二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- テイルズオブザワールドRM2 交差する世界
- 日時: 2011/03/18 22:27
- 名前: のーむ (ID: pjs/xVdR)
今回はTOWRM2軸の物語を書きたいと思います!
ポケモンの小説のほうも両立していく為更新は遅くなるかもですが、読んで頂けると幸いです!
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- Re: テイルズオブザワールド 交差する世界 ( No.1 )
- 日時: 2011/03/02 17:23
- 名前: のーむ (ID: YnXlFcJ5)
登場人物紹介
ゼイル・アークバード
世界樹から生まれたグラニデの初代ディセンダー。ギルド『アドリビトム』の仲間達と共にグラニデを救った過去を持つ。
普段は飄々としており、あまり感情を表に出すタイプではないが、仲間達と接する時には明るい表情を見せる。
剣士としての腕もよく、アドリビトムのエースとして現在も活躍中。
年齢 17歳位
身長 176センチ
容姿 金色の長髪を後ろで束ねており、時々女の子に間違えられる。
服装 黒のレディアントに身を包んでいる。
職業 剣士、ガンマン
武器 片手剣、拳銃
好きな物 カレーライス 戦闘
嫌いな物 仲間を侮辱する者
- Re: テイルズオブザワールド 交差する世界 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/02 17:31
- 名前: のーむ (ID: YnXlFcJ5)
プロローグ
世界中に見守られ、繁栄を遂げてきた世界。それがグラニデ。
その中心に立つ世界樹は、長い年月に渡りこの世界を守護し続けてきた。
しかし、今新たな世界の住人によりグラニデは再び危機に陥ろうとしていた。
何が正しくて、何が悪いのか?
人はまだそれを知らない…
だからこそ過ちを犯す…
テイルズオブザワールド 交差する世界
- Re: テイルズオブザワールド 交差する世界 ( No.3 )
- 日時: 2011/03/21 21:31
- 名前: のーむ (ID: pjs/xVdR)
第1話
ネガティブネストでの負の戦いから1年後。
ここはギルド『アドリビトム』の拠点となっている船、バンエルティア号の甲板。そこで昼寝をしている一人の少年がいた。
「ZZZ…。」
彼の名はゼイル・アークバード。1年前のゲーデとの戦いに勝利し、世界を救った英雄、ディセンダーである。今は依頼を終え、休憩している内に寝てしまったのだろう。
と、そこに一人の少女がやってきた。桃色の髪をした15歳位のこの少女の名はカノンノ・イアハート。ゼイルと共に負と戦い、打ち勝っており、またゼイルに恋心を抱いていた。
「ゼイル〜!って、またお昼寝?」
ゼイルの姿を見つけたカノンノが駆け寄るが、当人は鼻ちょうちんを出して気持ちよさそうに眠っている。
「ねえ起きて!起きてったら!」
ゆさゆさと体をゆするが、一向に目を覚ます様子が無い。
「む〜…。せっかく新しいお話ができたからゼイルにも読んで貰おうと思ったのに…。」
ふくれっ面になったカノンノだが、
「!そうだ!」
何かを思いついたらしくその場を後にする。
5分後
カノンノがある人物をつれて甲板に戻ってきた。
その人物とは…
「それじゃあリリス、お願いね!」
「はーい!じゃ、いくわよ!エルロン家秘技、死者の目覚めー!」
お玉とフライパンを持った少女、リリスだった。そして…
ガンガンガンガンガンガンガン!!!!!!!
その二つを叩き合わせて物凄い音を出し始める。正に死者も目覚めてしまうほどの音が辺りに響き渡った。
「…ん…。」
その音の中で、ついに主人公が起きた。…あの音で起こされたにもかかわらず普通に起き上がったのは不思議な所だけどね。
「ん…カノンノにリリスか。おはよう…。」
「お、おはよう…。」
普通に起きて伸びをするゼイル。あまりにも普通に起きたのでカノンノとリリスがめちゃくちゃ驚いています。
ちなみに今ので他の昼寝をしていた面々(スタン、カイル、セネル、ロイドなど)が強制的に起こされてしまったという。
「…で、俺を起こした理由は何だ?」
甲板に座ったゼイルが目の前でニコニコしているカノンノに尋ねる。
「うん!実はね…。」
カノンノがポーチから取り出したのは一冊の本だった。
「それは…?」
「今度新しく書いた小説なの!それで、一番に貴方に読んで貰いたくて!」
「そうか…じゃあ…。」
カノンノから本を受け取ったゼイルは早速読み始めた。
「ふう…凄く面白かったぞ、カノンノ。」
ゼイルが本をパタンと閉じて言った。
「ホント!?」
「ああ…で、その本出版社に出すのか?」
「うん、そのつもりだよ。」
「そうか…これならまた大ヒット間違いなしだな。」
「そんな…大げさすぎるよ…。」
カノンノが頬を赤らめる。
「大丈夫。もっと自信を持てって。」
「…うん!」
その言葉に笑顔になるカノンノ。それにつられてゼイルも笑顔になった。もしこの場にゼロスがいたならば確実に茶化され、そしてゼイルによって断罪されていただろう。
「さてと…俺はこれからどうするか…。」
「じゃあ一緒にパニールの所でお手伝いしに行かない?丁度晩御飯の用意してると思うし。」
「そうだな…よし、行くか。」
「うん!」
二人は並んで食堂に向かって行った。
「あらあら、カノンノにゼイルさん。どうされました?」
食堂ではパニールとクレア、リリスとナナリーが食堂で慌しく動いていた。
「ああ。丁度暇だから何か手伝おうと思ってな。」
「何か手伝える事ってある?」
「それは助かります。では、丁度今夜使う小麦粉が足りないので、採ってきていただけますか?」
「お安い御用だ。じゃあちょっと行ってくる。」
「気をつけて行ってくださいね〜。」
パニールは二人の後姿に手を振って見送った。
粘菌の巣
「さてと…これくらい集めれば十分か…?」
ゼイルが袋一杯の小麦を見てそう言った。
「そうだね。じゃあ帰ろっか。」
二人が帰路に着こうとしたその時、
ゴアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
突如、辺りに物凄い音が響く。
「!何これっ…!?」
カノンノはあまりの音量に耳を塞いでしまっていたが、
「…!これは…。」
ゼイルは何故か耳を塞がなかった。まるでその音が効いていなかったのだ。
やがて音も止み、辺りは再び静寂に包まれた。
「だ、大丈夫?ゼイル…。」
「あ、ああ…。」
ゼイルはカノンノの問いに曖昧に答える。
「どうしたのゼイル?顔色がよくないけど…。」
カノンノがゼイルの顔を覗き込む。
「大丈夫だって。とにかくもう帰ろうぜ。パニールが待ってるしな。」
ゼイルはそう言って出口に向かって歩き出す。
「…?」
カノンノもそれに続いていった。
同時刻、ゼイルとカノンノを影から見ている二つの影があった。
「あれがディセンダーなの…?」
「ああ…そして、俺達の捜し求めていた奴でもある…。」
一人は女の、もう一人は男の声で喋っており、その姿は黒のローブを纏っている為確認できない。
「じゃあ今ここで…。」
「まあ待てよパンドラ。まずは奴の実力がどれほどのものなのか確認してからだ。」
「…わかった。プロメテ。」
そして二人がフィールドを出たと同時に、二つの影は跡形もなく消えていた。
バンエルティア号・食堂
「あらあら、ゼイルさんにカノンノ、おかえりなさい。」
「ほら、頼まれた物だ。」
ゼイルが小麦粉が沢山入った袋をパニールに渡す。
「まあ!こんなに沢山ありがとうございます。」
「気にすんな。じゃあ俺はちょっと行くところがあるから。」
「あ、じゃあ私も…。」
カノンノがゼイルについて行こうとすると、
「お前、男子風呂についてくる気か?」
ゼイルの言葉にカノンノは顔を林檎の様に真っ赤にして、それを見たゼイルはくすっと笑うと食堂を出て行った。
科学部屋
「なるほど…そんな事があったんですか…。」
科学部屋にはいつものメンバー—ジェイド、リフィル、ハロルド、フィリアに、空中に浮かぶ推奨のような形をした賢人—ニアタがゼイルの言葉を興味深そうに聞いていた。
「ああ…それで、一つ気になる事があってな…。」
「気になる事…?」
「俺…その声を聞いたときに、なんとなく懐かしいような感じがしたんだ…。まるで昔に幾度となく聞いてきたかのような…。ニアタ、何か分からないか?」
『うむ…そのような魔物は知らないな…。』
「そうか…。」
「その大きな叫び声というのは、人の声ではなくて?」
「いや、あれは間違いなく人の声じゃない…それに、人間があんなばかでかい声を出せるはずがないしな。」
「じゃ、新種のモンスターって可能性はないの?」
「そう、かもな…。」
ゼイルがどうも気にくわないといった感じで返事をする。
「では、明日我が国の調査隊を派遣させましょう。新種のモンスター、しかも危険なものとなれば見過ごすわけにもいきませんし。」
ジェイドが眼鏡を持ち上げながら真剣な面持ちでそう宣言する。
「そう、か…。」
「らしくありませんね…何か気になることでも?」
「いや、なんでもないや。じゃ俺は寝るから、あとよろしく。」
ゼイルはそう言って科学部屋を後にしていった…。
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