二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 銀魂 ターゲットと兄
- 日時: 2010/09/24 18:24
- 名前: 花魅華 (ID: yeXFGmca)
土方夢を書きたいと思います!よろしくお願いします!
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- Re: 銀魂 ターゲットと兄 ( No.1 )
- 日時: 2010/09/26 14:02
- 名前: 花魅華 (ID: yeXFGmca)
プロローグ
「———…真選組副長 土方十四郎を…?」
「ああ、次のターゲットはそいつだ 土方さえいなくなれば真選組は消える」
「…わかりました して、松平をだまらせる事はできたのか…?」
「松平の娘を人質にとった アイツもおとなしくなったよ」
「さすがは針葉さん…私は真選組にもぐりこむから そこのところ忘れないでくださいよ」
「わかっている 頼むぞ 蘭」
「………しくじるワケがないですよ…」
少女の名前は蘭。闇売りだ。
いわゆる始末屋の様なもの。
暗い夜道を歩きながら独り言をつぶやいた。
「次の…ターゲットは土方………」
「兄さん………トシ兄ィ…」
少女の名前は蘭。土方 蘭。闇売りだ………。
- Re: 銀魂 ターゲットと兄 ( No.2 )
- 日時: 2010/09/26 14:43
- 名前: 花魅華 (ID: yeXFGmca)
1話
「本当に殺すのか?自分の兄なんだろ?」
「松平さん、貴方には関係ない どうせあっちは忘れてますよ」
「それも悲しいもんだな」
「闇売りに感情は必要ないと言われたので」
「そうか 俺はもう知らねーから じゃあな」
「はい、さようなら」
私はただ、単に屯所の廊下を歩いていた。
すると後ろから…
「おっ 君がとっつぁんの行ってた子だな」
「松平さんの事ですか」
「そう じゃ、ついてきて」
「はい」
「えー、今日から真選組に入ってもらう事になった えーっと…」
「蘭です よろしく」
「蘭ちゃんだ!」
「局長、言うの遅いです」
「そうか?まあ いい 誰か蘭ちゃんを部屋に連れてってやってくれ!!
ザキ、行け!」
「ちょっ局長今、誰かって言ったじゃないですか」
「アレ?そうだっけ まあいい 行け!」
「強制ですか…」
「君、蘭ちゃんだっけ」
「はい」
「…苗字は……」
「苗字ですか?聞いてどうするんですか?」
「え、いや あの名前だけじゃ気になるし…」
「どうせ信じないでしょう」
「どういう意味?それ」
「そういう意味です」
「だからどういう?」
「もういいですよ 言いますよ」
「苗字?」
「苗字です。」
「苗字か」
「蘭…土方 蘭です」
「…え?」
「だから土方」
「またまたぁ冗談を…」
「冗談じゃありません ここの副長は…
—————…実の、兄です。
- Re: 銀魂 ターゲットと兄 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/27 17:01
- 名前: 花魅華 (ID: yeXFGmca)
2話
—————…実の、兄です。
山崎の頭にはその言葉が何度も繰り返されていく。
「…ははは、じょ、冗談だよな…」
「どうされました山崎さん?」
「うおわっ!!ら、蘭ちゃん?」
「ええ、蘭です」
「あの、さっき言ってたことって…冗談だよね?」
「いえ、本当の事です その証拠に、副長さんも持ってるはずです 私と同じものを」
「同じ…もの?」
「はい、このペンダントです」
「あっ確かにそんな感じの奴を副長が持ってたよ」
「信じるも信じないも貴方しだいの事ですので。
そして、私のことは誰にももらさないでください」
「なんで?」
「私は………闇売りなんです」
「やっ闇売り!?
…って事は真選組の中にターゲットが…?」
「はい、それは…」
「それは?」
「し…真選組副長…土方 十四郎です」
「!!」
「山崎さん」
「な…何………」
「私のこと、ターゲットのこと、
闇売りに関する事を知ってしまった人は次に狙われるんです」
「なっ!」
「でも、大丈夫ですよ 貴方の事は上に報告いたしませんので それでは」
「あっ蘭ちゃん!」
「なんですか」
「副長の事、本当に殺すの?」
「……ふふ、どうでしょうね」
蘭はそういい残し、どこかへ行ってしまった。
(この事、副長に報告した方がいいのかな…
あの瞳は、嘘を言っているような目ではなかった。
それに、どことなく副長と同じ様な何かを感じたし…)
- Re: 銀魂 ターゲットと兄 ( No.4 )
- 日時: 2010/10/03 17:57
- 名前: 花魅華 (ID: yeXFGmca)
3話
「え?副長に会う?」
「ああ、あの時トシはいなかったからな」
「…わかりました」
「じゃあ、ついてきてくれ」
「はい…」
(トシ兄ィに会うのか…
何年ぶりだろ…)
「蘭ちゃん?」
「あっはい!なんでしょうか?」
「ついたぞ、ここだ」
「はぁ…」
「トシー 入るぞー」
近藤は戸をあけた。
いよいよ、蘭は兄に再会する。
「ああ、近藤さんか
…ん?誰だそいつ」
「新しく入った子だ
一応トシに挨拶させておこうと思ってな」
「あ…蘭ですよろしくお願いします…」
「…苗字は?」
「そ…それは、言えません…」
「何でだよ」
「…それも、言えません」
「名前しか言えないってのか」
「…はい」
「そうか」
—————…
そうして、トシ兄ィは私を部屋から出した。
どうやら、嫌われてしまったようだ。
…でも、仕方ないことじゃない。
言ってしまったら殺れない。
色々な意味があって、殺れない。
ひとつは、闇売りは私情をもらしてはいけない。
名前を出すだけでもだめな事なのに。
ふたつめは…知られてしまったら、私は 私は…
—————…私は、どうしたらいいのだろう
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