二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園ベビーシッターズ ★チビちゃん達の面倒は大変だ!★
日時: 2010/10/09 10:15
名前: 樹 (ID: zWHuaqmK)

オリキャラ紹介
★狐川 愛華(こがわ あいか)
高1。竜一と同じ『ベビーシッターズ部』に入っている。
★狐川 花恋(こがわ かれん)
愛華の妹。


見て下さい♪
(これは、私の好きな漫画の小説です。ぜひ見て下さい!)

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Re: 学園ベビーシッターズ ★チビちゃん達の面倒は大変だ!★ ( No.1 )
日時: 2010/08/16 19:25
名前: 樹 (ID: 2cRnojto)

—おばさん、お母さんとお父さんはどこにいるの?—
 
私達の両親はまだ、生きていると思ってた。





でも、もう




—この世には
     いない・・・—

Re: 学園ベビーシッターズ ★チビちゃん達の面倒は大変だ!★ ( No.2 )
日時: 2010/08/16 21:33
名前: 樹 (ID: 2cRnojto)

「わぁ・・・。大きな学校・・・。」
「アイちゃん、パパとママはどこなの?」
「花恋・・・。パパとママは今出かけてるんだって。早く戻って来てくれるといいね。」
私は花恋に寂しい思いをさせない様に頑張ってきた。
まだ、花恋だって小さいんだから。
私みたいに寂しい思いはさせたくないから。

「こりゃ、世話が大変になるね・・・。いいかい?あたしは理事長だ。あんたらもここで暮らすんだよ?」
「はぁい。」
「はい。本当にありがとうございます。」
もう感謝しなきゃ。
「あれ?この子は誰ですか?」
「この方は狐川愛華様と狐川花恋様です。竜一様と虎太郎様と一緒に住まわれる方ですよ。」
「そうなんだ。俺は鹿島竜一。よろしく。そしてこいつが鹿島虎太郎。俺の弟。」
「あ・・・。よろしくね。」
私はこの学校で楽しくやって行けるのだろうか?

Re: 学園ベビーシッターズ ★チビちゃん達の面倒は大変だ!★ ( No.3 )
日時: 2010/08/18 12:25
名前: 樹 (ID: 2cRnojto)

「狐川さん、こっちこっち!」
「あ・・・。鹿島君。」

「・・・どこ?ここ?」
「花恋ちゃんや虎太郎が通ってる保育園だよ。君もここで俺と狼谷と一緒にベビーシッター部に入るんだよ?」
「・・・そうなんだ。分かった。入るよ。」
「・・・ん。あんた誰?」
「私は狐川愛華です。ベビーシッターズ部の部員です。よろしくお願いします。」
「・・・ああ。俺は狼谷隼。鹿島と同い年。」

「・・・ん、君誰?」
なんか今日は挨拶してばっかりだな・・・。
「私は花恋の姉の愛華です。ベビーシッター部に入る事になりました。」
「おお。姉妹2人して可愛い名前してんね〜。しかも美人じゃん。俺は兎田って言うんだ。この部のスタッフ。」
スタッフって言うより部員に近いよね・・・。
「おれはかみたにたか!(狼谷鷹って言ってます。)」
「おれまみづかかずま!(狸塚数馬)」「おれまみづかたくま・・・(狸塚拓馬)」
「あたちくまちゅかきりんでしゅ!(熊塚奇凛)」
「うー。」
「あ、この子は猿渡美鳥ちゃん(さわたりみどり)」
「かれんのあねきってびじんだなー。」
「はは・・。それはどうも。」
「かれん、あいちゃんのことだいすきだもん。」
「私も花恋の事好きだよ?妹として。」

放課後
「狐川さんって、鹿島君と狼谷君と仲いいよね!」
「あ、うん。同じ部活に入ってるから・・・。」
「ベビーシッターズ?」
「うん。」
「おーい、狐川さん。部活行こう!」
「あ・・・。うん。じゃあ、またね。」
「ばいばい。また喋ろうね!」
「鹿島君、狼谷君は?」
「野球だよ。あいつは掛け持ちしてるから。」
「へえ。凄いね・・・。」
「狐川さんは・・・」
「愛華。」
「え?」
「愛華って言って。」
「ああ、うん・・・。愛華って、もといた学校では何部だったの?」
「・・・美術部。」
「へえ、凄いね。」
—愛華ね!大きくなったらお父さんと同じ美術家の人になりたいの!—
—そうか。頑張ってお父さんみたくなってね。—
—うん!—
「っ・・・。」
「愛華・・・?」
私は知らない間に泣いてた。
何も感情もないのに

ただ1人で、

泣いていた。

心の奥で、

たった1人で

孤独に

泣いていた。

Re: 学園ベビーシッターズ ★チビちゃん達の面倒は大変だ!★ ( No.4 )
日時: 2010/10/09 10:03
名前: 樹 (ID: zWHuaqmK)

「愛華。」
しわがれた声で、私の名前を呼んだ。振り返ると理事長がいた。
「理事長・・・?」
「愛華、あんただけが寂しい思いをしてる訳ではないんだよ。みんな苦労してる。寂しい思いをしてる。勿論私もそういう思いをしてる。竜一だって、虎太郎だって、花恋だって。だから、もう泣きやみな。」
そう言って理事長はハンカチをくれた。
「—・・・。はい。」
みんな、苦しみを味わってるのか。
私だけじゃない。みんなも苦しみがあるのか。寂しいのか。
そう思ってたら心が少しずつ温まってきた。

「苦しみを味わう分だけ、後から幸せがやってくる・・・か。」
私は花恋の寝顔を見ながらその言葉の意味を考えていた・・・。

Re: 学園ベビーシッターズ ★チビちゃん達の面倒は大変だ!★ ( No.5 )
日時: 2010/10/09 10:14
名前: 樹 (ID: zWHuaqmK)

「あ!!かれんのあねきがきた!りゅうもいる!!」
「愛華。大丈夫?」
「うん。平気。ありがと、心配してくれて。」
そう言って愛華はニッコリと微笑んだ。
すると、竜一の顔がピンクに染まったような気がした。

「鹿島と狐川。何の話をしてんだ?」
「あ、狼谷君。いや、ちょっとね。なんでもないよ。」
〜〜放課後〜〜
「猪又さん、どうしたの?」
「あなた、狐川愛華?」
「えぇ。そうだよ?」
「あの・・・。鹿島君にこれ渡してきてくれない?あ、中身は絶対に見ないでよね!!それじゃあ!!」
「え・・。あ・・・。」
そう言って猪又さんははいなくなってしまった。
さて・・・と、部活へ行こうかな。


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