事なこと忘れてるでしょ」
ベル「あン?」
バイパー「ほらね。忘れないでよ、こないだ前借りしておいた現金、手渡しに来たのに」
…何だ 金目当て つーか、いつものことかよ。
ベル「あー…そういや貸したっけ」
バイパー「きっちりしといた方が良いよ、金の貸し借りは」
ベル「王子は金あるからいーの 4ケタかそこらのモンだし」
バイパー「ム 千札だって使い道によれば、立派な大金になる。僕にとってはね」
ベル「庶民くせー、てか金にうるさい割に、ちゃんと返すクセついてるよなぁ」
バイパー「自分がされたらたまらないからね。こういうのはきっちり返さないとね」
ベル「集めてたのって呪いを解くためだけじゃねーの?」
バイパー「ム 違うよ。コツコツと貯めるクセはついてたからね」
ベル「ガキの頃からそんな強欲性むきだしとか。」
バイパー「色々、金がかかるんでね。君と違って」
ベル「ししっ当たり前じゃん?王子だぜ」
目の前に居るこの女が、王子の隣に定番の王妃
…だったりして。俺の中で
バイパー「さてと…」
ベル「部屋戻んの?」
バイパー「うん。いつもの如くもたれるなとかうるうさい奴の部屋に居ても仕方ないしね」
ベル「しし、遣らないっつったクセによっくゆーよ」
バイパー「そういえばさっき、スクアーロが僕に任務だって叫んでたっけ」
ベル「…あー、確かアイツも探してたかもなー。」
バイパー「『も』って、どういうことだい?」
ベル「何でもねーよ」
!
バイパー「また出なくちゃいけなかったりして。勘弁してほしいよ」
そうだ このまま出て行かれるのもヤだし、レヴィの話でもしてやろう。
ベル「なー マーモン?」
バイパー「………その名で呼ぶな」
うーわ、怒ってる?
ベル「だって仕方ねーよ、今までずっとこうだったじゃん。ルッスーリアとかもまだそう呼んでたぜ?」
バイパー「止めるように言っといてね」
ベル「指図すんな」
ま、チラっとなら言ったりしたけど。
バイパー「悪いけど急ぐんだ。大事な任務かもしれないから」
ベル「おーい 待てって。聞いたらどう反応するかなー?」
バイパー「…何だい」
ベル「んー、実はさっきさ、マーモンの部屋に行った時、扉の前にレヴィが居たんだよね。除きっつーワケ♪」
バイパー「…レヴィが。ふうん、そう…後で締めてやらなきゃね」
ベル「ししし、でマーモンには言うなって顔してた。もう言っちゃったけどね」
そんな驚きもしないな。予想通りっちゃ予想通りかな
バイパー「まさか、以前からそんなことしてたんじゃないだろうな…」
ベル「してないんじゃね?そん時は男だったし」
バイパー「…言い方おかしいよ 僕は男女かよ。」
ベル「だってそうじゃん?あん時は誰もが、男だと思って接してたワケだし」
バイパー「…言わなくて良かったよ。本当のこと」
ベル「ま、レヴィのことだし。女に目がいっちゃうのも分からなくもねーよ」
バイパー「………ベルは」
ベル「ん?」
バイパー「…僕を、女だと思って見てるの」
ベル「!」
バイパー「………」
マーモンが何か変。後ろ向きだし…何より声とか調子とか
ベル「…見てたらどうする?」
『見てねーよ』って言うつもりが、変になった。
バイパー「…」
本音だし
何か言えよ
バイパー「…言っただろ 僕はどっちも嫌なんだ」
ベル「女、なのに?」
じゃあ…
ベル「どうしろってんだよ。」
バイパー「…今まで通り、接してくれたら良いよ」
ベル「俺だけに言ってもなー。」
つーか、ワケ分かんね
霧の守護者…術士って皆考えが暗いし、良く分かんない。
バイパー「ベルは…どっちだと良かった?」
…うーわ、ムカつく
ベル「何が言いたいワケ?」
バイパー「女だって知ってたら、あまり深入りしなかったんじゃない」
ベル「そうかもな。好きくないし」
つーか、やめろって。
そんな女みたいなこと言うの
ベル「しし、何 俺に好きになってほしい?」
ス
バイパー「! …来ないでよ」
ベル「じゃーさっさと行きゃいーじゃん。」
バイパー「言われなくても、そうするよ。」
ガチャ
ベル「!」
バタン
バイパー「!」
開いた扉を、全開も半分も開く前にさっと閉め直した
ベル「やっぱ行かすのやーめたっ」
バイパー「…怒るよ」
ベル「うーわ、幻術使うとかひきょー。」
バイパー「…使うワケないだろ」
ベル「なぁ?で、どうなの 好きになってほしい?」
バイパー「いい加減にしなよ そんなつもりで言ったんじゃないし」
ベル「王子にはそうとしか聞こえないんだよね」
ししし、マーモン可愛い
不覚にも、そう思ってしまった
ベル「認めたかないけど、王子は嫌いじゃないよ」
バイパー「…!」
ベル「女でも良いなって思ってる…しし」
バイパー「そんな風に言われたの、君が始めてさ」
ベル「今まで気に入った特定の奴なんて居なくてさ」
マーモンも 俺のこと嫌いじゃないよね
ギュ
バイパー「よせよ」
ベル「何にも変わらねーよ。抱きやすいし」
バイパー「今はバイパーだ、あの頃のマーモンじゃない」
華奢で小柄なマーモンを、背後からそっと抱きしめた
- Re: 王子の恋 来る ( No.17 )
- 日時: 2010/07/21 19:12
- 名前: 宇治金時 (ID: 5NRE2t7J)
長い!そして、気になる続き!
次でlastかな??
マーモンがやけに女の子らしいと思う!
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