二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ぷよぷよ 短編小説集
日時: 2012/01/12 20:42
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21347

新スレです
こっちでは短編小説を主に書いていこうと思ってます
前スレでは、本編第2章に突入予定です
書きかけの番外編もこちらにうつそうと思ってます
番外編リクもこちらでお願いします
面倒くさい事しちゃってごめんなさい

〜☆MOKUZI☆〜
1 闇色の運命
2 3年C組シェゾ八先生(美柑リク)
3 ルルーと恋心(ルルにゃんサマリク)
4 ココロ(鏡音リンのココロをぷよぷよキャラに置き換えただけの物語、遊びです)
5 続・桜前線(『桜前線』は前スレで読めます)
6 ぷよぷよ男子で部活!(ブラバン編、男子校設定です)
7 ぷよぷよ男子で部活!(バスケ編)
8 白銀にトキメキ(BLです!ラグシェです!)
9 風の声が聞こえる(シェゾの1日です)
10 あの日の歌(セリシェです、アルシェじゃないと嫌って人は回れ右で)
まだまだ増えます!

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Re: ぷよぷよ 短編小説集 ( No.2 )
日時: 2011/12/17 13:52
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

「とにかくいただく!」

「あ!」

「ん?何だ?」

「何にもないです!」

「あ!?」

逃げられた・・・

まぁ必ず魔力は手に・・・

「シェゾ・・・」

!!アルル・・・?

やけに大人びた表情に違和感を感じるけど

すっげぇ美人になってる

「久しぶりだな、アルル」

「・・・会いたかったよ・・シェゾ・・・・」

そんなかわいい事言うな

この狭すぎる川の幅を何とかしてほしい

少し前のめりになったら

唇が届くじゃねぇか・・・

潤んだ瞳とか

16歳の面影がのこるその綺麗な顔

凛とした声

オレの知らないアルルがここにいると思ったら

我慢できねぇ・・・

軽く触れるだけのキス

「シェゾ・・」

そんな風に顔を赤らめて微笑むな

もう1回するぞ、このやろう


「・・・や・・ッ!」

突然奇声をあげたから

何事かと思った

「嘘ォ・・・・」

「アルル、どうした?」

「怖い・・落ちたら・・・・・どうなるのかな?・・・」

「アルル・・・」

あぁ崖の事か

オレも落ちた事がトラウマになってたから

川をこえて避難したら死んでた

「シェゾはどうだったの?」

「・・・どうって・・」

何が言いたいんだコイツ

「ボクもそっちに行っていい?」

「!!ダメだ!!!」

とっさにアルルを突き飛ばす

あ、やっちまったけど

アルルが死ぬよりは100倍マシ

「何で・・?」

切ない声に胸が締め付けられる

「シェゾ・・・ッ!!」

そんな声でオレを呼ばないでくれ・・・ッ

もうアルルは見えなくなっていた

「シェゾさん」

「逃げたんじゃねーのか?アーシャ」

「逃げました、でも戻ってきました」

「何だそれ・・」

今アーシャを見たら

オレがオレじゃなくなってしまいそうで

「ちょっと向こう行っとけ」

「シェゾさん・・・」

アーシャは切ない顔をしていて

さっきのアルルとかぶって見えたから

思わず腕を掴んでいた

「痛・・ッ!!」

「オレから離れないで・・・魔力、くれるワケ?」

「違う・・!」

アーシャの細い腕なんて簡単に掴める

「助けて!シェト・・・ォ・・」

「シェト?」

「あ!いえ!何も!」

『助けて!シェト・・・ォ・・』

「こんな風に弱気になって助け求めれるんじゃん、強気になってないで・・・死にたくなかったって泣けばいいのに」

思ってただけのハズが言葉になっていた

「え・・?」

「心が辛いって叫んでるぞー」

「それを言う為に・・腕を?」

大分違うけど

「そうだけど?」


これで前スレの分は終わりです
では続きもお楽しみください

Re: ぷよぷよ 短編小説集 ( No.3 )
日時: 2011/12/18 12:31
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

「意外と優しい・・・?」

「意外って・・」

ふぅ、とため息をつく

「もう、オレは死んでるし、魔力なんていらないから」

パッと腕を離す

「え・・、とシェゾさん」

「何?」

「シェトとアルルさんが一緒にいます」

「・・・え!?」

シェトって男は

優しそうな顔をしてた

穏やかな顔して微笑む・・・オレ?

みたいな感じ

「いい男だな、シェトさん」

「・・・それ、自分がいい男って言ってるのと同じような事ですよ」

「オレはいい男だろ」

ベシッと頭をはたかれる

・・・・地味に痛い

「ど・こ・が・!?」

「はは、冗談だって」

だけどオレはアルルに殺されなかった

運命に逆らったって所らへんはいい男、かも?

まぁ他のヤツから見たオレは

ウソツキだろうけど

「・・・」

「・・・」

無言の時間が続く

この時間が嫌だ

「やっぱアルルは、ちんちくりんだな」

「うわ〜ヒドいヤツ」

「お前、だんだんタメ語になってる、オレは一応185歳だぞ!?」

「私から見たらシェトそっくりだもん、敬語なんて無理だよ」

「・・・やっぱオレって「いい男、ではないですよ」

あ、コイツ心の中勝手に覗いたな

「結局、あなたも私も運命に負けたよね」

「オレは逆らったんだけど?光の魔導士・・・アルルに殺される運命に」

「アルルさんはシェゾさんを殺さなかったと思うよ?初めて会った時・・・シェゾさんの死に苦しんでた、これからもしばらくは苦しみ続けると思う」

「・・・そうか・・?」

「残酷な男ですよ、シェゾさんは・・人の心を何も考えずただ一人で突っ走って行く、機関車みたいなジコチュー男」

「お前、言い過ぎ」

「はは・・でもホントの事だもん」

Re: ぷよぷよ 短編小説集 ( No.4 )
日時: 2012/01/11 20:20
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

きっと想いは変わる

その時にアルルに殺されるくらいなら

自滅の方が遥かにマシ

・・・なんだけど

「とにかく、一言アルルさんに謝るべきだね」

「どうやって」

「いい案があるんです☆」

_____________________・・・

「は!?願いをかなえる時計!?」

「ここらへんでは噂だよー?そこに行って、願いをかなえてもらえばいいの!」

「いや、無理だろ」

「夢のない男・・・」

「おい!チクショーッ!!行ってやるよ!!」

そして

「お願いします、幽霊さん」

おいおい何でいるんだよ

「出てきて!!」

「今だ!出て行けシェゾ!」

「呼び捨て!?」

「いいからッ行けェ!」

フワリ

時計から出る

『・・・アルル?』

「え?シェゾ・・・?」

『なんでアルルが?』

「シェゾ・・・お願い!シェゾが死ぬ直前に戻して!!」

『!!・・・だめだ』

そんな力持ってない・・・

なんてかっこ悪い事言えねーし

「何で!?」

『オレは闇の魔導士だ、最終的には滅びる運命・・アルルに殺されずに死ねただけマシ』

「かっこつけ・・・」

あとでアーシャをシバいとこう、うん

「シェゾのバカ・・ッ!」



「勝手にいなくなってゴメン」って言うために来たんだけど・・・


『いったか・・』

ていうか・・・

「おおおおおおおい!!!!!!!!!!アーシャ!!!時間を戻す時計じゃねぇか!!何が願いをかなえる時計だ!!!!!!!!!」

「ここの支配人は私ですもん♪アルルさんがここにくるのを上から見てたんですよ」

「この策士め!」

『良かったのですか?シェゾさん・・・』

急に真顔になるアーシャ

Re: ぷよぷよ 短編小説集 ( No.5 )
日時: 2012/01/12 20:38
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

本気でアルルの事を考えてくれてるのか・・・

だからオレも微笑んで

『大丈夫だよ、アーシャ』

『そうだといいのですが・・・・』

心配し過ぎ

時間を戻せるなら、オレを死ぬ前に戻してくれよ

・・・ていうか

『本当はオレが時間をあやつるワケじゃねーんだけどな』

『私は、闇を許してませんから、あなたをよみがえらせるワケにはいかないのです』

『はいはい、分かってるって・・・・』

天国で会っていきなりその事は言われたし

『でもアルルさんは好きです、あんなにもまっすぐな人あんまりいないですよ』

『オレに一途?』

『・・・』

『ツッコミもなしかよ!冗談だって!』

アーシャ、目怖すぎ

『じゃあ、戻りましょうか』

『そうだな、アーシャ、言葉遣いなおったな』

『ハッ!!!つい』

スゥと体の力を抜くと

体が光に包まれて

あっと言う間に天国

「元気でやれよな・・・アルル」

オレは今日も

ここで君の幸せを願っている




これで終わりです!
桜前線なみに難しい話だった
誰だ!元ネタあったら書きやすいなんて思ったヤツ!(私だ)
アーシャとシェゾのやり取り、好きです
2人がいい雰囲気になるのはいつなんでしょう?

Re: ぷよぷよ 短編小説集 ( No.6 )
日時: 2012/01/13 18:14
名前: アルル (ID: 8IaQw9YV)

2 3年C組シェゾ八先生


わざわざダルい体を起こす

本当は昼まで寝ていたいのに・・・

だけど、仕方ないだって

「オラ、席付けー」

オレが教師だから

「シェゾおはようー♪」

「ルルカ、席つけって言葉ちゃんと聞こえたか?」

「?聞こえたよ?」

「なら、席につこうか、後オレ先生だから」

「はいはい、シェゾ」

ダメだコイツ

話通じない

「じゃあ朝礼を始める、号令」

「え、ぁきッ起立・・・」

ガラガラガラガラ

おいおい

そんな声じゃ椅子ひく音とかにかき消されるぞ

「れもん、もっと声だして」

「ひゃぅッ!は、はぃ・・・れッれぃ・・・」

「だから聞こえな「ちょっと!シェゾセンセー!れもんの事いじめないでよね!」

「・・・リア、別にいじめてないが」

「いじめてるってば!」

「・・・とりあえず礼しようか」

あーヤダヤダ

だから教師なんて・・・

「とりあえず、れもんゴメン」

「ぁ、ぃぇ・・・」

カァァッと赤面するれもん

注目を浴びるのが苦手なのだろうか(←鈍感)

「理科の課題がかえってきたから、理科係配っといてくれ、たしか・・・フィナだよな?」

「ははははははははははい、わ、わ、分かりましたッ」

「・・・テンパりすぎ・・」


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