二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 後編
日時: 2011/04/16 20:05
名前: mk (ID: PMHGkQdB)

広間につくと昨日とほぼ同じ光景が広がっていた。ただひとつ違うのは土方さんの隣に私の荷物が置いてあるということだけだ

ずっと立っていると山南さんが声をかけてきた

「そうぞ、座ってください」

山南さんに促されて、私は畳に座った

すると土方さんが口を開いた

「てめえは何者だ」

何者・・・名前を言えばいいのだろうか?

「えーと・・・名前言えばいいんですか?私の名前は叶 美波です。」

「どこからきた」

「・・・」

どこからって言われても答えずらいよなー
未来から来たって行っても信じてくれるかどうか・・・

「私は今の時代よりももっと先の時代から来たんです・・・」

広間に静寂が訪れる

皆、私の言ったことが信じられないと言うように目を見開いている

「いま、なんつった」

先に静寂を破ったのは土方さんだった

土方さんの問いにゆっくりと、そしてはっきりという。

「だから、私は今の時代よりももっと先の時代から来
たんです。・・・今から100年後かな」

「悪ふざけしてんのか?」

「嘘なんかついていません。じゃあなぜ、私がこんな今の時代にないような服を着ていると思ってるんですか?それにこの時代にないモノだって持ってます」

「そんなに言うなら見せてみろよ」

土方さんは苛立った声で言った

私は土方さんの前にある荷物を引き寄せ中のものを出す

皆、見慣れないものに驚きを隠せないようだ

「みなさんが見たことないのも無理ないです・・・。未来のものですから」

まだ、土方さんは納得できないようだったが次の質問をした

「・・・昨日は何故あんなところにいた」

「なぜってどこに行けばいいのかわかんなくてうろうろしてたら羅刹を見つけたから隠れてたんです見つかっちゃって戦わざるをえなかったけど・・・」

「・・・今、なんて・・・・・・」

「羅刹って言いました、変若水をのんで体に異常が起こり血を求めてさまよう羅刹という化け物になる」

「どこでその情報をつかんだ」

「掴んだのではなくて知っている未来から来たので・・・」

みんな私の言いたいことを悟ったようだ

「言いたいことは分かった。お前は新選組の内情を全て知っているのか?」

「全てとは言いがたいですが大体のことなら分かりますよ。幕府の密命で変若水の研究をしていることや、変若水の実験台に新選組の隊士を使いその効果を試していること。変若水を飲んだ人が羅刹になってしまったことも知っています・・・。雪村網道氏が行方不明になってしまったことも・・・・・・」

私が話し終わってから広間の空気がどんよりとしたものに変わった

しばらくすると、今まで口を挟まずに成り行きをみていた沖田さんが口を開いた

「やっぱり、殺しちゃったほうがいいんじゃないですか?口封じをするならそれが一番いい」

「総司!物騒なこと言ってんじゃねーよ!!」

邪気のある声でそういった沖田さんを土方さんが窘める

しかし悪びれる様子もなく言った

「土方さんは分かってないなー。生かしといたらめんどくさいじゃないですか〜」

笑いながら沖田さんは言った

「総司、いい加減にしろ。話が進まない」

斎藤さんが呆れ顔で沖田さんを止めた

話が長引く前に見切りをつけたらしい

沖田さんはつまらないとでも言うようにそっぽを向いた

それからしばらくして難しい顔をしていた土方さんが口を開いた

「お前の処分は俺たちで話し合って決める。処分が決まるまでお前は部屋にいろ。おい、斎藤。こいつを部屋まで連れて行け」

斎藤さんはその言葉に頷いてから立ち上がり私の腕を
掴んで広間を出た

廊下に出て斎藤さんは無言で歩く。わたしは斎藤さん
の後を追うようについていく

そして、ひとつの部屋の前で止まった。

戸を開けて私を部屋の中に入れると斎藤さんは出て行こうとした

だが、途中で足を止めて私の方を振り返った

「処分が決まるまでこの部屋で大人しくしてろ・・・・・・俺も、最悪を回避できるようにつとめよう」

斎藤さんはそれだけいうと、そのまま戸を閉めて広間
へ行ってしまった。

「とりあえず、私が殺されないように話を進めてくれるって事だよね・・・・・・」

斎藤さんの閉めた戸をしばらく見つめていた

あれから2時間くらいたっただろうか・・・・・・

私はやることもなくただゴロゴロと転がっていた。広間では土方さん達が私の処分について話し合っている。

殺されるかもしれないのに私の心には不安がなかった

「これからどうなるのかな・・・・・・」

誰に問うでもない言葉は静かに消えていったのだっ
た・・・

私が物思いに耽っていると人の気配が近付いてきた。

「ああ、処分決まったんだ」

一人でつぶやき立ち上がった

同時に部屋の戸が開いて斎藤さんが姿を現した。

「あんたの処分が決まった。広間まで来てくれ」

そして私はまた広間へと連れて行かれた

広間に入り、土方さんに促されて座る

少しの間をおいて土方さんが言った

「話し合いの結果俺たちはお前が戦力になると判断し生かすことにした」

それを聞いたとたんに、私の体は緊張から解かれたように軽くなった

「だが、しばらくお前を外に出すことは出来ない。部屋の中だけで生活してもらう。必要な時は、俺たちがお前を呼びに行く。不用意に部屋の外に出るな」

「わかりました」

部屋の中だけで生活できないというのは正直きついが生かしてもらえるだけありがたいので素直に返事をした

それから土方さんは私に部屋に戻るよう促した

私は広間の戸に手をかけた。

そしてあることを思い出して、土方さんに言った

「あのー・・・当分部屋で生活するんだったら、この格
好のままでいいですか?」

少し考えてから土方さんがいった

「いいだろう」

その一言で私は心が弾んだ

「ありがとうございます」

お礼を言って、今度こそ広間を出る

廊下を歩いていると前を歩いている斎藤さんが『良かったな』と言ってくれた

「斎藤さん、私が不利にならないように話を進めてくれたからです。ありがとうございます」

そういうと斎藤さんは照れて顔を赤くしてそのまま喋らなくなってしまった。

部屋につくと斎藤さんは私を部屋に入れ戸を閉め足早に去って行ってしまった

「昼まで時間あるよね・・・?」

私は先ほどからなり続けているお腹をおさえてから、カバンの中をあさりゲーム機を取り出して、ねっころがりながらゲームをやり始めた

しばらくやっていると睡魔が襲ってきた。

体全体がだるくなり、頭がボーっとしてきた。

一度目を閉じたら再び目をあけるのが面倒になりそのまま目を閉じていた。

そして、私の意識は深い闇に落ちていった・・・・・・。



ようやくここまで書き終わりました
まだまだ書き続けるのでよろしくお願いします
感想ください

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Re: 薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 後編 ( No.6 )
日時: 2011/08/12 12:23
名前: アニメ好き (ID: O72/xQMk)

今どのくらい書けてるの?

Re: 薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 後編 ( No.7 )
日時: 2011/08/13 20:14
名前: アニメ好き (ID: O72/xQMk)

質問ばっかでスイマセン!
薄桜鬼 Loyal 誠は、何処なら全部読めますか?

Re: 薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 後編 ( No.8 )
日時: 2011/08/12 15:38
名前: アニメ好き (ID: O72/xQMk)

何か立て続けに書いてるな……
改めて…アニメ好きです!その名の通りの中一です
↑(改めてないよね……(-_-;))

Re: 薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 後編 ( No.9 )
日時: 2011/08/12 20:47
名前: アニメ好き (ID: O72/xQMk)

だーれーかー!!!!!
返信下されーーーー!!
…これじゃ独り言みたい……ぐすん

Re: 薄桜鬼 Loyal −誠− 第二章 〜処分〜 後編 ( No.10 )
日時: 2011/08/19 17:16
名前: mk (ID: PMHGkQdB)

アニメ好きさんコメントありがとうございます
ここにはあまりこれない為、コメントを読むこともおろそかになってしまっています
この小説なら検索のところで薄桜鬼 Loyal −誠−
これで検索すれば見つかりますよ(^−^)/
ちなみに私は中三ですよろしく★


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