二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【学園アリス】—また会える。その日まで—
日時: 2010/12/29 14:59
名前: 来夢 ◆lpf/TAjzto (ID: SuDcL78Z)

まだ……?

ねぇ、まだなの。棗…


うちはここだよ。早く……助けて…?

約束したやろ?



「お前と離れても、絶対見つけてやる」


そういったのは……


大好きなあなたなのに。



『棗のうそつき…。』




それでも信じている私は


憎しみに身を任せ、委ねる。





悲しみも何もかも


忘れ去った人形のように。

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Re: 【学園アリス】—また会える。その日まで— ( No.1 )
日時: 2010/12/29 15:35
名前: 来夢 ◆lpf/TAjzto (ID: SuDcL78Z)

—アリス学園 冬—

『うわぁ…。雪だぁ…。』

「蜜柑、風邪をひくよ。窓をしめなさい、今夜は大雪だ」

『………はい、校長先生。』


パタン—。
今の私の心のように
窓を閉める。
佐倉蜜柑、それが私の名前。

小さい姿だったあの人が、私のアリスで大きくなった。
それはとても光栄なこと。だけどいけないこと。


『校長先生、久しぶりに…外へ出たいです…。』

「仕方ないね、北の森へ10分間だけだ。
今頃なら生徒もいないだろうしね」

『はい!!』


ザク。
外に出ると、冷たい雪をブーツで踏む音が聞こえる。
…気持ちいいな。


『…うわぁ。きれい…』


湖の上に雪が落ちて、溶けて、また落ちて。
とても幻想的。


「…誰だ!」


えっ?
さ、サボりがいたの!?


『…あ』


なつ…め———?


「蜜柑…?」


シャリッ
…この、足音は…。


「蜜柑。ここにいたのか、帰るよ」

『…はい。わがままを聞いていただいて、ありがとうございます。』


やっぱり、あの人。
…帰らなきゃ。だけどあなたといたくなる。

「…今日はずっとこの部屋にいなさい。
Zの襲撃が激しくなるころだ」

『わ、私も……戦いたいです…!!』

「だめだ。」


ガチャン。
カギが閉まる頃、外で叫び声が聞こえる。
…いてもたってもいられなくて。


パリィイイイン!!!
グラウンドにはみんながばたばたと走っている。
バサッ


『校長!!』

「蜜柑、あれほど来るなと……」

『こんな状況じゃあ来るほかないでしょう?
……これが、最後のわがままです。』

「…どういう———」


ポロォ…ン…。
バイオリンのアリス。このアリスがあれば、大丈夫。


『第二楽章、追撃のパロディータ』


キィイイイン!!
鼓膜が破れるくらいの高い音は徐々に突風になり、Zを襲う。


『第三楽章、うなだれ兵士の行進曲…』


ブツリ。


『あっ!?』

「しめた、弦がなけりゃこっちのもの!!」


—んなわけないでしょ。


ふと、後ろを見る。
…懐かしいな、みんな。


元気?という意味を込めて
弦が残った部分を使い
うまく弾く。


「…ッ」



伝わった?


私の…キモチ。

Re: 【学園アリス】—また会える。その日まで— ( No.2 )
日時: 2010/12/29 16:37
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)
参照: http://www.doumori.com/design/index.php

頑張ってください〜♪

Re: 【学園アリス】—また会える。その日まで— ( No.3 )
日時: 2011/01/09 19:27
名前: あやな (ID: /jbXLzGv)

うわぁ〜うまいなぁ
がんばってくださいね^^


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