二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【テニスの王子様】偽りの桜〜第七話更新
日時: 2012/01/03 17:54
名前: 桜花 (ID: lUcqHz23)

お初にお目にかかります!

花暦桜花です。

気軽に桜花(おうか)とお呼び下さいww


今回の作品は…。できればシリアス。でもたぶんギャグに走ってしまうのでそこはどうか、あたたかい目で見守ってください。

荒し・中傷なども控えてくださいね☆

ちなみに、舞台となる学校は四天宝寺です。

関西弁が下手くそ…な時もあるかと思いますが、そこも、あたたかい目で見守って頂けると幸いです。

オリキャラ↓↓

・桜ノ宮 薄 (オウノミヤ ハク)
桜ノ宮財閥の総帥。龍の双子の妹。東京から転向してきた少女。だけど、訳あって男装女子として編入。
後に、四天宝寺テニス部マネージャーとなる。

・桜ノ宮 龍  (オウノミヤ リュウ)
桜ノ宮財閥の御曹司。薄の双子の兄。飛行機事故にて死亡。


目次
プロローグ>>1
1、始まりの色>>2
2、新たな出会い〜前篇〜>>4
3、新たな出会い〜中編〜>>9
4、新たな出会い〜後篇〜>>12
5、忘却したはずの記憶>>18
6、動き始めた運命の歯車>>21
7、春と宵の帰り道>>25



†お客様
*生死騎士様 *黒羊様



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Re: 【テニスの王子様】偽りの桜〜プロローグ〜 ( No.1 )
日時: 2011/11/24 19:31
名前: 桜花 (ID: lUcqHz23)

プロローグ

"私"は人を殺した。

お互いに信頼し合っていた、彼を殺した。

だれにも望まれていなかった"私"は、いつしか"僕"になり、

"僕"の代わりに生きていく。

"私"の人生は

"僕"の人生のものになり

"私"は 死んだ。

今も生きているのに、"私"が死んで"僕"が生きた。

自分を偽り

世間を欺く。


これまでも そして

          これからも

Re: 【テニスの王子様】偽りの桜 ( No.2 )
日時: 2011/11/24 19:17
名前: 桜花 (ID: lUcqHz23)

1、始まりの色

「お前は今日から"龍"だ。」

父様にそう告げられたのは約一年前。

私、桜ノ宮薄には双子の兄、桜ノ宮龍がいた。

けれど、龍はたまたまのっていた飛行機が事故に遭い死亡。
帰らぬ人となった。

生き残った私は"龍"として生きろ、と命じた。



そして私の世界から色が消えた。




それから一年。

一人称も"私"から"僕"になった。
僕は龍として人生の分岐点にいた。

「四天宝寺…。」

正門の前に立ち、校舎を見上げた。
一歩足を踏み入れれば、僕は龍として生きなければならない。
龍として生きる、ということは…。



薄は死ぬんだ…。



僕は覚悟を決めて一歩足を踏み入れようとした時。


「どいてや〜〜〜〜〜〜っ!!!!」


慌ただしい声が聞こえた次の瞬間




________ガンッ!!!ガサガサガサ・・・・・





私と彼は衝突した。

「いったたた…。」

「どいてや、言うたやんけ〜。」

うわ、関西弁。…て、こんなことで驚いてどうする。
少年は真新しい制服についた埃を落とし、尻もちをついていた僕に手を差し伸べた。

「ワイは遠山金太郎。お前は?」

「あ…僕は桜ノ宮龍。」

差しのべられた手をとり、立ち上がる。
そういえば、なぜか急いでいた彼。

「なんで急いでたの?」

「…あっ!せやった!!!クラス表見にいかな!!ほな、龍も行くで!!!」

「えっ?!」

いきなり呼び捨て?!
驚くのもつかの間。彼、金太郎君は私の手を引っ張り、走り出した。




心地よい光を浴び、

満開に咲き誇る桜の花弁が散る中を

春風と彼とともに駆け抜けた。

彼と出逢いモノクロだった僕の世界に

色がついた_______。

Re: 【テニスの王子様】偽りの桜~名前変えました&第一話更新 ( No.3 )
日時: 2011/11/24 19:20
名前: 花暦桜花 (ID: lUcqHz23)

こんばんはwww

名前を変えたので報告にきました

よろしくお願いします

Re: 【テニスの王子様】偽りの桜~名前変えました&第一話更新 ( No.4 )
日時: 2011/11/24 21:28
名前: 花暦桜花 (ID: lUcqHz23)

2、新たな出会い〜前篇〜

入学してもうすぐ一カ月が過ぎようとしていた。

相変わらず僕は僕のまま。

平穏な毎日…と言うほど甘くはなかった。

「あっ…。ねぇあれ…。」

「桜ノ宮様やね。今日も素敵や〜」

僕が廊下を歩くたびにすれ違う女子生徒の多くはそう囁く。

そう。僕は桜ノ宮財閥という世界で知らない人はいないくらい有名な財閥のおんぞうs「龍〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

…。僕を御曹司だと知ってか、知らなくてなのか、

彼、遠山金太郎、通称金ちゃんは僕を見つけるたびに話しかけてくる。

「めっちゃ探したやんけ〜。どこにおったん?」

「どこって…。教室。」

「嘘やん?!」

どこまでもマイペースな金ちゃん。

すると金ちゃんの後ろから随分と美形な人が現れた。

「なにしとん?こんなとこで?」

「あっ!!白石!!」

白石…。

「あぁ、彼が毒手遣いの。」

「(なんでそういう認識?)…こいつ、有名な桜ノ宮やん。金ちゃん、こいつと知り合いなん?」

「知り合いちゃうで?友達や、友達!!」

………どっちにしろ、同じ意味だよね?

「てか、龍ってそないに有名なん?」

「金ちゃん、桜ノ宮財閥って聞いたことあらへん?」

「知らん!!」

即答。早すぎるくらいの即答。少しくらい考えようよ。

「まぁ、めっちゃお金持ちの坊ちゃんやで、この子は。」

「そうなん?!すごいわ〜…。」

まぁ、僕も相当有名…ということか…。

「あぁ、そう言えば自己紹介がまだやったね。俺は白石蔵ノ介。テニス部部長や。」

そう言って握手を求められた。

…毒手の手で。

「ん?どないしたん?」

「い…。いえ…。僕は桜ノ宮龍です。」

勇気を振り絞って、彼…白石先輩と握手をしようとした、その時。




______♪キーンコーンカーンコーン♪____




「あ、予鈴や。」

僕は胸をなでおろした。

「もう授業かいな〜…。」

「そう言わんの。ほな、放課後な。」

私たちは白石先輩と別れた。

そして教室に向かって歩き出してすぐ、私はありきたりなことを訪ねた。

「なぁ、次の授業なんだっけ?」

「次は〜…。オサムちゃんの授業や。」



………オサムちゃん?



って、誰だ?


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