二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 決意と覚悟は。 (るろうに剣心)
- 日時: 2011/07/07 22:18
- 名前: 璃栖 ◆zTeKy90T3g (ID: gdK5hR0W)
はじめまして!!
璃栖(りす)と申します。
るろうに剣心の小説を書かせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いします!!
※注意※
01.いろいろとあり得ないです
02.キャラ崩壊しまくります
03.あにめ沿いです
04.残酷描写入ると思います
05.駄文です
なんか手短になっちゃった←
とにかくどうぞ、よろしくお願いします!!
●オリキャラ●
→神谷 宇蘭(Urann Kamiya)
→女
→21歳
→薫の姉的存在
→とても心優しく、肝が座っている
→木刀と本物の剣、両方腰にさしている
→黒い髪の短髪
→剣術最強、剣心と互角にやれる(かも。)
Page:1
- Re: 決意と覚悟は。 (るろうに剣心) ( No.1 )
- 日時: 2011/07/08 20:48
- 名前: 璃栖 ◆zTeKy90T3g (ID: M22.tfSC)
●01話○
「……姉さん、起きてる?」
「…か、おる?」
大好きな彼女の声に、筆を進めていた手を止め、宇蘭は顔を上げる。
おずおずと薫は入ってきた。宇蘭は優しく微笑み、それをしっかりと受け入れてやる。
「どうしたの、薫」
「今から…“抜刀斎”の探索に行ってくるわ!!」
「……は?」
宇蘭は自分の耳を疑う。……今、薫は何と言った?
「“抜刀斎”って…あの、抜刀斎?」
「そう!! だから姉さんの剣貸してもらいたいの!! “月下の胡蝶”と呼ばれる姉さんの剣!!」
「……却下します」
「ありがと……ってえぇっ?!」
薫は驚いた声を上げる。宇蘭は小さく溜息をついた。
「どうして?! あの剣、本当に良い剣じゃない!!」
「薫が持つにはまだ早すぎるの。…木刀で行ってきなさい。傷つけないために」
「姉さん!!」
「……それとも、私から力ずくで取っていく?」
「…もう」
自分がそんなことを無理だと知っているのに、宇蘭はそんなことを言う。
薫は小さく微笑むと、ゆっくりと踵を返した。
「いくの?」
「ええ。待ってて!! 今、抜刀斎をぶっ倒してくるわ!!」
「逆にぶっ倒されちゃだめよ?」
「わかってる!!」
元気よく出て行った薫に、小さく宇蘭は溜息をつく。
再び筆を進めていれば、完全に夜が明けはじめた。そんな時だ。家の門の前に、気配を感じる。
「……薫じゃない? …まさか!!」
嫌なイメージが脳裏をよぎって、宇蘭は即行で門へとかける。
1本、持っていた木刀をかまえ、門を開け、相手を思いっきりぶったたいた。
「何者だっ!!」
「おろ?!」
見事に相手の頭に直撃。
そんなとき、その相手が薫を抱えているのに気がついた。よく見れば、少し怪我もしている様だ。
「…薫に、何をしたの?」
「せ、拙者は何もしてないでござるよ?!」
「……」
「ほほほ、本当でござる!!」
殺気を含んだ宇蘭の目に、相手は慌てる。
だが、軽傷だとわかれば、宇蘭は安堵の息をついた。
「…とにかく、中に入ります?」
「い、いいのでござるか?」
「まだ朝方ですし。何より薫を寝かさないと。……名は?」
「……るろうに、とでも呼んでくればいいでござるよ」
「…んじゃ、ド変態」
「そ、それは全然違う様な気がするでござるが……」
「薫に手ぇ出した罰ですから」
「だ、だから拙者は!!」
「んじゃ、その剣は?」
るろうにの腰にささっている剣を指さして、宇蘭は尋ねる。
指さされた剣を見れば、るろうには微笑んだ。
「“逆刃刀”でござるよ。刃が逆についているので、人はもちろん、物もそう斬れないでござる」
「……そう」
冷めた目で、宇蘭は逆刃刀を見る。
「…私は宇蘭。宇蘭、って呼んでくれたらいいので。……じゃ、入りましょう。“るろうに”さん」
「るろうにで良いでござるよ。……変態よりかはマシでござる」
最後はポソリだ。これが、るろうに事、緋村剣心と神谷宇蘭の出会いだった。
- Re: 決意と覚悟は。 (るろうに剣心) ( No.2 )
- 日時: 2011/07/09 11:08
- 名前: 璃栖 ◆zTeKy90T3g (ID: 1Cg3kcbs)
●02話○
「……ん」
宇蘭はゆっくりと身を起こした。
チュンチュンと言う小鳥のさえずり。目を擦り、のんびり立ち上がる。
「……私、何してたんだっけ…?」
「……姉さん?」
自分を呼んだ声に、宇蘭はパッと顔を上げる。
ふすまから覗いた顔は、薫だった。そう言えば、朝方にいろんなことがあったのだ。
「…おはよう、薫。怪我は大丈夫?」
「う、うん。あ、…お味噌汁できてるから、姉さんも一緒に」
「了解。着替えたら行くわ」
薫がふすまを閉じるのを見れば、宇蘭は着替えを始める。
「……そういえば」
あのるろうにはどうしたんだろう、と、宇蘭はふと思った。
薫を寝かせた後、宇蘭は一部屋るろうにに用意して、床についたのだ。
「…薫、あのさ——」
ふすまを開けた瞬間、宇蘭は目を点にした。
ばっちり、あのるろうにはいた。しかも味噌汁を作っているのは、そのるろうにだ。
「あ、姉さん。どうしたの?」
「……やっぱり何でもないわ」
「え?? そう?」
「宇蘭殿、おはようでござる。朝方は世話になったでござるな」
「……別にいいけどさ」
「あれ、姉さん。るろうにを知ってるの?」
「……朝方、威勢よく出て行ったどこぞのお譲さんを抱えて、ここに来てたのよ。それで家の中に入れた」
「あは。……ごめんなさい」
素直に薫は謝る。宇蘭は小さく微笑むと、味噌汁を少し飲む。
「……これ」
「く、口に合わなかったでござるか?!」
るろうにが少し不安げに言う。「いいえ」と宇蘭は言う。
「……薫よりも美味しいわ」
「おろ?」
「ちょ、姉さん!!」
「あー、ごめんごめん。じゃ、薫。私ちょっと行ってくる」
「え?? 何処に?」
「見回り」
そう言うと宇蘭は部屋に戻り、剣を1本、腰にさした。
その剣を見て、るろうにはすっと目を細める。
「……良い剣でござるな、宇蘭殿」
「そりゃどうも。逆刃刀より普通に良いわよ」
妖しく笑って宇蘭は家を出た。るろうには、薫に小さく聞く。
「薫殿。宇蘭殿が持っておられた、あの剣は??」
「……私もよく分からないの。姉さんはすごく大事に持ってるけど、何処で手に入れたとかは全く知らないから」
「……そうなのでござるか」
そう言うと、るろうには地面に目を移す。
(あの剣は————……)
- Re: 決意と覚悟は。 (るろうに剣心) ( No.3 )
- 日時: 2011/07/09 21:20
- 名前: 璃栖 ◆zTeKy90T3g (ID: vUj4jsEu)
●03○
「……何をしているの?」
見回り途中に、偶然見つけたもの。
刀で、簡単に人を斬ろうとしている男の姿だった。
「…お前、比留間 伍兵衛(ひるま ごへえ)か」
「……おめぇは、神谷 宇蘭か」
「……なるほどね。“抜刀斎”は、……お前か?」
キッと、宇蘭の目つきが変わる。
伍兵衛と、斬られようとしている男の背筋に、何かが走る。
「……だったらなんだ」
「……——“俺”はお前を許さないだけだ」
「はっ!! 雑魚が!! この抜刀斎様と殺って——」
「……雑魚はどっちだ」
宇蘭は、腰にある木刀を掴む。
それをひくと、低い姿勢でかまえた。
「なんなら、“俺”が今試してやろうか??」
「……はっ。もうすぐその機会は訪れる。楽しみにしていろ!!」
「——逃げるの?」
「そんなわけないだろう!!」
とかいいながらも去って行った。
「……叔父さんの神谷活心流を汚すとは……ね」
フッと、宇蘭は笑う。
「いい度胸じゃん??」
* * *
「……ただいまー、薫」
「あ、おかえり、姉さん!! どうだった?」
「……ムカつく奴がいたかな。俺が殺してやろうかと「姉さん、“俺”になってるよ」……あれ?」
やっと気付いた宇蘭だ。小さく溜息をつく。
「……そんなに怒っちゃったんだ? 大丈夫?」
「…私が、“俺”って言っちゃうからには、相当怒ってしまったみたい。……あれ??」
「どうしたの、姉さん」
「………るろうには?」
そう言うと、薫の表情がガラリと変わった。
「あんな奴知らないわよ!! 覗いたのよ?! の・ぞ・きっ!!」
「……で、今どこに居るの?」
「……内緒」
「…そう。じゃあ自分でつきとめるわね」
「もう、姉さん!!」
去っていく宇蘭の背中を見つめながら、薫は呟く。
「……無愛想に見えるけど、本当はすっごく優しいんだから…」
* * *
「……やぁ、“ド変態”さん。ついにやっちゃったんだ?」
「う…宇蘭殿……」
るろうにの居場所を突き止め、宇蘭は声をかける。
時間も遅いので、あたりは凄くシンとしている。
「……ここの門下生が、やめちゃったんだね。それで心配して、薫の入浴中を覗いた……、ううん、覗いてくれたんだ?」
「な、なんでわかるのでござるか?!」
「なんでかな。薫への愛情、ってやつかも?」
「そ、そこは疑問形なのでござるか……」
苦笑しているであろうるろうに。
宇蘭はフッと微笑む。しばらくの間、沈黙が落ちた。——その沈黙を破ったのは、るろうにだった。
「宇蘭殿は……本当に、薫殿の姉でござるか?」
「…ははっ。違う、かな?」
「……やはり」
るろうには口ごもる。宇蘭は瞑目して、苦笑した。
「父が死んで、母が死んで……弟が死んで兄が死んで、…家の使い達が死んで……。孤独になった私を引き取ってくれたのは、神谷家だったの」
「死んで……って、誰かに殺されたのでござるか? それとも、病死でござるか?」
「あぁ、聞きたい? ……殺されたのよ」
宇蘭は真面目な顔になると、薄く目を開けた。
「—————————————————————“人斬り抜刀斎”に」
「……!!」
るろうにの、驚いた様な気配が伝わってきた。
「…嫌い。……嫌いよ、人斬りなんて。剣なんて。ただ1人、生き残った私なんて。神谷活心流の方が、大好きよ。守れるのだから」
「……宇蘭殿」
「抜刀斎は消えたけど、私の悲しみは消えないの。平穏は戻ったけど、家族は戻らないの。許せないの、許さないの、許してはいけないの。抜刀斎なんて。……それ以前に、私を」
1つの雫が、宇蘭の頬を伝う。それは、怒りと、後悔と、悲しみと…、いろんなものがまじった物だった。
るろうには心配そうな、辛そうな表情をしている。
「人斬り抜刀斎なんて大っ嫌いよ!! 今ここに現れたら……私はどうなるのか、自分でも分かんないな?」
「う、らん、どの……」
「……なんて。貴方に言っても、何の意味もないんだけどね?」
涙を拭い、宇蘭は静かに微笑んだ。
「んじゃあね、るろうに。おやすみ」
「……ああ」
「……るろう、に? どうかしたの??」
元気のないるろうにの声に、宇蘭は少し反応する。
「……何でもないでござるよ。おやすみなさい、宇蘭殿」
「…ええ」
去っていく宇蘭の背を見ながら、沈んだ瞳で、るろうには小さく呟いた。
「“時雨 宇蘭”(しぐれ うらん)。……間違いなさそうでござるな」
- Re: 決意と覚悟は。 (るろうに剣心) ( No.4 )
- 日時: 2011/09/01 17:50
- 名前: 緋音 ◆gqg2KDGBVg (ID: FvYbH6zw)
え、チョ、上手いです(←
いきなりすいません(orz)はじめまして!!緋音と申します(●・ω・)/
るろうに剣心大好きですよ!!そしてこの小説ドストライクです!!
宇蘭ちゃんのキャラがいいですね(●´艸`)なんかたくさん抱えてそうな子でもありますが。
最後の剣心の発言が気になります!!!謎の深い小説っていいですねぇ♪
人斬り抜刀斎が剣心だとわかったら……。もう想像するだけで楽しみになってきます!!!
更新頑張ってくださいね(●´人`●)
- Re: 決意と覚悟は。 (るろうに剣心) ( No.5 )
- 日時: 2014/04/30 16:37
- 名前: 萌氏 ◆YbOCwosE5o (ID: SnE9EC7A)
はじめまして!!萌氏デス。きざしって言います!!
宜しくお願いします。
私もるろうに剣心大好きです!宇蘭ちゃんのキャラが好きです!
次が楽しみです!
頑張ってください!
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。