二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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春の月を狼は喰らいて【薄桜鬼】
日時: 2011/07/27 10:15
名前: まろんけーき (ID: w0.JbTZT)

クリック有難う御座いますッ!!

…私の小説を読みたければ、百万円払ってもらいましょうかぁ?(黒ニパ

 ・・・・・・。(沈黙) 

 Σあっ!
  帰んないでください、冗談です冗談。

 『戻る』なんて悲しいものは押ーさーなーいーでーー!!(ウザ

 ・・・・・・。(沈黙)

 い、いやはや、こんなやり取りも、何度目でしょうねぇ…(遠い目)

 なーんて、まだ二回目です(テヘ/オイ


 ・・・・・・。(沈黙)

 ふぅ…。

 それでは改めまして…

 クリック感謝です(ニパ/オイ。

 いきなりこんな冗談ブチかました私のスレに留まって頂き、有難う御座います。

 えー、このスレは薄桜鬼の夢小説的なものなのですが、オリキャラが出てきます。

 つーか、オリキャラ×土方さんです。

 薄桜鬼の小説は初めてなもので、


 それでは、どうぞ(^∀^)/~~~


∮主要人物∮

土方 歳三

紅葉(くれは)

沖田 総司


******************************

∝プロローグ:>>1

∝プロローグ〈紅葉〉:>>2

∫名もなき夢:>>3

∫○○ですが、何か?:>>5

∫誓は、この刀に。:>>6

∝プロローグ〈土方〉:>>7

Page:1 2



Re: 春の月を狼は喰らいて【薄桜鬼】 ( No.3 )
日時: 2011/06/25 20:24
名前: まろんけーき (ID: Mr.8bf9J)


 ∮〜名もなき夢〜


 紅葉side




────本当に、行っちゃうの…?

────あぁ。

────…待ってる。
    何があっても。
    信じてるから。

────…あぁ。

────だから…絶対に…

────死んだりしねぇさ。 
    少なくとも…

    てめぇが生きてる間は、な。

    言ったろ?
    俺は、何があってもお前を守る。

    だから、そんな心配すんな。

────ありがとう。

────礼を言われるようなこと、まだしちゃいねぇさ。
    口ではどうとだって言える。
    それをやって退けるまで、その言葉は取っといてくれ。

    お…。…じゃあな。行ってくる。

────────…行ってらっしゃい。



 本当は、ついていきたかったその背中。

 その広い背中を抱きしめて。

 “好き”って言いたい。

 本当は…行ってほしくなんか、ないんだよ?

 私も、ついていきたいんだよ?


 待って…    おいていかないで…。

 ねぇ… お願い……




Re: 春の月を狼は喰らいて【薄桜鬼】 ( No.4 )
日時: 2011/07/06 21:50
名前: くろねこ。 (ID: 2nnbbVZM)


やっと来んした(`・ω・´)!☆、
とりあえずーっと、わっちに文才を分けてくんなましw

やっぱり薄桜鬼はいいでありんすね。
土方さんもいいでありんすが、
原田さんの方がわっちは好きでありんすぇ。

応援してるので、頑張ってくんなまし☆


【ここのとこ、花魁言葉にはまってるくろねこ。からでありんした。 】



Re: 春の月を狼は喰らいて【薄桜鬼】 ( No.5 )
日時: 2011/07/17 13:06
名前: まろんけーき (ID: ZvRr1aJX)


 ∮〜○○ですが、何か?〜



 紅葉side


「待って!!!」

ガバッと上半身を起こし、私は叫んだ。

「……。」

二、三の沈黙。

────…さっきのは…夢?

やっと状況を飲み込んだ私は、大きなため息をついた。

「……夢…かぁ。」

仲間が京へ旅立ってから、幾つ季節が巡っただろう。


なかなか届かない風の噂、ひとつも届かぬ仲間の死の知らせ。

その両方が、私の中で不安と信頼のバランスを保たせていた。




「紅葉さーん!!」

ドタドタと忙しない足音と共に、誰かが私を呼ぶ。

どうしたんだろうと思い、私が襖の方を見ると、それがスタァン!と、勢いよく開く。

その襖を開けた本人は、余程急いでいたらしく、息途切れ途切れに、私を見た。

「どうしたの?」

「どうしたもこうしたもありません!もう、昼餉の時間です!!」

「そっか、もう朝餉?それじゃいそいで支度を…」

「違いますって!『朝』餉じゃなくて、『昼』餉です!!」

「そっか、もう昼餉…って、えぇぇぇっ!!??」

寝過ごした!!

悲痛な叫びを上げ、私は布団から跳ね起きた。









えー。

いきなり、お見苦しい場面を失礼しました。

何がなんだか、わかりませんでしたよね☆彡←

まずは自己紹介といきますか。


私の名は、紅葉。

「もみじ」と書いて「くれは」と読む。

田舎の田舎の多摩というところで、「天然理心流」という剣術道場の第五第師範をやらせてもらっています。

え?師範ですよ?

はい、剣術の。

なになに?性別ですって?





女ですが、何か?


Re: 春の月を狼は喰らいて【薄桜鬼】 ( No.6 )
日時: 2011/07/17 13:32
名前: まろんけーき (ID: ZvRr1aJX)



∮〜誓は、この刀に〜



 紅葉side



「それにしても、紅葉さんが寝坊なんて、珍しいですよね。」

 
ちょっと遅い朝食(いや、昼食か。)を食べていると、さっき呼びに来てくれた小姓の子が言った。

「そーだね。…昨日はあまり眠れなかったし…。」

「継承の儀でさぞ忙しかったのでしょう?」

「ま、ね。でも、もう“師範じゃない”から、寝坊なんて出来たんだけど…!」

わざと明るく言ってのけると、その子は悲しそうな顔をした。

「本当に…後悔の念はないのですか…?」

「…うん。ほら、私は女だし!」

「ですが…!」

まだ何か言いたげな彼を「まぁまぁ」と宥め、「あのね。」と言う。

「別に、この身分が窮屈っていうわけじゃないの。飽きたってわけでもない。…実際、楽しかったしね。だけど、時代は私を許してはくれない。わかってることだわ。ただ、それを覆したかった…。それだけなの。」

「紅葉さん…。」

「…だから、そんな時代が来るまで。私は待つわ。今はただ…


      “死に場所を求めて、さ迷うだけ。”       」

そう。だから、悲しい顔なんてして欲しくはない。


時代に逆らったのは、私。

私を咎めたのは、時代。

時代と共に在るのは、運命。


ただ、それだけなんだから…。





昼餉を終えて、私は道場の門前に立った。

道場の塾生は、皆、私を見送ってはくれない。

見送ってくれるのは、小姓一人。

それでも、寂しくなんかはない。


堂々と門を出て、一度、たった一度、振り返る。

夢に見た、旧友皆が去っていく悲しげな色合いの景色。

それを今、見ているのはあの小姓。

皆の目に写っていたように思える、色鮮やかな景色。

それを今、見ているのは私。

そんなことを考え、私は門から繋がる一本道を歩きだした。

もう二度と、後ろは振り向かなかった。


今日、私は道場師範を、辞める。

腰にいつも携えていた、木刀は外した。

今日から私は、師範なんかじゃない。

私は今日から、行く宛もなくのらり、くらりと浮世を漂う────


────侍と生る。


そう誓った。

死に場所を求めて、さ迷うと。


この、鈍色に輝く、刀に。





Re: 春の月を狼は喰らいて【薄桜鬼】 ( No.7 )
日時: 2011/07/27 10:14
名前: まろんけーき (ID: w0.JbTZT)



∮〜prologue〜


 土方side



 お前が春の空に輝く月ならば

 俺は月に向かい吠える狼。

 牙などは剥き出しのまま

 日々獲物を探し、裂き、喰らい。

 鮮血にまみえる 兇刃の鬼。

 月に跳びつく術など知らず

 ただただ吠える。

 もし

 この暗闇の中、跳ぶ術を見出せたとして。

 はたして 俺は

 本当に 地を蹴るのだろうか。

 もし

 この塵でしかない地を蹴って、月に近づけたとして。

 はたして 俺は

 薄血に汚れたこの口で

 “お前を愛す”と告げれるだろうか。

 もし

 この夜空に輝く月が、俺の敵となってしまったのなら。

 はたして 俺は

 愛を告げた この口 この牙で

 月を切り裂くことが 出来るのだろうか。




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