二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【毛探偵】君と過ごす新しい日常。【夢注意】
- 日時: 2011/07/28 04:19
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
どもども・Ω・*)
お久しぶりです、いつもは絵板にいる人です。
いい加減「物語を終わらせる力」をつけたいなと思ったので、本館の方へお邪魔させていただきました。
*
今回の要素はキューティクル探偵因幡(=毛探偵)+長編(中編?)+夢です。
・毛探偵って何?
・夢って何?
・オリキャラ(笑)
な人は戻るボタンをクリック願います。
大丈夫な人だけどうぞ。
どうでもいいですが、月末更新を目標にしています。
*
目次
>>1 夢主設定(少)
>>2 はじまりのおはなし(プロローグ)
>>5 いち:ささいな
>>6 に:しらない
>>8 さん:つまりは
>>9 よん:まいにち
- よん:まいにち ( No.9 )
- 日時: 2011/07/28 04:20
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: mNBn7X7Y)
因幡さんにあんなことを言われて、一週間。
素直に毎日通っていたら、事務所のことがなんとなくわかってきた。
「お、耶麻音。今日も来たのか」
「はい、こんにちは」
「今日は特にやることもないし、ゆっくりしてっていいぞ」
「“今日は”って…いつもないじゃないですか」
因幡さんは、毎日こうやって声をかけてくれる。
それから、私の髪はお気に入りらしい。
油断していると、すぐ触ろうとしてくる。
「耶麻音ちゃん」
「何? 圭くん」
「はい、昨日頼まれてたの」
そう言って圭くんが差し出したのは、毛がないネコの写真。
圭くんが飼っている猫で、ルナちゃんというらしい。
彼はネコが大好きらしく、偶然見えた私のネコ待受に、過剰反応していた。(そのときに引いてしまったのは内緒だ、)
「…これがスフィンクス?」
「うん。あーやっぱりルナかわいいなー」
…こんなふうに、ルナちゃんにはデレデレである。
「圭くんうざい」
「相変わらずひどいね!?」
そして、圭くんがデレデレモードになると、だいたいゆーちゃんのツッコミが入る。
「ゆーちゃん、言い過ぎ」
「…耶麻音ちゃん、圭くんをかばうの?」
「違うってば、いつも言ってるでしょ」
私が止めて、少しムッとするゆーちゃん。
これで男の子だって言うんだから、どうなってるんだろうねこの世界は。
「あー…平和だな」
遠くから、因幡さんのそんな声が聞こえた。
…探偵事務所は、今日も平和です。
- ご:えがおと ( No.10 )
- 日時: 2011/10/23 03:48
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: EISW2Oxw)
平和な事務所で過ごすこと、十日。
休日の昼下がり、静かな時間。
「で、結局どうするんだ?」
「え、っと…なにがですか?」
急に口を開いた因幡さんの問いかけの意味が分からず、質問に質問を返してしまう。
「もう十日だろ、そろそろバイトするかの結論は出たか?」
「…あ」
「その顔…忘れてたな?」
「はい、すっかり…」
笑いながら言う因幡さんと、呆然とする私。
依頼もほとんどなく、とにかく平和だったので、正直ボケていた。
苦笑する因幡さんに、少し照れながら返事をする。
「…私で良かったら、雇ってもらえますか?」
「耶麻音ちゃんバイトするの!?」
「っわ、」
作業をしていたはずのゆーちゃんがいつの間にか近くにいた。
目の前で笑う顔は、今までにないほど輝いていて。
それは本当に女の子のようで、女の子よりも綺麗で、なんて。
「耶麻音ちゃん」
「え、あ、圭くん」
笑顔に見とれていたところに、今度は圭くんが声をかけてきた。
彼もまた、笑顔で。
「これからもよろしくね」
女子校に通っている私は、普段同年代の男の子とは関わる機会がない(ゆーちゃんは女の子として)。
…つまり、こういうなんでもないようなことでも、割と、恥ずかしい。
「…うん」
やっとそれだけ返して、因幡さんの方を見る。
同じように笑っていたけれど、彼は何処か不自然な笑顔だった。
それはまるで、この先にあるなにかを見てしまったかのように。
- ろく:やぎさん ( No.11 )
- 日時: 2011/10/23 03:49
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: EISW2Oxw)
こちらは高原耶麻音です。
先日、晴れて因幡探偵事務所のバイト三人目になったわけ
ですが。
「あー…なんか最近暇だなー」
「そうですね…」
ここ数日の事務所はとにかく暇だった。
「これが嵐の前の静けさじゃなければいいんですけどね」
「おいおい優太、そういうこと言うなよ」
ここまではなんの変哲もない日常会話だった。
しかし、次の圭くんの発言がこの時の私にとっては謎だっ
たのだ。
「そういえば最近、ヤギも静かですね」
「…ヤギ?」
「そっか、まだ耶麻音には話してなかったな」
ヤギが静か。
事務所が暇なのとなにか関係があるのだろうか。
「でもこういうことには巻き込みたくないんだよな…」
「…危ないこと、なんですか?」
「本来は危ないはずなんだけどね」
「?」
だめだ、ますますわからない。
私がここに来る前に、きっといろんなことがあったんだ。
自分だけ知らない状況に、なんだか寂しくなったり。
そしてその寂しさを、知的好奇心を満たすことで紛らわそ
うとしてみる。
「私の心配はいいので、その、教えてくれませんか?」
「ダメダメ! 耶麻音ちゃんはあんな草食動物とは関わっ
ちゃダメ!」
「え…」
どうやらそれすらもかなわないらしかった。
でも、私はいつか知ることになるだろうと、心のどこかで
思っていた。
「静かな日常は、ずっとは続かない、か…」
ぽつりと呟いた言葉が、なにかの引き金になったような気
がした。
日常と非日常は繰り返されるもの。
今が日常なら、きっと、非日常はもうすぐやってくる。
「? 何か言った?」
「何も!」
- Re: 【毛探偵】君と過ごす新しい日常。【夢注意】 ( No.12 )
- 日時: 2011/11/09 19:03
- 名前: 黒 (ID: Lf/lO.ZE)
はじめまして!
優太クンかっこいいですよね!
続き書くのがんばってください!!
- Re: 【毛探偵】君と過ごす新しい日常。【夢注意】 ( No.13 )
- 日時: 2011/11/10 17:43
- 名前: あいな ◆vMllyNSxcs (ID: 549un0nz)
>>12 黒さん
はじめましてー!
まあ私は圭くん推しなんですけどね←
まったりペースで頑張ります(・ω・)
レスありでした!