二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 銀魂 【私、真選組専属医術師です】
- 日時: 2010/11/13 19:30
- 名前: 海風奈義沙&白詰草 (ID: Ru7e1uoX)
題名のまんま、銀魂の夢小説となっています^∀^
主人公は、医術師の少女(?)です。
土方とラブになる・・・予定です^^;
荒し・悪口コメを言いに来た人は、さようなら。
二度と来ないでください^言^
by,海風奈義沙
〜作者紹介〜
・海風奈義沙
イナイレ・銀魂・ボカロ・コナン・プリキュア…etc が好きな、バカ少女です☆彡
豪炎寺さまと鬼道ひゃんと不動きゅんは私がだ〜い好きなお方です(≧▽≦)
白cの足を引っ張らないように、頑張ります!!
・白詰草(白c)
(たぶん、明日コメしてくれると思います!)
〜主人公〜
・会津 知捺 アイヅ チナツ
毒舌&Sな二十歳。二十歳で、薬草集めと人間観察が趣味。気に入らない奴(神楽や銀さん)には、毒を(死なない程度に)盛る。妙の知り合い。男のデレに弱いという意外な欠点がある。
真っ直ぐな黒髪に、切れ長の目をしている。後ろ姿が、桂に似ているような・・・?
宜しくお願いしま〜す☆
by,海風
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- 銀魂 【私、真選組専属医術師です】 第一話 ( No.3 )
- 日時: 2010/11/20 20:25
- 名前: 白詰草 (ID: eHYT4YxF)
「ふぅーー」
真選組屯所にて。昼下がりの柔らかな日差しが差し込んだ部屋で、紙の乾いた音がかすかに聞こえてきた。
男は、煙草を咥えながら、膨大な書類の山を次々とこなしている。
真選組、鬼の副長こと土方十四朗。
端整な顔立ちに、黒髪の短髪。その若さで真選組副長になるだけあって、頭脳明晰、剣術の腕も組の中でとび抜けている。まさに絵に描いたような男だが・・・一つ、難点を挙げるとすれば、極度のマヨネーズ中毒——いわゆるマヨラーであるということだ。
「ったく、あいつ・・・所構わずバズーカぶっ飛ばすんじゃねぇよ・・後始末させられる俺の身にもなれってんだ」
総悟のヤロー、と悪態をつきながらも、慣れた手つきで順調に書類を処理していく。坦々と書類を眺めていた目が、ある一枚の紙にとまった。
「ん?」
パラパラと紙がめくれる音が、ピタリと止む。土方の目線が文字をなぞってゆく。
「入隊希望・・・この時期に珍し・・・」
「きゃああああああっ!!!」
「!?」
突然の若い女性の悲鳴に、書類を吟味していた目が見開かれる。何事かと書類を投げ捨て、凄い勢いで部屋を飛び出した。
この声の大きさだと屯所内か?攘夷志士か・・・くそっ、近藤さんの居ないときに限ってっ・・・
騒ぎの方へと足を速めると、門の近くに、おそらく門番をしていたであろう隊士が2人倒れていた。
どきりと胸の鼓動が速くなるのを感じながら、隊士の1人を起こす。
「おい!どうした?何があった?」
耳元で怒鳴ったが、帰ってきたのは返事ではなく大きな寝息だった。
少し緊張の糸が緩んだが、同時に腹立たしくなり、一発顔面を殴り飛ばした。だが、それでもまったく起きる気配がなく、土方は諦めたように腰をあげた。
「副長っ!何があったのですか!?」
他の隊士たちも騒ぎを聞きつけたらしく、ぞろぞろと集まってくる。土方は苛立たしそうに舌打ちをした。
「分からねぇ。俺にもさっぱりだ。こいつらは多分、強力な睡眠薬でも嗅がされたんだろうな・・・目的も、どんな奴かもわからねぇし、取り合えず不審者がいたら捕まえろ。まだ屯所内にいるはずだ」
それぞれの隊に的確に指示を出す。最後、一番隊に裏に回れと命じようとしたとき、沖田がいないことに気がついた。
「・・・おい、沖田はどこだ?」
「え?あれ、そういえば・・・あ」
キョロキョロと周囲を見回す隊士たちの目線がある廊下の一点へ向く。つられて土方も顔を向けると、そこには、1人のん気に昼寝をしている沖田の姿があった。
「そォ〜ごォォ〜!!」
今にも殴りかかりそうな体を理性で止めながら、総悟の胸倉を掴んだ。そんな土方を気にもせず、沖田は大きなあくびをしながら、赤いお気に入りのアイマスクを取った。
「ふぁ〜あ、何ですかィ騒々しい。ちっとは寝かせてくれやせんか?」
寝癖でボサボサになった栗色の髪が日差しを浴びてきらきらと輝いた。
真選組一番隊隊長、沖田総悟。
童顔で、まだ子供らしいところもあり、齢18と組内でも最年少だが、その剣の腕は真選組最強と謳われる。それと共に、サディストな面でも真選組随一である。
「ざっけんな!テメェも早く行け!!」
「『行け』ってどこへですかィ?」
「っ〜〜!だから裏の方へ回って不審者をとっ捕まえろってさっきから言ってんだろぉぉぉぉ!?」
「ふっ!副長落ち着・・・・」
バタリ、と突然後ろの隊士が倒れた。直後、土方にも独特な匂いが鼻をかすめ、一瞬意識が飛びそうになったのをなんとか持ちこたえる。
「何なんだよっ・・・睡眠薬か・・・?」
ふわふわと緑の粒子が舞う中、鼻と口を押さえながら目をかすかに開く。かすむ視界の中、1人、潤んだ目でこちらを見つめている人間がいた。
ツヤのある長い黒髪を、一纏めに高い位置で結び、それを際立たせるような白い肌。切れ長の目に、漆黒の瞳。男とも女ともいえるようなスラリとした長身の身体。
そんな、少し強気そうないでたちが、今にも泣き出しそうに顔を歪ませていた。
「誰だお前?まさかお前がこれやったのか?」
「・・・もうヤダ!早く会わせろよぉ!!」
「は?」
土方の問いには答えず、何故かその人はいきなり喚きだした。
取り乱している内に捕らえようとも思ったが、周りにはまだ粒子が舞っていて、迂闊に近づくこともできない。
「おい、質問に答えろ・・・って、ん?お前、どっかで見た顔・・・」
「土方さーん、一秒以内にそこどかねぇと頭吹っ飛びますぜ」
ぞくりと背後に殺気を感じ、咄嗟に飛びのく。一瞬目の前に光が飛び、焦げ臭い匂いが辺りに広がった。
こめかみをピクピクさせながら後ろへ振り向くと、沖田が煙が上がっているバズーカを片手に持ちつつ舌打ちをしていた。
「チッ、避けやがったか・・・」
「テンメッ、何しやがんだああああ!!危うく死ぬトコだったぞ!」
沖田に掴みかかり、凄い剣幕で怒鳴る。だが、まったく反省した様子もなく、無表情で口を開く。
「だからわざわざ忠告したじゃないですかィ。俺はただ、不審者がいたもんで土方さんの命令に従っただけでさァ」
「お前・・・ぜってぇわざとだろ・・・」
「それよりいいんですかィ?さっさと不審者捕まえなくて」
あっと声をあげ、沖田から手を離し、煙と粒子の中倒れている人の所へ走った。
肩を抱き上げ、頬をぺちぺちと叩いたが、意識を取り戻す気配もない。少し傷はあるが、大して大きな怪我もなく、命に別状はなさそうだ。土方は安堵の溜め息を漏らし、その場に残っている隊士たちに命を出す。
「おい沖田!俺は取り合えずコイツを運ぶからお前は他の隊士たちをっ・・・・」
鼻に、先ほどの独特な匂いをまた感じた直後、急に身体中の力が抜けた。ぐるぐるとした気持ち悪い浮遊感。急に呂律が回らなくなり、視界が歪む。
やべっ・・・まだ薬が舞って・・・
「あ〜あ、お荷物が増えちまった」
沖田の溜め息がやけに遠くに感じ、目を開けようとする抵抗も空しく、そのまま土方は深い闇の中に落ちていった。
- Re: 銀魂 【私、真選組専属医術師です】 ( No.4 )
- 日時: 2010/11/21 12:18
- 名前: 慶野 昧 ◆wAhmWKlUQI (ID: Ru7e1uoX)
—————女SIDE—————
私は頭が異常なほどに痛くなったので、目を開けてみた。だが——
「・・・は?」
目の前には、逆さに立っている男がいた。
いや、景色ごと丸ごとひっくり返っている。
さっきから頭がジンジン痛む。
そう思っていたら、男が近づいて来た。
「お目覚めですかィ?」
黙れ。
「誰だ? お前・・・。」
「さあな。」
だんだん、意識がはっきりしてきて、倒れる前に何が起こっていたかも思い出した。
どうやら、今私は逆吊りにされているらしい。
あぁ、こいつ、私をバズーカで撃った奴だ・・・。
不意に左に人の気配を感じたのでそちらを向いたら、
「・・・男!?」
男が私と同じように逆吊りにされていた。
異様に顔が近い。きっと、5cmもないだろう。
「・・・。」
さっと頬が熱くなっていくのを感じた。
そいつの顔は、結構整っていて、そこそこモテそうな雰囲気だった。
いじりたくなったが、無理だ。今は手もロープで縛られている。
「・・・なんつーこった。」
なんでこんなことになった?
元をたどれば、門番をしていた奴らがいきなり腕を掴んできたのが始まりだ。
最悪だ。私は・・・
「つかあんた、名前は?」
「知捺——会津知捺だ。」
「ふぅーん。」
「下ろせ。」
「なんか聞こえたでさァ。きっと気のせいでさァ。」
そう言ってバズーカをぶっ放した奴は持っていた缶の中身を私の髪にかけてきた。
「おい!」
「・・・。」
無視された。
髪からコーヒーの匂いがする。最悪だ。
「話は変わるが、近藤勲という奴に会わせてくれないか?」
「そりゃ無理でさァ。」
即答されてしまっては、何も言えないではないか。
そう思っていたら、救世主が現れた。
「あぁ、みんな。元気にしてたかい・・・って、総悟何してんの!?」
門からゴリラが入ってきた。
こいつ、お妙さんが描いた似顔絵にそっくりじゃねぇかよ。
「何って、不審者捕まえたでさァ。」
「いや、この子不審者じゃないよ!うん!」
「・・・ったく、ギャーギャーうるせぇな・・・ってなんだこれ・・・。」
左隣の奴が起きた。
すぐに隣の私に気づいたらしい。右に顔を向けた。
端正な顔つき・・・。気を抜けば、溜息をついてしまいそうだった。
「まず、二人を下ろしてあげよう!あ、最初に女の子の方だよ!間違えても土方を先に下ろすんじゃないぞ!」
「・・・。」
へっ。やっぱり、どこに行っても扱いは同じか・・・。
国一番の腕を持つ医術師の名はどこまで知れ渡っているのやら・・・。
そうこうしているうちに、下ろされた。
土方と呼ばれた奴はしきりにバズーカをぶっ放した奴に、キレてた。
「おい、テメぇ何やったんだ?」
「何のことですかィ?」
「しらばっくれんな!」
「・・・。」
勝手にけんかしてろよ。馬鹿男どもが。
「——という訳で、彼女が会津知捺だ。」
「・・・よろしく。」
ゴリラが話した、私がここに来た理由。
最近攘夷志士かなんかの動きが激しくなっているらしく、これから怪我人が増えるのを予想して私をここに呼んだらしい。
「でも、なんで女なんですかィ?」
ごもっとも。
「あぁ・・・それはだな。実は彼女、国一番の腕を持つ医術師といわれているんだ。」
「だからってことですか?」
「あぁ、そう言うことだ。土方。」
ふーん。
私と逆吊りにされてたやつは土方って言うのか。
覚えとこう。
(そうだ・・・。)
私はおもむろに台所へ行った。
そしてお茶を入れて、ついでに茶色い粉も入れた。
「くくく・・・。」
そう怪しく笑って、私はそれをあいつらのいるところへ運んだ。
「どうぞ。」
そう言って、土方にお茶を出す。だが・・・
「・・・。」
なんだか、もやもやする。
土方がお茶を飲む。飲んだ直後に私は行動を起こした。
まず、解毒剤を飲ませようと、あいつの口を無理やりあける。
「!?」
すまん。土方。
そのまま解毒剤を入れ、
「飲め。」
そう言った。
意外にもあいつは素直に従い、ごくりと解毒剤を飲んだ。
「つか、てめぇ!何しやがる!」
「うるさい!この、マヨラーが!」
「んだと!てか、なんでお前が知ってる?」
「ふん。さあな。」
「教えやがれテメェ!」
「うるさい!」
こうして、私と土方のケンカが勃発した。
「うるさいでさァ。一発撃ってもいいですかィ?近藤さん。」
「いや。ケンカするほど仲がいいというしな。ほっとこう。」
こうして、ケンカは二時間近く続いた。
でも、私はなんだか胸のあたりがポカポカ暖かかったのであった・・・。
- Re: 銀魂 【私、真選組専属医術師です】 ( No.5 )
- 日時: 2010/11/21 11:56
- 名前: 慶野 昧 ◆wAhmWKlUQI (ID: Ru7e1uoX)
誰か、コメントをくださるとうれしいです・・・。
- 自己紹介 ( No.6 )
- 日時: 2010/11/22 17:45
- 名前: 白詰草 (ID: J8qgC5Zh)
初めまして、白詰草と申します^^
脈絡も道筋もない駄文を読んで下さってありがとうございますm(_ _)m
漢字や意味を色々違って書いているかも・・・というか、絶対に間違えているところがあると思います^^;
見つけた場合は、どうかご指摘を頂けるとありがたいです><
すぐに訂正して、今後の精進へと繋げていきたいと思います。
初めてのリレー小説ということもあり、たどたどしいですが、海風奈義沙さんとリレー二次恋愛小説「私、真選組専属医術師です」を頑張って書いていきたいと思います!
拙い文で申し訳ありませんが、暖かい目で見守って下さると嬉しいです^^
コメントも、少しでも何か感想をいただければ、書きまくろう!と気力の栄養剤となりますので、ぜひ送ってください!
それでは最後に、「私、真選組専属医術師です」を皆様に少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
- Re: 銀魂 【私、真選組専属医術師です】 ( No.7 )
- 日時: 2010/11/30 18:39
- 名前: 慶野 昧 ◆wAhmWKlUQI (ID: Ru7e1uoX)
期末考査のため、更新はしません・・・orz
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