二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Black★RockShooter*ボカロ小説
- 日時: 2010/07/27 17:28
- 名前: 黒 ◆oKJqjubmQU (ID: 35AN48Qe)
この小説は初音ミクオリジナル曲
「ブラック★ロックシューター」
をイメージした曲です。
尚、本家様の曲とあまり関連性は御座いません。
それを御承知の上でgdgd B★RSの小説を
お読みください。
Page:1
- Re: Black★RockShooter ( No.1 )
- 日時: 2010/07/27 17:18
- 名前: 黒 ◆oKJqjubmQU (ID: 35AN48Qe)
———ブラック★ロックシューターの力を
手にする者…それすなわち世界のすべてを
握るもの…その力を手にする権利は全世界の
国民に平等にあり、力を手に入れた者は
真っ先に我が国の国王クティーナル様に
献上する義務がある。
もしもその義務に逆らう者が出てくれば
その者は厳重に処罰する。
尚、この書物に対しての意義・反論は
受け付けず—————
「…くだらない。」
私はそう呟いて本を閉じた。
今日の午前12:00ピッタリに配布された本。
全国民に配布されたらしい。
なにが『平等』だ。
国王に力を献上??そんな滑稽な事誰がするのだろう??
事実、私の兄はBRSの能力を国王に献上しなかった。
…まぁ、役所の役人に見つかって絞首刑になったけど。
兄も国王も役所の役人もこの国にいる全員は全て滑稽だ。かわいそうに。
目を閉じると、兄の声が頭に響く。
{ルーク、お前の事は俺が守る}
{ルーク、俺は…もう限界だ…逃げろ}
{俺の事は気にするな!!先に行け!!}
{走れ!!ルーク!}
反響する声が嫌で、発狂しそうになる。
自我なんて…いらない。
私が欲しいのは…BRSの、能力だけ。
- Re: Black★RockShooter ( No.2 )
- 日時: 2010/07/27 17:27
- 名前: 黒 ◆oKJqjubmQU (ID: 35AN48Qe)
こうやって何十時間、何百時間と
BRSの事を調べ続けても
BRSの重要な情報は掴めない。
どんなに辛くても涙さえ枯れ果て
国王による圧迫に今を生きるのに精いっぱい…
未来への希望なんて見えてこない。
高い税金。それを収めるのが義務。
その方針がおかしいのだ。
私達国民がどれ程苦労しているのかなんて
知らない…それ以前に知ろうとしていないのに
良い国王気取って……
両親は国王に意見を言っただけで
その場で情の無い兵士達に殺された。
唯一の兄も……
愛しの人も飢えて死ぬ。
「国王さえ…いなければッ!!」
読んでいる書物を壁に投げつける。
「こんな事しても…なんにもなんないじゃないッ!」
小さな声で呟く。
その時、書物に埋もれた書棚から何かが
落ちてきた———
- Re: Black★RockShooter*ボカロ小説 ( No.3 )
- 日時: 2010/07/27 17:31
- 名前: 黒 ◆oKJqjubmQU (ID: 35AN48Qe)
「……」
{ソレ}に手を伸ばす。
小さな小瓶。透明な瓶の中には
蒼い液体と星型の黒い物体。
「……??」
その瞬間だ。
迂闊ながらその小瓶を床に落としてしまった。
瓶の割れる音と共に私の身体にその瓶の
中身が付く。
「?!」
その瞬間だ。目の前が真っ暗になった—…
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。