二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- とある騎士の戦線記録
- 日時: 2010/11/27 15:16
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
「母さん・・・・・父さん・・・・・・・」
少年の目にあったのは、血塗れの家族たち少女と少年は、涙を流さずただ絶望に支配されていた。そして血の溜まりに立っていたのは、黒い服を着た魔女。
「あら、まだいたのね」
魔女は、笑みを浮かべ右手を振りかざした。
「我は、魔王の契約者。天使を堕す狂気。人間を殺す絶望。いまここに光を奪う凍てつく魔の剣を」
そう唱えると影から黒い剣が出てきた。魔女は、剣を取り少年へ向かって振りかざした。少女と少年は、床に転び恐怖で足すら動かなかった。
「終わりよ。坊や」
ガシィッ!!という音とともに魔女の足には一つの手があった。
「あらまだ生きてたの。」
「逃げろ!レオン、ミリア!!早く!!」
父親は、叫ぶ母親も目を開け涙を流しながら言った
「レオン、ミリア!!早く逃げなさい!!早く!!」
少年は、ただ恐怖の中家族をみた。手を見ると震えていた。それは、恐怖のものなのか怒りのものなのかわからなかった。
「逃げるな・・・・逃げるな・・・・・騎士は、逃げない!!」
そういうと床にあったナイフを取り魔女に向かって走り出した。
「やめろ!!レオン!!お前がどうとなる相手ではないぞ!!」
「ふッガキが」
そういうと剣を下しレオンの目を切り裂いた。
「ぎぁあああああああああああああ!!」
「レオン!!!!」
両親は、叫ぶ。ミリアは、少年の近くにより魔女を睨みつけた。魔女は、呆れ顔で言った。
「あーもう飽きたわまぁこの少年の敬意をたたえてあの二人の命は、お預けにしましょう。でもこの親たちの命をいただくわ」
そういうと魔女は、父親の腕を切り裂いた。少年は、怒りで叫んだ
「やめろ!!父さん母さん!!」
だがその叫びは、何の意味をなかった。父親はバラバラに斬り裂かれ母親は、涙を流しながらただ笑顔で少女と少年を見ていた。まるで安心させるように。
「母さん・・・・・・・・」
ただ名前を言うしかなかった。ただ両親が殺されるのを見るしかなかった。ただ泣くしかなかった。
「じゃぁね坊やたち」
そういうと魔女は、家をでてフードをかぶり笑みを浮かべながらさって言った。
「命名レニス・フォードルル、エルザ・フォードルルその夫婦は、神の恵みを受け安らかに天へと帰るだろう」
神父は、暗く低い声で言った。墓の周りに20人ほどの男女が涙を流していた。少年は、涙をただ流していた少女は、涙を流さずただ墓を見てた。
「かわいそうにね」
「黒魔術師の仕業って話があるそうだぞ。」
「あの右目、魔女にやられたらしわよ」
そんな声が出ていた。少年の顔のは、怒りだけが支配していた。少年は、思った。何で俺には、力がなかった。何でおれは、こんなにも無力なんだ。そして少年は、誰もいない空を睨み決意した。殺すあの魔女を絶対に。跡形も残らず殺してやる。その決意は、少女も同じ思いだった。
「私・・・魔術師になる。」
ミリアは、つぶやくように言った。殺す相手が魔術師なのに。レオンはその発言に怒りを出して言った。
「なっミリア!何考えてやがる!!母さんや父さんを殺したのは、魔術師だぞ!!」
ミリアは、感情のない顔で言った。
「そうだけど私は、母さんのような魔術師になりたい。」
顔をレオンの方に向けた。レオンは、ミリアの目を見た。ああ・・・ミリアも悲しいんだなとレオンは、思ったその決意の目は、誰のよりもまっすぐだった。
「そうか。なら俺は、騎士になる。父さんと母さんを殺した魔女をつきとめて殺してやる。」
レオンは、言った。2人は、手をつなぎ墓を後にした。
どうも武藤です!!今度は、魔術側のお話をかきたいと思います。できれば読んでください。そしてコメをください!!
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