二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼 儚く消へるは鬼の夢
日時: 2012/03/30 20:05
名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)

コンチャ━((ヽ(*゜∀゜*)ノ))━ァッ!!
流夢です。

今回の物語も、本編の番外篇と考えてくだされば良いです。
○○のお姉様登場!?
もとは同じ血筋の者だったのに・・・。
少し切ない話です。


☆作者紹介
名前:流夢(るむ)
性別:女(男っぽいけど)
誕生日:1月13日
年齢:中1、12歳
在住:埼玉県越谷市
あだ名:るぅ・流夢 etc…


☆読む前の注意点とか
・荒らし・悪口好きな人は回れ右
・薄桜鬼や、主が嫌いって人も回れ右
・コメント大歓迎!年齢等構わずタメでどうぞ。(主はPC内では敬語多め。嫌な方、注意して下されば改めます)


—————

>>2 零話 「始まり」
>>6 壱話 「舞妓」
>>8 弐話 「不明な記憶と島原」
>>11 参話 「団子屋で」
>>14 肆話 「とある歴史書と風奈家」
>>17 伍話 「茶屋」
>>18 陸話 「奈都千澪」
>>23 質話 「滅んだ一族と生き残った者」
>>27 捌話 「頼み事」
>>28 玖話 「姉弟」
>>32 拾話 「千澪と隊士と千鶴」
>>34 拾壱話 「突然現れし鬼」

—————

>>19 【この物語のオリキャラ設定】

—御客様—

カノンsama* 亜鶴sama* 桜舞姫sama* 雛苺sama*

—流夢作品集—

☆薄桜鬼
【完】薄桜鬼SSL 千鶴さらわれ事件!?
【完】薄桜鬼 狐の婿入り?
薄桜鬼 背中合わせの志

☆ボーカロイド
ボカロ曲物語〜歌の世界を君に〜

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Re: 薄桜鬼 儚く消へるは鬼の夢 ( No.15 )
日時: 2012/01/01 09:42
名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)

【新年のご挨拶】

この作品を読んでくださっている全ての方々へ

明けましておめでとう御座います!!!
昨年は流夢と流夢の作品がお世話になりました。
今年も流夢と流夢の作品をどうぞ宜しくお願い致します。
途中で見捨てたりしないでおくれよッ!?w

ではでは、引き続き作品をお楽しみ下さい。
それでは、ごゆるりと・・・

Re: 薄桜鬼 儚く消へるは鬼の夢 ( No.16 )
日時: 2012/01/01 21:16
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

こんばんは、流夢!桜舞姫だよ。

新年、明けましておめでとう!今年も宜しくね♪
長々とした挨拶は【〜生きる者達よ〜】の方に書いてありま〜す。

まぁさ、このサイトでも現実の日常生活でも、また昨年同様、
仲良くやってこ—(^O^)/

ではでは、いつも通り更新待ってます。

Re: 薄桜鬼 儚く消へるは鬼の夢 ( No.17 )
日時: 2012/01/03 13:29
名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)

伍話 「茶屋」


?「千鶴はんっ」
千鶴「千緒さんっ!」

屯所の門前を見ると、千緒が居た。
紫布の着物を着ていた。
前回見たよりも地味な格好だったが、顔にある笑みは変わっていない。
金色の綺麗な髪を二つに分けて下ろしている。

千緒「久々に島原抜けてきてん。遊びに来たで♪」
千鶴「私、今お洗濯していたの。もう少し待って!」
千緒「勿論どす。ゆっくりどうぞ。あ・・・それと千鶴はん。あんた、女で間違いなか?」

千緒が唐突に聞いた。
問いを聞いた千鶴の肩が一瞬ぴくっと動く。

千緒「なんだ、やっぱりそうなんどすね。良かったわ〜」
千鶴「う・・・うん、まぁね」

千緒は気にもせず優しく笑う。
千鶴は冷や汗を垂らしながら苦笑した。

土「おい千鶴、もう良いからそいつと茶でも飲んで来い」

千緒が来てから約10分。
一向に洗濯が終わりそうもない千鶴を見て、土方が呆れ半分に言った。

千鶴「で・・・でもっ」
土「良いから!」
千鶴「はいっ」
千緒「さ、千鶴はん行きましょや。お勧めのお店がお有りんす」
千鶴「本当?楽しみだなっ」

千鶴は明るい笑みを浮かべる。
その笑顔を見て、千緒も笑う。
そして、千鶴と千緒はある茶屋に来た。

千緒「店主、お抹茶とお茶菓子2つずつ頂戴な」
店主「はいよ〜。あんた珍しいね、友達と一緒に来るなんて」
千緒「まぁね」

千緒が苦笑する。
すると、店主が大きな声で笑った。

千緒「此処のはとっても美味しいんどすえ」
千鶴「こんな所に御茶屋さん・・・」
千緒「初めて来た人は皆そう言うんよ」

千緒がけらけらと笑う。
今2人がいる茶屋は、屯所のすぐ近くにあったが、店の看板も無く、家のようだった。
いわゆる、知る人ぞ知る隠れ茶屋だ。

店主「はいよ。何時ものを2つだよ」
千緒「おおきに」

千緒を礼を言って受け取ると、千鶴との間に置いた。

千緒「綺麗やろ?ほら、食いなされ」
千鶴「ありがとう。じゃぁ・・・頂きます」

千鶴は、あむっと茶菓子を口に含む。
そうして抹茶を飲んだ。

千鶴「美味しい・・・」
千緒「せやろ?此処のは絶品や」

そう言うと、千緒も茶菓子を食べる。
その様子を、後ろから誰かが見ていた。
2人はその視線には気が付かなかった。


  【続く・・・

Re: 薄桜鬼 儚く消へるは鬼の夢 ( No.18 )
日時: 2012/01/04 09:36
名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)

陸話 「奈都千澪」


千鶴と千緒の少し後ろで誰かが席を立つ。
そして気付きもしない2人に近寄る。
2人が知っている者と確認し、声を掛けた。

?「千鶴ちゃんに・・・千澪(チレイ)?」
千鶴・千緒「!?」

声を掛けられ、同時に振り向く。
そこには、偶然にも程があるほどの人物が居た。
千だ。

千緒「・・・」
千鶴「又会ったね、お千ちゃん」
千「ええ、本当偶然ね・・・。それより千澪、何で貴女が此処に?」
千鶴「ねぇお千ちゃん、千澪・・さんって誰?」
千「え?千鶴ちゃんの隣に居るこの人よ」
千鶴「え・・・でもこの人は【千緒】さんだよ?」
千「はぁ・・・。千澪、あんたねぇ・・・」
千緒「千鶴ちゃん、私の本当の名前は【千澪】よ。【千緒】は舞妓をやっている時の名前なの」
千鶴「えぇぇぇええええええ!!??」

千鶴はたいそう驚いた様子だ。
千と千澪はそんな事は気にせず睨みあっていた。
途端に千澪が表情を崩して笑顔を見せた。

千澪「お久し振りですね、千姫様?」

千澪の顔は愛想笑にも見えた。
一応挨拶をした千澪に、千も一応挨拶を返す。

千「ええ、本当に久し振り。今まで何処に行っていたの?」
千澪「別に何処にも。ずっと島原で舞妓をしていましたが」
千「途中でお菊に会わなかった?」
千澪「君菊の事ですか?そういう人が居るとは聞きましたが、面会まではしてませんよ」

互いを探るように言葉を交わす。
そんな会話に千鶴はついていけなかった。
一通りそんな会話が終わって、最後に千が聞いた。

千「貴女・・・苗字は何だったかしら?」
千澪「奈都(ナミヤコ)・・・奈都千澪ですよ、千姫様。忘れました?」
千「いいえ・・・。確認しただけ」

千は深く考えこんで店を出て行った。
千鶴はその時、ようやく千澪に問うた。

千鶴「あの・・・千澪・・さん。貴女、鬼なんですか?」
千澪「ええ、当然よ。千姫様と話をしていれば分かるでしょう?」
千鶴「はぁ。。。まぁ。」
千澪「今日はこれでお開きにしましょうか。日が暮れてしまいそう」
千鶴「そうですね。それでは。」

千鶴と千澪も店を出て行った。
千澪は、千鶴を屯所まで送ると、手を振った。
千鶴も手を振って屯所内に消えていった。
が、突然飛び出てきて、千澪に言った。

千鶴「あのっ・・・また一緒にお茶しましょうね!」

千澪は驚いた表情だったが、直ぐに言った。

千澪「ええ。また何時かね。誘いに来るわ」
千鶴「約束ですよっ」

千澪はまた手を振った。
顔にははんなりとした笑みが浮かんでいる。
そして、夕日の見える方角へと進み、消えていった。


  【続く・・・

Re: 薄桜鬼 儚く消へるは鬼の夢 ( No.19 )
日時: 2012/01/04 10:01
名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)

【この物語のオリキャラ設定】
※先の物語のネタばれ等を防ぐため、壱部書いていない事があります。
 又、物語が進むにつれて、追加されて行く事もあります。
 ・・・色々ごめんなさい


名前:奈都 千澪 (なみやこ ちれい)
性別:女
年齢:不詳
性格:頑固。一度言った事を曲げようとしない。
容姿:金髪、赤眼。チョーカーのような首飾りをしている。
    普段は紫色の着物を着ている。
備考:別名を【千緒(ちお)】と名乗っているが、それは舞妓名。


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