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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- スペインさんとポルトガルさん
- 日時: 2011/12/10 13:17
- 名前: 流浪@初です。 (ID: n3KkzCZy)
※この作品には「まるかいてクッキング」様がつくられたポルトガル
(アンネ・マリア・セラディス)を使わせていただいています。
〜エイプリールフール後〜
世界でやたらおかしな事が発生し、私のお隣では首都に巨大トマトが暴れてた。こっちには被害はなかったけど、仕事に集中できなかったわ。
そして、今、私の目の前には頭にコブをつけているアントーニョが、泣きじゃくっている。
「はぁ、一体何があったのよ。」
「うっ、うぅ〜ロヴィが、ロヴィがぁ〜」
「あ、頭突きされたのー、へぇ〜」
「なんやぁ〜、へぇ〜って!慰めとかないん!?」
世界中にくだらない嘘ぶちまけて慰めろとか、馬鹿じゃないの?
慰めの代わりに、泣く来客にはコーヒーとさっき注文したナタを差し出された。
とたんに笑顔になった。
「・・・子供だ・・・。」
「へ、そんな、ぼそっとつぶやかんといてっ、聞こえとるから!」
「子供だっ。」
「更に言うなや!」
まぁ、こういう子供らしいのも彼の特徴の一つだし、いつもの事だから気にしないけど。
そして溜息一つし、コーヒーの入ったマグカップに口をつけた。
そもそも、ロヴィはアントーニョのことを心配し、照れ気味に頭突きをしただろうから、彼のことを嫌いになったりしないだろう。
悪いのは彼の鈍感要素だろう。
あぁ、鈍感って直せるっけ?
「たぶん無理か・・・」
「ん?」
「なんでも。」
お互いクスッと笑い、残りわずかのナタをほうばった。
その後、ロヴィに説教をかまされながらも、二人は仲直り成功したらしい。
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