二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ボーカロイドのなく頃に
日時: 2011/03/29 18:34
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

ほのぼの小説で行こうと思いマース
初めての小説だから大目に見てねー


『ひぐらしのなく頃に』@登場人物
前原圭一
竜宮レナ
園崎魅音
北条沙都子
古手梨花
『ボーカロイド』@登場人物
初音ミク
鏡音リン・レン
巡音ルカ
KAITO(カイト)
MEIKO(メイコ)


1話 >>1
2話 >>2
3話 >>3
4話 >>4

Page:1



Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.1 )
日時: 2010/12/01 17:44
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

1話

「レナ、おはよう」

「おはよ、圭一君」

レナが俺の家にまで来ていたからすぐに支度をして家を出た。

「早く行こうよ圭一君♪」

レナは今日、上機嫌だ。どうしたんだろうか…

「…圭ちゃーん!」

俯いていた顔を上げると魅音が手を振っていた。

「魅ぃちゃんおはよ!」

「おはよレナ。どうしたの?今日なんか上機嫌じゃん」

魅音は鋭い。すぐにレナの異変みたいなのに気がついた。

「あれ?魅ぃちゃんはまだ聞いていないのかな。かな」

「何を?」

「今日はね…転校生が来るんだよ。だよ」

「「はぁ!?」」

俺と魅音は一緒にレナに聞き返した。

当たり前だ。俺も魅音もそんな事全然聞いていない。

「ねっ!だから早く学校行こう!」

レナはニコニコと笑いながら走って行く。

それほど嬉しいのだろう。

「わわっ待てよレナ!」

—————

「おーっほっほっほ!圭一さん!また罠にかかりましたわね!」

俺が教室に入るとさっそく沙都子のトラップが襲い掛かってきた。

「何すんだ沙都子ぉぉぉぉっ!!」

沙都子を追いかける。だが一向に捕まらない。

そんないつもの朝をすごしていたら先生が入って来た。

「席についてー。さっそくだけど転校生を紹介します」

ガラッ

教室の戸が開けられ、入ってきたのは…何人もの不思議な奴ら。

「ミクでーっす!好きなものはネギ!」

「あたしはリン。バナナが好き。」

「僕はレン。みかんが好き。」

「あたしはルカ。ほっといても別にいいわ。でも仲良くしたいかなぁ…なんて」

「あたしはメイコよ!酒持ってきなさーい!」

「僕はカイトだよ。よろしくね皆。アイスが好…」

「「「皆よろしくーーっ!」」」

「ちょっ、僕まだ言い終わってないんだけど!」


…なんか、すごく個性的だ。

—————

放課後。またやってきた。

そう、ゲームの時間だ。

「…ねえ」

誰かに肩を叩かれた。後ろを振り向くとそこには転校生の…

「あたし、ミク。覚えて」

「あ、うん…」

忘れてた。完全に名前を忘れてた。

「あのさ、お願いがあるんだけど…」

「?」

「あたしもアンタたちの『ゲーム』ってヤツに混ぜてくれない?」

…は?

何を言うのかと思えばこんな事。返事はもちろん、

「別にいいけど、俺らのゲームには罰ゲームがあるんだ」

「罰ゲーム?」

「それでもいいのか?」

ミクはしばらく考え込んでいた。

「…いいわ。面白そうだもん」

ミクはにこっと笑った。可愛いじゃないか。

「じゃ、行こうぜ」

「うん!」



Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.2 )
日時: 2010/12/02 17:47
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

2話

「…さぁ、ゲームの時間ですわーっ!」

沙都子が机に片足を乗せていつものように笑う。

「今日からはね、転校生の皆も一緒なんだよ?だよ?」

レナはミク達を指差した。

「さーてさてお待ちかねの今日のゲーム!」

魅音がそう言うとリンが俺の袖を引っ張ってきた。

「…ねえ圭一、毎日やるゲームが違うの?」

「あ、ああ」

「ふーん…」

…あれ?いきなり呼び捨て?

ま、いっか。

「今日はババ抜き〜!」

…来た。俺の一番苦手なゲームが。

—————

嘘だろ。俺が勝った。

「あー負けちゃったぁ」

負けたのはレン。リンの双子の弟。

一抜けが沙都子。何を考えているのだろうか…

「…では負けたレンさんにはこれを着ていただきますわ!」

沙都子の手にはメイド服。

かわいそうなレン…

「そして語尾ににゃーをつけてもらいます」

うっわ!

「そ、そんなぁ…」

「嫌ですの?なら追加で猫耳&尻尾ですわーっ!」

「嘘だぁーーーっ!」

…かわいそうに。でも俺にはどうしてやる事も出来ない。

「…ねえねえ圭一君っ」

とんとんとレナが俺の背中を叩く。

「レン君は絶対似合うよね?よね?」

「多分な…」

—————

「じゃじゃーん!あたしが着替えさせてきたよー!」

リンが出てきた。その後ろにレンが隠れている。

「うぅ…ミク姉ぇ助けて…」

ミクに助けを求めている。

はっきりと姿を現さない。いつまで後ろにいるつもりなのだろうか。

「あたしもレンのメイド姿見てみたいなぁ」

にやりと…ニコッとミクは笑った。ニコッと。

「ミク姉ぇまで!?」

「ちょっとレン、背中痛いんだけど」

「あっ、ゴメンリn…」

パッと手を離した時だった。

遂にレンの罰ゲーム姿があらわに…

「…可愛いですわ〜っ!」

「はぅ〜!お持ち帰りしたいよぉ〜!」

「リンじゃないの!?」

「女じゃねーのか!?」

「恥ずかしいよぉ〜!!」

可愛すぎだぜレン☆

Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.3 )
日時: 2010/12/04 18:14
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

3話

「え〜っと」

「レンちゃんって呼べばいいのかな?かな?」

レナは首をかしげる。

「僕は男だよっ」

レンが涙目で必死に訴える。

「ちょっと、レンさん。語尾ににゃーをつけるのを忘れていますわ!」

「ふえっ!?」

沙都子がニヤニヤしながらレンにそう言った時。

ガラッ

勢いよく扉が開けられて、入ってきたのは…

「いやぁ遅れてゴメンねー」

「皆は何をしていたのかな」

「黙ってカイト」

メイコとカイトとルカだった。

そして、三人はレンを見て言葉をつまらせる。

「メ、メイコ姉ぇさn…」

「「「間違えました」」」

ピシャッ

三人はレンの言葉を途中で止め、扉を閉めてどこかへ行ってしまった。

「………」

部屋には沈黙の風がふく。

—————

「メイコとカイトとルカはどっか行っちゃったけど…どうする?」

「そうですわね…」

沙都子が片手を顎に当て考え込む。

「…じゃあさ、レン君に罰ゲームの続きしてもらったらどうかな?」

レナが言った。

数秒ほど皆固まったが、

「名案ですわーーっ!!」

「「ええっ!?」」

リン&レンが驚いた。

「そうと決まったら即実行ぉー!!」

沙都子の目がギラリと光る。

「それではレンさん、この猫耳と尻尾を付けてくださる?」

「そんなぁ!」

「嫌とは言わせませんわよ。ミクさん!リンさん!」

指をパチン!とならすとレンの背後に一瞬でミクとリンは移動した。

「さぁレン…これを付けなさい…」

「ゴメンレン、黙って言う事聞いてね」

「リンまでぇ!?」

「…可哀想に」

俺は一人ポツンとつぶやいた。

「何か言いましたかしら圭一さん…?」

沙都子がこっちを向いた。

「い、いえ何も…」

聞こえていたとは…さすが沙都子。

「ヘールプぅぅぅぅ!!」

レンの声が響き渡った………

Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.4 )
日時: 2010/12/06 16:38
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

4話

「にゃ…にゃー」

「そうですわ!すごく似合っていますわよレンさん!」

「嬉しくないよ…」

罰ゲームはまだ続いていた。

「レン、恥ずかしいの?」

「恥ずかしいに決まってるじゃないか」

先ほどルカ達が戻ってきた。

レンの叫び声が聞こえたからだと言ってた。

「…そろそろ帰らない?」

ミクがレン達を見ながら言った。

「そうだね、もう暗くなってきたし…」

「じゃー解散!」

—————

「圭一君手伝ってよぉ〜」

レナはゴミ捨て場にいて俺に向かって手を振っている。

「あたし手伝おっか?レナ」

ミクは何故か俺達について来ていた。

「いいからここで待ってろミク」

「ちょ、あたしも行く!」

「圭一君早く〜!」

俺がレナのところへ行くとミクはぜーぜー言いながら頑張ってついてきた。

「これ取れるかな?」

「どれ」

ケンタッキーのおじさんのボロボロになったやつをレナは指していた。

「あたしが取るわ!」

「危ないからやめろミクっ…」

ミクが無理矢理おじさんの人形を取ろうとしたから俺は止めた。

するとガラガラっと足元が崩れてしまい、ミクが落ちていった。

「きゃっ…」

「痛ー…ちょっと、助けてレナと圭一」

「これに捕まれ」

その辺にあった縄を放った。

「…よいしょっと」

「大丈夫だった?ミクちゃん」

レナがミクを心配そうに見つめる。

「まあ、一応…」

そう言っても体は傷だらけだ。

「…今日はもう帰ろっ?圭一君、ミクちゃん」

「そうね」

—————

「ただいまー」

「お帰りミク姉ぇ」

家に帰ると最初にレンが迎えてくれた。

「皆帰ってる?」

「うん、ミク姉ぇで最後」

レンはメイド服から普段着に着替えていた。

「転校初日から大変だったわね、レン」

「ミク姉ぇのせいでもあるんだよ?」

あたしが笑いながらレンに言うとレンはなんだか黒い笑みを浮かべていた。

「まあそう怒らず」

「誰だって怒るよ!」

「そんな事よりカイト兄さんは?」

「アイスがきれたから買いに行った」

「じゃあメイコ姉さんは?」

「お酒がきれたから買いに行った」

「ルカ姉さんは?」

「マグロがきれたから買いに…」

「マグロがきれるって何ぃぃぃぃ!?」

「さあ」

レンは適当な返事を返し部屋に戻って行った。


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