二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブンGО 〜神童と霧野の友情物語〜
- 日時: 2011/08/06 17:36
- 名前: シュン (ID: jvWBucyN)
こんにちは。(もしくはこんばんわ。)
シュンです!
今回で2作目いきます。
今回は、神童と霧野の小さいころ・・・小学校時代を描いた小説を書いて見ようと思います。
おもしろくないかもしれないですが、よろしくお願いします。
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- Re: イナズマイレブンGО 〜神童と霧野の友情物語〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/08/06 19:21
- 名前: シュン (ID: jvWBucyN)
プロローグ
やばい。
俺、神童 拓人は大慌てで階段を駆け下りていた。
夕日は落ちかけて外は真っ暗になりかけている。
今日は、ピアノの稽古なのだ。
なのに、俺はそれを忘れてサッカー部で天馬たちの指導をしてしまった。
それが分かったのはついさっき。
手帳を確認したときだった。
またひっぱたかれる。
俺の両親は、音楽に熱心な人でどちらも音楽関係の仕事をしている。
俺の名前にタクトとつけるぐらい音楽が大好きなのだ。
今は俺にサッカーをすることを許可しているが、来年か再来年にでもなれば吹奏楽部に行けと言い出すに決まっている。
とにかく早く家に帰らなければ・・・。
校門に差し掛かったときだった。
「なーに急いでんだ?神童。」
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「霧野。俺、早く家に帰らないと母さんが・・・。」
今にも駆け出しそうな口調で言うと霧野はくすっと笑って言った。
「残念ながら神童。その必要はない。」
突然の言葉に俺は唖然としているだけだった。
「俺が、さっき神童の母さんに連絡しといた。急な委員会が入ったので今日は少し遅くなるそうだ。ってね。あ、神童の母さんは分かったってさ。」
「霧野・・・おまえ・・・。」
もちろん今日、委員会なんて、はいっていない。
「天馬たちの指導してたんだろ?お疲れさん。」
霧野は少女のような笑顔を浮かべた。(これを伝えたらきっと俺は殴られてしまうと思うけど。)
「ありがとう。霧野。・・・じゃあ、またな。」去ろうとする俺を霧野はおいおいと止めた。
「ごめん。明日ジュースおごるから。」
あわてて言う俺に霧野は、また笑みを浮かべて「そうじゃないって。アイス食いにいこーぜ。近くにすっげー上手い店できたんだ。」と言ってあっちと言うように指をクイクイとした。
「今からか?」
「おう。言っちまったんだよな。神童は7時まで帰りませんって。」
時刻を確認すると、まだ6時だ。
「何故、そんなことを・・・。」
「だってさー。神童、がんばりすぎ。ちょっとは息抜きも必要なんだよ。てことで、行くぞ!」
霧野は、俺の手を引っ張って道を駆けた。
俺もバランスを崩さないように霧野についていく。
霧野に手を握ってもらったら、あの日のことを思い出す。
そう。
たしかあれは俺が小学校の頃だったな・・・。
- Re: イナズマイレブンGО 〜神童と霧野の友情物語〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/08/06 23:35
- 名前: シュン (ID: jvWBucyN)
それは、桜たくさん咲き誇る春のこと。
俺と霧野は、雷門小学校に入学した。
もちろん、この時点ではまだ俺と霧野はお互いのことを知らない。
「拓人、ちゃんと勉強するのよ〜?」
「はい。お母様。」
「拓人、しっかりな!」
「はい。お父様。」
父さんと母さんに見送られて俺は、小学校へと入っていった。
でも、ここが俺にとって地獄の場所になるなんて思ってもなかったんだ。
「やーい!弱虫!」
「男のくせに〜女みてー!」
「知ってか?こいつの友達、ピアノしかいねーんだぜ?」
「えぇ?男の子癖にピアノなんかすんのかよ〜。ダッセー。」
ドン!
俺は、強く押された。
思い切りしりもちをうつ。
「・・・っ!」
やばい・・・涙が・・・。
「また泣く!」
「やーい、弱虫!泣き虫!」
笑い声が遠ざかっていく。
っ・・・何で・・・。
たった一ヶ月で俺の学校生活は地獄化していた。
たびたびふりかけられる悪口。暴力。
その時、よく出たのが男の癖にピアノ・・・だった。
俺はいつしか耐えられなくなり3年生になる頃には完璧な引きこもりとなっていた。
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