二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ヘタリア小説 「さ よ う な ら 」
日時: 2011/08/20 00:03
名前: きたゆ (ID: ZtEKXS3z)

「お名前なんと言うあるか?」

それが「にーに」との出会いだった。

文化、言葉、大切なことすべてを教えてくれた、「にーに」

「にーに」今、どこにいますか?

そして ごめんなさい。

※あてんしょん※
・実際の出来事を織り交ぜたり、織り交ぜなかったり、勝手に作っちゃったりなど、大変カオスな作品になっております。

・誤字などがあったらご指摘下さい。

・文才が無い作者なので、温かい目でこの作品を見ていただけるとうれしいです。

・主に日露戦争、第二次世界大戦(ww2)(太平洋戦争)、日中戦争(支那事変)、関連の話です。

・キタユメとウィキペディアを参考に作っています。

【登場人物】

(枢軸国)
イタリア:フェリシアーノ・ヴァルガス

イタリア(兄):ロヴィーノ・ヴァルガス

ドイツ:ルートヴィヒ

日本:本田菊

(連合国)

イギリス・アーサー・カークランド

アメリカ:アルフレッド・F・ジョーンズ

フランス:フランシス・ボヌフォワ

ロシア:イヴァン・ブラギンスキ

中国:王耀(ワンヤオ)


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ヘタリア小説 「さ よ う な ら」 ( No.1 )
日時: 2011/08/18 17:47
名前: きたゆ (ID: ZtEKXS3z)

「にーに、にーにー・・・どこぉ・・・」

お昼寝から目を覚ました時、隣にいたはずのにーにが居なかった。僕は心細くなって泣いてしまった。

「日本、何泣いてるあるか、にーにはここに居るあるよ」

優しく笑って、僕を抱き上げるにーに。たちまち笑顔になる僕。

幸せだった毎日は日を追うごとに崩れていった。


「ねぇ、日本君・・・・僕君の領土がほしいんだぁ」

後ろを振り向くとロシアさんがそこにいた。ロシアの背後にはドイツさんとロシアさんと同盟を組んでいるフランスさん。

でも僕の後ろには、アメリカさんとイギリスさんがついている。

「寝ぼけたことおっしゃらないでくださいよ、ロシアさん」

日露戦争 1904年2月8日〜1905年9月5日 第0次世界大戦(World War Zero)勃発。

日本は勝利した。(実際は、両国はアメリカ合衆国の仲介の下で終戦交渉に臨み、1905年9月5日に締結されたポーツマス条約により講和した。となっています)

日本は目の色を変え、富国強兵に力を注いだ。

「日本、いいかげんにしろある!」

「なんですか・・・・?「中国」さん」

その言葉は今の私に通じなかった。

「戦争は何も生まないあるよ、生むのは憎しみだけある!、そんな国に育てた覚えはないある!」

「はぁ・・・・私はあなたに育てられた覚えはないのですが」

冷たい目で見降ろす日本。

「お前・・・・そんなヤツだったあるか・・・」

中国は顔を赤くし怒るが、日本は動じない。

「私、そんなことより領土がほしいのですが・・・・ねぇ「にーに」?」

刀を静かに向ける日本。

かつての日本はもうどこにもいなかった。


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