二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

〜Succession〜−継承−—REBORN—
日時: 2010/08/06 15:47
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

——Thing that remains at the end
最後に残る物。
それは一体なんでしょう。それは、終わりに残る物で、終わらないと判りません。



がんばって書きます!(もうコレしか言う事が無い・・・)

注:題名を変えました!



・登場人物紹介
終崎終夜  普通の中学生・・・の、はず。運動能力は雲雀を超えるかもしれない、最強な転校生。

:時空軸は継承式編からです。



大嘘吐き、——ジュンテリーア



・進行状況
—Lia,00— Prologue——プロローグ
—Lia,01— 転校生達
—Lia,02— 鼓動の原動

Page:1



Re: 〜The end〜—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/08/06 15:07
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

—Lia,00— Prologue


自分の手が真っ赤に染まるにつれて、俺は「 嘘 」を覚える。


自分は罪そのものだと、

        このナイフが言い聞かせているようだった。


幼い存在の自分は、既に闇の社会へと引きずり込まれていった。

幼い頃から、全ての罪を背負い、人を殺した。

自分が生き抜くため?

そんれは違う。


—自分が安心する為だ。


正義があるなら悪もある。
悪があるなら正義があるように。
対義語は存在するように。
対する存在もある。

罪深い手を、真っ赤に染まった手を見ながら、俺は感情を偽って、死体を平然と見据える。

真っ赤に染み込んだ、元々は白いじゅうたんの上を歩きながら、俺は拳を握る。

——罪なんて言葉は無意味。

そう、誰かが教えてくれた。

「・・・」

真っ赤な手は。


                   ——只、罪を握る事しか許されない。




(涙なんて、枯れてしまうほどに)(血の味が、染み込んでしまった)





——その日を境に、俺は記憶を無くす。

Re: 〜The end〜—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/08/06 14:43
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

「始めまして、転校して来た終崎終夜です、宜しく」

俺は、そう笑った。



—Lia,01— 転校生達


「此処が職員室か?」

俺は少しだけ躊躇して、扉を開けた。
扉を開ければそこにいたのは、もう二人の転校生らしき少年と——性別不明な人物。

(って言うかその前にあの二人、普通の転校生か?)

「あぁ、キミが転校生の終夜君だね」
「あぁ、ハイ。あの、そこの二人は・・・」
「キミと同じく転校して来た炎真君とシットピー君だよ」
先生、何も疑問が浮かばないんですか。
俺も人のことは言えないけど。

俺はチラッと二人の生徒のうち、一人のおとなしそうな少年のほうを向いた。

少年も俺のほうを向いた。

何処か気弱そうな少年だ。

「・・・始めまして」
「あぁ、うん。始めまして」
俺は苦笑いをする。
上手く笑える事が出来ない。

(と言うかほぼ原因はシットピーって言う生徒の所為だけど)

俺は視線をそらして、そう呟いた。





「じゃあ、呼んだら入ってきて」
「ハイ」

—ピシャッ

先生は教室の中に入っていった。

「えぇと、古里炎真君、だったっけ」
「うん」
「えと、ね。と、友達にならない?転校生同士って事もあるし」
「いいの?」
「うん」

俺はそういって、握手をするはずの手を差し出した。

差し出された手を、古里君が握った。

すると、何故かシットピー君が入っていった。


「マイネームイズ・シットピー!しとぴっちゃんと呼んでクダサーイ!」


教室中から驚く声が聞こえた。

「アハハハハ・・・」

俺は苦笑する。
しかも特技がハッコーって・・・。
すると古里君も入っていった。
俺も続いて、教室に入る。

「古里・・・炎真・・・」

ボソッとしたその声は、何処か寂しく思えた。
俺は少しだけあせりながら、聞いている。

「声が小さい!もう一度!」
「・・・・・・・・・・」

沈黙が続いた。

「じゃ、じゃあ、次、終夜君」

「あ、え、ハイ。終崎終夜です。宜しくお願いします」

俺はそういって、転校した。



(まだ、気が付かない)(俺の未来)

Re: 〜The end〜—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/08/06 15:05
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

転校生は三人居た。
一人はシットピーって言う、不思議な転校生だった。
もう一人は古里炎真君って言う、気弱そうな少年だった。


そして、もう一人。

終崎終夜君って言う、普通の転校生だった。


休み時間、その終崎君を見つけた。

「終崎君?」
「へ?」
終崎君は俺のほうを向くと、苦笑いをした。

(何時も苦笑いをしてるよな・・・終崎君)

「何してるの?」
「え、いや、本探しててさ」
「・・・本?」
「うん。並盛中学の本、見てみたくて」
そういって終崎君は本棚を見ていた。
「そうだ、終崎君。一緒に帰らない?」
「あー、いや、ゴメン。ちょっと行く所あるから」
「そう?」

終崎君は本棚から視線を外して、歩き始めた。

終崎君の背中を見て、俺は自分も帰ろうと帰宅する準備をした。





さっき、同じクラスの沢田という少年と出会った。
何か不思議な感じが出ていたような気がする。

俺はそんな疑問を胸に、「 応接室 」を目指した。

「おっと、此処か」

俺は立ち止まって、応接室というプレートを見た。


—ドンッ


「?」

俺は唐突にぶつかってきた背の高い女子を見上げた。


(この制服・・・至門中学の・・・って事は古里君と同じ転校生?三年生だろうか)


そんな思考をめぐらしながら、背の高い女子を見ていた。
背の高い女子は、応接室を遠慮なくあけた。


「失礼!」


中に居たのは、雲雀恭弥という人だった。

「貴方が並盛中風紀委員長雲雀恭弥」

「誰?君?」


「至門中学三年、鈴木アーデルハイト」


(外国人?)

「これより応接室は粛清委員会に明け渡してもらいます」
「粛清・・・委員会?」
「断るのなら、それなりに」

「粛清委員会?」

俺は唐突に割り込んでしまった。
だが、俺が誰なのかは聞かなかった。

「えぇ、これからこの学校の治安は並中の風紀委員会ではなく至門中の粛清委員会が守ります」

「ふうん。面白いけど・・・。それには全委員会の許可が必要になるな」

「もう許可は取りました」

「!」


すると鈴木さんが証拠となる写真と指紋の紙を取り出した。


「力ずくで」


「ワオ」


何かやばい雰囲気になってきた・・・!

俺がおびえていると、二人は会話を続けていく。

「僕がその申し出を断っても、君はあきらめそうに無いね」
「当然です、力ずくで納得してもらいます」


二人の視線がスパークした気がした。(同時に頭が痛くなった)

Re: 〜Succession〜−継承−—REBORN— ( No.5 )
日時: 2010/08/06 15:47
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

俺は——何者なんだろうか。


—Lia,02— 鼓動の原動


「いや〜」

道路に俺の声が響いた。
俺は塀の上を歩いているリボーンに話す。

「そのシットピー!って子、メチャメチャ変でさぁ。お弁当なんてアンコだけなんだぜ!」
「獄寺の言うとおり、本当にUMAだったりしてな」
「お前まで言う?」

「金出せオラァ!」

すると、向こう側から大きな声が聞こえた。
俺は前を向いた。

「!ケンカ!?」

「口が付いてねぇのかあぁ!?」
「かわらにさらすぞ!」

二人の不良にけられながら蹲っていたのは——。

「おとなしいほうの転入生だ!」
「弱い者イジメはやめねぇか!ゆるさねーぞ!」
「!?」
後ろからリボーンがメガホンを使って不良達を一括した。

いやな予感が頭をよぎる。


—ドガッ


「ツナがな」

「えー!」

俺は不良達の前に倒れる。
「あーん?」
不良達は、俺を見てニヤニヤした笑いになった。
「誰かと思えば2−Aのダメツナじゃねーか」
「苛められっこ同士の助け合いか?」
「いえいえいえ!そんなつもりはこれっぽっちも!」

だが、そんな言い訳は効かず、けられ、殴られた。





「んー?」

俺は帰り道、(逃げてきた)二人の少年が倒れているのに気が付いた。
俺は近寄ってみる。
「あれ、沢田君に古里君?」
「え、終崎さん?」
「終夜君」
俺は二人のボロボロな姿に苦笑した。

「何やってたの?」
「あ、いや、ちょっとね」

沢田君は苦笑した。
すると古里君が教科書やらを拾い始めた。
俺と沢田君も拾い始める。

「こ、これ・・・」

沢田君が、教科書を古里君に差し出した。
古里君がその教科書を受け取ろうとした時、


—キョアァァァ

                              —ドクンッ


「え!?」
「!?」
逃げるように古里君は歩いていった。


—俺は、鼓動が早くなるのを感じた。


胸を押さえ、座り込む。

「え、終夜君!?」
「だ、大丈夫」

俺は苦笑いで答えた。
すると近くに、赤ん坊が立った。

何かを拾って、俺を見た。





さっき、何かを感じた。

古里って奴からと、終崎って言う転校生からだ。
終崎はフラッと立ち上がった。
「オイ、お前」
「・・・赤ん坊・・・?」
「お、オイリボーン!」
ツナが何かを言っている気がするが、俺は無視する。
「お前、何者だ?」
「・・・一応、普通の中学生・・・」
キョトン、とした目で見る限り、本当らしい。

(だが、それだと今の感覚が嘘になる。何なんだ・・・?)

Re: 〜Succession〜−継承−—REBORN— ( No.6 )
日時: 2010/08/09 13:48
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

「あったぞ・・・」

リボーンは屋根裏部屋で本をあさっていた。
本はボンゴレに関する物だった。

「!このシモンか・・・」

そしてもう一つ。
リボーンは本をとって、独り言を呟く。


「・・・終崎家・・・ッ!コレは・・・」





「・・・ん?」

次の日、俺が登校したとき屋上を見上げる人だかりが出来ていた。
俺は屋上を見上げる。

(風紀委員長に、アーデルハイトって女の人だッ!?何やってんだの人たちッ)

「終夜君ッ!」
「沢田君、あの屋上に居る人って・・・」
「雲雀さんって言う風紀委員長に」
「粛清委員会の委員長、アーデルハイトだよ」

隣には炎真君が居た。
何か更に傷が増えてる気がする・・・。

「ッて言うか早く止めなきゃッ!」
「あ、俺も行くッ!」





「雲雀さんッ!」
「風紀委員長さんッ!」

屋上に駆け上がれば二人はフェンスの向こう側に立っていた。
今にも落ちそうだ・・・。

「ツナに転校生ッ!」
「十代目ッ!」
「山本に獄寺君まで!」

すると沢田君がもう一人の男の人に気付いてびっくりしていた。

「転入生のダチで水野薫って言うんだ」

(本当に中学生かよ・・・)

「何をやっとる雲雀!」
「京子ちゃんのお兄さんッ!」
「結局並中生など倒してしまえッ!」
「困ったもんだなアーデルハイト」
「他のクラスの転校生?」
「始まったぜッ!」

山本という同クラスの子が叫んだ。
俺は視線を風紀委員長に合わせる。

「粛として清まりなさい」


—シュッ


「金属製の扇子ッ!?」

鉄扇を取り出したアーデルハイトと言う転入生の攻撃を避け続ける風紀委員長も凄いが、転入生も凄い。
俺は呆然とその戦いを見ていた。

「甘い!」

—ボォッ

ガッ

「(今のは、炎・・・?)」

—ドクッ

「ッ!?(またッ・・・)」

俺は再び早くなる鼓動を抑えながら、蹲る。
すると何処からか赤ん坊が来て沢田君の背中をけった。
吹っ飛ばされ、二人の間に割り込む形になる。

「あっ」
「何してんの?君」
「うぅーつぅ〜」
「今のを喰らって平気なのかッ!?」
「何すんだよリボーン!」
「無意味な抗争を防ぐのはボスとして当然だぞ」

その赤ん坊に驚く炎真達を、俺は見なかった。
次第に鼓動が早くなって、抑え切れない。

(何なんだ、コレは・・・)

気持ちが悪い。

「何言ってんだよ!学校の喧嘩だぞ!抗争やボスは関係ないだろ!」
「関係大有りだぞ。終崎終夜以外——客だからな」
「客?」
「ああ。こいつ等はシモンファミリーtって言ってな」

シモン・・・?


(何処かで聞いた事があるような気がする)


俺は、痛み出す頭を抑えた。



「ボンゴレのボス継承式に、招待されたマフィアなんだ」





—ボンゴレ継承式まで、後7日。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。