二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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君たちとアタシ。———短編集
日時: 2011/12/03 22:18
名前: フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: NZ/3H69l)

更新が終わったらこの短編集も終わりってことで。

原作は君と僕。です。
みんな好きですが双子萌えです。
あと先生にも萌えです。

よろしくお願いします。

【登場人物】

【目次】

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Re: 君たちとアタシ。———短編集 ( No.16 )
日時: 2012/01/02 22:39
名前: フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: zqqM6H.s)

>>恵莉

あけおめ!!
わたしの方こそこんな駄目スレッドにコメントくれてありがとう ^^
ファジーの方、応援してるからね!
頑張って!!!

日の出〜キミが幸せでありますように〜 ( No.17 )
日時: 2012/01/02 23:49
名前: フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: zqqM6H.s)

「あ、悠太。見て」

 いつもより声に抑揚があった。いつになく、はしゃいでいるのが分かる。
 凛が指さすその先には橙が混ざった燃えるような赤が水平線の向こうから見えていた。

「あのね、悠太。初日の出にお願い事すると願いが叶うんだよ」
「それ、流れ星じゃないの?」
「……お姉ちゃんが、前に言ってた」

 お姉ちゃん。
 俺はその言葉に反応して凛の顔を見ると思った通り、日の出を見つめていた。
 でもその目は一言で言うのは難しいけれど、寂しそうだった。
 かける言葉を失っているとぽつりと彼女が言う。

「毎年、この日に来て『旭凛という存在が消えますように』ってずっと願ってた。生きてることが辛くてたまらなかった。
———でも、悠太がいてくれたから。悠太がいてくれたから日々に希望を持つことが出来た。
……今までは自分のことしか考えられなかったけど、これからは大切な人のことを考えようと思う」

 両手を口の前で組んで目を閉じ、祈る。 

「……悠太が幸せでありますように」

 それを聞いてつい口がほころんでしまった。
 自分の首からマフラーを取り、凛のか細い首に巻く。驚いて彼女は俺の顔を見た。

「悠太、コレ———」
「叶ってるよ」

 言葉を遮って言う。

「もう、叶ってる」

 凛は不思議そうな顔をして俺を見つめる。日の出もこんな顔で見つめていたんだろうか。再び日の出を見やる。

「あ、俺も願いごとしたんだ」
「え?」
「何だと思う? ヒントは凛が幸せでありますように」
「それが答えじゃないの?」
「違うよ。……さぁ、帰ろう」
「ねぇ、教えてよ」
「言わない」

 俺は走り出す。すると凛も走り出す。
 「教えてよー」と声がするが答えなかった。これはちょっと恥ずかしい。

 ———キミを幸せにしてあげられますように、なんて。

君のことなんか嫌いだよ ( No.18 )
日時: 2012/01/30 00:37
名前: フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: zqqM6H.s)

 オレは凛が嫌い。
 全てにおいて嫌い。
 性格も外見も仕草も雰囲気も存在も嫌い。

「祐希」

 振り向くといた。僕の大嫌いな凛が。無視していると膝に膝掛けをかぶせて彼女も入ってくる。

「……何」
「祐希、いつもガーディガンで寒そうだから」

 余計な御世話だ。そう心で悪態をついてから無視する。

「何聞いているの?」

 耳につけたipodのイヤホンを取ろうと線の細い手を伸ばしてくる。嫌だ、触ってこないで。
 押しのけると彼女の髪に触れる。茶色くて猫みたいな毛。
 気がつくと凛がオレの瞳を覗くように見ていた。

「アタシにも聞かせて」

 ……観念してオレはイヤホンを渡すと凛は小さい耳に詰めるようにしてつける。

「あ、これアニソンだ」

 最悪。オレは一番のお気に入りの曲に替えた。
 これなら分かるまい。そう思った。

「えー。分かんないよ」

 ほら、やっぱり。と思った矢先にこう告げる。

「でも今まで聞いてきた曲の中で一番好き。これ、なんて言う題名?」

 その言葉を聞いてドクンと心臓が飛び上がる。

「題名は……」
「ここにいたんだ」

 そこでオレと似た声がして。凛が「悠太」と言い、彼を誘う。
 その顔は綻んでいた。

「何してんの?」

 悠太は近寄るとオレにしたように悠太の膝にもかける。

「悠太はこの曲知ってる?」
「どれどれー?」

 そしてオレから片方を奪ったように、
 悠太に片方を渡す。

 オレはイヤホンの線を引っ張ってその場を去る。

「祐希、どうしたの?」

 悠太が止めるのも聞かずにオレはどんどん進んでいった。

 ———本当、嫌な女だと思う。人の気持ちも知らないで。

 凛は悠太のことが好きだって知ってる。
 だから悠太以外の人間が凛に告白したって叶わないんだ。
 それなのに接してくるなんて残酷だよ。
 だからオレは君を否定し続ける———

 君のことなんか嫌いだよ。

Re: 君たちとアタシ。———短編集 ( No.19 )
日時: 2012/04/09 18:23
名前: 恵莉 (ID: CnBgMNSf)

お久っ♪

しばらく来れなくてごめんね(泣

定期テストの結果があまりよろしくなく、パソ禁を命じられましたっ!←おいっ!

連絡何もできなくってごめんね(泣

うんっ!
ありがとっ!
これからもヨロシクね♪

Re: 君たちとアタシ。———短編集 ( No.20 )
日時: 2012/04/18 21:59
名前: フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: zqqM6H.s)

恵莉ィィィィィィィィ!!!

超久しぶり!
パソ禁かー……、懐かしいなw
今、中学だよねー
高校受験のときに内申がないとセンセーにめっちゃ言われるからねー
まっ、実力さえあればそんなの関係ないからね ←

こっち、だいぶ放棄してた
もう一つの方と一緒にまた頑張りたい、かも ←


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