二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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小さな道化師の孤独な御伽噺 (星のカービィ) 
日時: 2011/09/21 16:46
名前: 満月の瞳 (ID: A2bmpvWQ)
参照: http://fullmoonaye.blog.fc2.com/

初めましての人は初めまして!
知ってる人はこんちゃーす!

満月の瞳です!



この話は現在進行中の星のカービィ三部作とは関係ないです。

『星のカービィ 運命の車輪』『星のカービィ 幻想の魔筆』とは、一切別物と思っていてください。

現在、魔筆を執筆してるんですがスランプのせいか全く進まないんで、気分展開に他の話を書いてみました。

・・・長い間更新ストップしててすいませんwww


今作はマルクが主人公の物語です。

そう!作者はマルクが主人公の話を書きたくて仕方なかった!

三部作のラストに出す予定なんですけど、待ちきれなかったwww



今作ではマルク以外のキャラはでません!
つまり、本来の主人公であるカービィからメタ、デデデ・・・出ませんwww

でも名前だけは出てくるかもしれないんでw


この小説を読む注意事項

☆誹謗中傷、荒らし等はお帰りください。

☆出てくるのはマルクだけ。・・・・でももしかしたら誰か出すかも。

☆更新はカメ並に遅いです。

☆グロいとこ、流血表現があるかもしれません。

☆主人公が相当なヤンデレ(作者がヤンデレ好きなもので)www

☆なんか・・・・意味☆不明な物語になっちゃうかも。




感想は大歓迎です!むしろ欲しいwww


ハジマリ >>1

Ⅰ.grudge against>>4







お客様

るみあさん

グレイ

彌浪

空海さん





満月の瞳の書いた作品


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☆星のカービィ 運命の車輪(完結) 

アニカビ+参ドロです。ドロッチェ団好きだあああww


☆星のカービィ 幻想の魔筆(執筆中)

アニカビ+タチカビ+きらきらきっずです。最近スランプでやや停滞中。
ドロシア大好きだあああああああああああwww
実をいうと、運命編よりもこっちのほうが好きだったり(笑)


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Re: 小さな道化師の孤独な御伽噺 (星のカービィ)  ( No.5 )
日時: 2011/09/10 14:32
名前: 満月の瞳 (ID: A2bmpvWQ)
参照: http://fullmoonaye.blog.fc2.com/

Ⅰ.grudge against



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涼しい風が、静かに緑の草原をなでていた。

沈みかけている太陽が、情熱的な赤色の光を大地に降り注ぐ。

空は茜色に染まり、一日の終わりを知らせている。


「んぅ・・・・」


閉じた瞳に差し込むまぶしい光に、マルクの意識は覚醒した。

瞳を数回しぱたかせ、焦点を整える。


「・・・・・・・・一体全体なんなのサ」


何の光だったのか一瞬わからず、立ち上がってキョロキョロと辺りを見回す。
ここは草原のひときわ目立つ大樹の天辺。
景色はかなり良い。
茜色の空を見て、ようやく夕日の日差しで目が覚めたという答えに持ち込むことができた。


「もう夜になるって時に起きるなんて・・・・体内時計が相当おかしくなっちゃてるみたい・・・・サ」


空の下部分には、もうきらめく星々が出てきている。
かなり自分が寝坊—————否、寝過ごしたことがあからさまにわかる。


「別に、ぼくはよい子じゃないんだから寝坊したっていいんだけどサ。こんな時間に起きるのもなんだか変な気分サ」


確か一昨日前の夜に、人間を四人くらい殺して、明け方近くに眠くなってここで寝た記憶がある。
つまり—————


「半日以上は眠っていたってことか」


我ながらなんという、だらしない生活だ。
逆に言えば、自由な生活だ—————


「ここのところ、あんまり寝てなかったからなぁ・・・・」


マルクは太い枝に再び、コロンと寝転がる。
丈夫でしっかりした枝は、かなり安定して寝心地が良かった。
まだ自分の体温で、枝が温かい。


「なんだか、変な夢を見てたような気がするのサ」


すでに星が上った空を見上げて、自分が見た夢を思い出そうとする。
しかし、霧がかかったように思いだせない。
楽しい夢ではなかった。
でも、悲しい夢でもなかった。
微妙な、夢だったような気がする。


「・・・曖昧」


マルクはもどかしそうに呟く。


「ぼくの記憶力でも思い出せないなんてサ。厄介だあ」


彼の記憶力は、常人では計り知れない。
見たものを一瞬で覚え、把握し、忘れない。
だからマルクは、思い出せない夢の内容が気になってしまう。


「—————ま、いっか」


でも、そんな疑問はすぐに放棄し、マルクは立ち上がった。


「もう一眠りは、無理かな。目が完全にさめちゃったし」


どうせなら、朝まで眠っていたかったのにな、と言いながら、かぶっていた赤と青の帽子を整える。


「でも—————なんだかちょっと疲れてる・・・・かな?」


長い時間眠って体を休めていたはずなのに、体がひどく気怠い。
隊長は悪くないはずなのに、なぜだろう。


「はぁ・・・・最悪な目覚めなのサ」


ため息をついて、一応怪我してないか自分の体を確認する。


(まあ、怪我するわけないよね。人間どもは雑魚だったし)


昨晩殺した人間たちのことを、マルクはふと思った。


(あんなにぼくのこと化け物とか言って元気そうに吠えてたのに、ちょっとぼくが魔法使ったらピーピー泣き出して、しまいには助けてくれェなんて懇願するし・・・・おもしろいったらありゃしない!)


マルクは、子供のようなかわいらしい笑顔で、クスクスと思い出し笑いをする。


(大の大人がぼくに向かって土下座なんてサ、惨めェ。実際はぼくのほうが全然長生きだけどサ。ポリシーっていうものはないのかな?あんな醜態晒すなら自分で自害しようとか思えないのかな)


不思議そうな表情を浮かべて、マルクは皮靴を履いた足の向きを変える。

それと同時に、ぐらりと自分の体が揺らめいて、平衡感覚がなくなった。


「っ!」


倒れかけた体を支えるべく、なんとか足に力を籠め、倒れかけた体を抑え込んだ。
倦怠感が抜けない。


「何なのサ・・・・ぼくは別に怪我も病気もしてないぞ・・・!」


眩暈でフラフラする体は、自分の何十倍何百倍もある木の幹にもたれる。


「—————夢」


マルクはふとつぶやいた。


「変な夢、見たせい、か?」


理由もなく、そう言った。


「—————でも、今日は・・・・戻らなきゃ」


頼りない力で、マルクは立ち上がる。


この体は、小さくてか弱い。

〝魔法〟を使わなければ、ぼくは・・・・・人間と同じくらいに劣ってしまう。


「なんていう戯言サ・・・下等生物扱いは・・・・されたくないのサ」


億劫そうに言い放つと、マルクは目を閉じて自身の体をまばゆい光で包み込んだ。

まもなくして、金色の歪な翼が、マルクの背中に現れた。
宝玉を括り付けたような翼は、豪奢で不気味だった。

これは、マルクのもう一つの姿—————


「—————帰るの、サ」


そう言って、マルクは枝を踏切り、夜空に身を投げた。

そして、大きな翼で滑空し、どこかへ飛び去って行った—————


月の光に、羽を輝かせながら—————



Re: 小さな道化師の孤独な御伽噺 (星のカービィ)  ( No.6 )
日時: 2011/09/10 14:34
名前: 満月の瞳 (ID: A2bmpvWQ)
参照: http://fullmoonaye.blog.fc2.com/

グレイ

コメありがとう♪
ヤンデレマルクは俺のジャスティス!(^^)!

Re: 小さな道化師の孤独な御伽噺 (星のカービィ)  ( No.7 )
日時: 2011/09/21 16:53
名前: 満月の瞳 (ID: A2bmpvWQ)
参照: http://fullmoonaye.blog.fc2.com/

Ⅱ.my monochrome world


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この世界は、複数の惑星と星々で成り立っている。

水の星、花々の星、砂漠の星、燃え盛る溶岩の星・・・・・

数えきれないほどの、星が点在している。

それには一つとして同じものはなく、どれも違った空間。

その一つ一つに、多種多彩の生物たちが暮らしている。

平和であったり、平和ではなかったり—————


場所によって何もかも違う、そんな世界。



星は生きている。

星(自分)を守るために、星(自分)を支えるために。


己の身を『秘宝』に変えて—————秩序を守り続ける。







*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★*:;;;;;:*★



「—————・・・・・・・・ぅゎぁぁぁぁあああぁあああああああああああああっ!!!」



どこからともなく、絶叫が響き渡った。

しかも、高スピードで近づいてくる—————落下している。


風をひゅんひゅん斬りながら、ものすごい勢いで、誰かが墜落していた。

間もなくして、けたたましい落下音と衝撃音。

それに続いて、何かがたくさん落下する軽い音。



「あうぅぅ〜・・・・い、痛いのサ・・・・」



薄暗い空間に、灰色の埃が舞う。

少年の澄んだ声が、静まり返った室内に虚しく反響する。

勢いよく落下してきたマルクは、苦しそうに呻いて、圧し掛かってきた落下物を退けて起き上がった。

落下物は、全てが全て、本だった。

辺りを見ると、縦に長い塔のような作りをした建物は、壁は全て本棚で占められていた。

本棚に本はきっちりとおさめられているが、それでも本の数は多いのか、床にも本を積み上げた山が出来上がっている。

マルクの落下で崩れたのは、おそらくこの山たちだ。


「むぅ・・・・体の調子がおかしいって時に、どうして山が崩れるのサ!」


頬を膨らませてマルクは、とりあえず自分の周りの本をどかす。
その行動も、何だか力がない。


「はぁ・・・・・」


マルクはふらりと、そのまま床に無防備に倒れ込んだ。
どさりという音とともに、舞い上がる埃。
床には埃が積もっていて、お世辞でも綺麗とは言えない。
でも、大量の本たちには、どれも埃が乗っていない。

ここは、マルクの家・・・・・に近い、〝大図書館〟。

本当の名前はもっと長いのだが、マルク本人はただ〝大図書館〟とシンプルに読んでいる。

この〝大図書館〟は、マルクが立てたものではない。

もともと遥か昔からここに存在していたのだ。

ここに喜蔵されている本は、全てが太古の昔から存在している物である。

しかも、そのほとんどが〝禁術〟などをのせた魔術書。

〝大図書館〟は、危険なことが書かれている本を管理していた場所なのだ。

守護者たちに封印するような形で、守られて、管理されていたのだ。

そこに、マルクはやってきた。

管理人たちを皆殺しにして、ここを占拠したのだ。

それ以来、マルクはここを自分の拠点として住んでいる。




マルクは魔法使い。

魔法使いの最大の武器は、知識。

このような空間は、マルクにとったら最高で素晴らしい環境だ。

本人も〝大図書館〟を、心から気に入っていた。

本人いわく、「ここにいた奴ら(管理人)全員殺してよかった♪」だ。

喜蔵されていた本は、数えきれない。

現在の主人でさえまだ、ここの本を読みきってはいない—————





「くそ・・・・」


マルクは憎々しげにそう毒づいて、半ば這うような形で、冷たい漆黒の大理石の床を進む。


「なんで、こんなに、体が・・・・言うこと聞かないのサ・・・!」


大樹から飛び立ってから、マルクはろくに体が動かなくなってしまった。
なんとか飛行を続けていたもの、しまいには〝大図書館〟に着地できず、落下してしまった。

この建物は、地下にある。
つまりマルクは、地上の入り口から一気に転がり込んでしまったというわけだ。

Re: 小さな道化師の孤独な御伽噺 (星のカービィ)  ( No.8 )
日時: 2011/09/10 21:13
名前: るみあ (ID: yU8XJsFi)

大図書館・・・すごい数の本がありそうで逆に怖い!(えっ


てかその前にフツーに大図書館の管理人殺しちゃっていいのかよ!?

あと1つ、第一章目に誤字があったよ

がんばれよー!(・∀・)ノ

Re: 小さな道化師の孤独な御伽噺 (星のカービィ)  ( No.9 )
日時: 2011/09/20 19:02
名前: 彌浪 (ID: u6knrXHP)

まぁあああああああああああああ
るぅううううううううううううう
くぅううううううううううううう!!!!!!!!

お久です。
マルクぁああ・・・
可愛いなァ・・
やんでれとかいいわ・・
てか良すぎる
しかも神文!
がんば!


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