二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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銀魂・オリジナル小説☆リクエスト受け付けてます。
日時: 2012/06/22 21:04
名前: みーぽん (ID: Gv0sVNBw)
参照: http://mi-pon.dream

はじめまして。

みーぽんと申します。

ここに小説を書くのは初めてですが、頑張ってみたいと思います。


今回書くのは、『銀魂』の二次創作小説で、

見廻組・真選組がメインとなっています。

オリキャラが一名登場し、その娘と今井信女ちゃんがメインっぽいです。

若干沖信(沖田×信女)要素も含まれていますので、苦手な方は注意してください。

基本一話完結式にしようと思います。


説明長くてスイマセン…

では、よろしくお願いします。


 ☆目次☆

そのいち・彼女たちの日常の回。 >>1

そのに・某ボカロソングっぽい回。(死ネタあり)>>2

そのさん・なんか百合のようなギャグ話の回。>>3

そのよん・シリアスなとある出会いの回。>>4

そのご・お正月で初詣の回。>>6>>7>>8

そのろく・見廻組でバレンタイントークの回。>>12

そのしち・上司がキャラ崩壊の回。>>13

そのはち・バレンタイン別の人視点の回。>>18

そのきゅう・バトルでピンチでラブコメな回。>>21-33

そのじゅう・星に願い(?)を届ける回。>>35

そのじゅういち・猫ちゃんとノブちゃんがかわいい回。>>36>>37>>38

そのじゅうに・マスドでガールズトーク+αの回。>>39>>40>>41

そのじゅうさん・シリアスな回想の回。>>47

そのじゅうし・ドーナツ作りの回。>>72>>73>>76

そのじゅうろく・憧れのスタイルの回。>>81>>82


 ★番外編とかリク小説とか★

美琴ちゃん設定。>>5

1000記念の舞さんリク小説。>>57

心菜リク小説。>>68

金環日食ネタの回。>>80


最近テストやら何やらで更新がマメにできない…

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Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.1 )
日時: 2012/01/14 20:15
名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)

 
とりあえず、第一話。



・。・。・。・。・。・。・。・。・。

   彼女たちの日常
 
・。・。・。・。・。・。・。・。・。


「ただいま帰りました〜」

「ただいま」

見廻組屯所の一角で、ここでは珍しい女子たちの声が聞こえてきた。

ツインテールのまだ幼さの残る顔の少女と、黒髪ロングヘアの整った顔立ちをした少女。

二人は、此処、見廻組の隊士。
            
なぜこのような少女たちがこんな組織に居るのか。
            ´´´´´
二人とも、様々な事情があるのだろう。

一見、普通の少女に見えても、この二人はただの女の子ではない。

ツインテールの少女・水無月美琴は、まだ15歳にもかかわらず、隊内最強のコンピューターの使い手。

作戦の計画やバックアップはお手の物で、

『コンピューター使いのエリート』と呼ばれている。

もう一人の黒髪の少女の名は、今井信女。

無口・無表情・無感動の三拍子が揃った、美琴より2歳ほど年上の少女。

主に刀を使って『仕事』を行う。その正確さから、

『殺しのエリート』と呼ばれている。

この二人は、見廻組で二人きりの女隊士だ。

今日も、『仕事』を終えて自室に帰ってきたばかり。

信女と美琴は相部屋で、12,3畳ほどある部屋を二人で使用している。

部屋の中にはぬいぐるみや本が散乱していて、一見すると『普通の少女』の部屋にも見える。 


ぱちり。

美琴が電気のスイッチを押した。

「ふぁ〜、眠い…」

部屋の左隅、ノートパソコンやデスクトップパソコンが置かれている机に向かい、

ぱさり、と髪のリボンをほどく。

その後ろから、信女が音も立てずに部屋に入り、

謎の電子機器であふれている美琴の机に比べ、かなり整頓されている机に座る。

と同時に、ゴン、と音を立てて机につっぷす信女。

「ノブちゃんっ!?」

驚いて信女に駆け寄る美琴。

「だ、だいじょーぶですか?」

信女は、半開きの目のまま、顔を上げた。

そしてひと言。

「ドーナツ食べたい…」

「ああ、そっちですか…」

呆れ顔になる美琴は、信女に言い聞かせる。

「まったく、いくらなんでもポンデリングの食べすぎですよ?カロリーどれだけあると思ってるんですか?」

「200Calくらいでしょう?」

「正確には225Calです」

「…焼きドは低カロリーだから大丈夫」

「とか言って昨日もポンデリング食べてましたよね。5個くらい」

「・・・」

黙りこむ信女。どうやら、図星を突かれたらしい。

「…あなたの言うことには何も反論できない」

そう言うと、ムクリと起き上がった。

「じゃあ、さっさと書類片付けちゃいましょうか」

美琴が声をかけると、すでに信女は黙々と書類を書いているところだった。

相変わらず、一度スイッチが入ると、てきぱきと仕事をこなす人だ。

それを見て、美琴も赤いフレームの眼鏡をかけ、作業を開始した。

今書いている書類は、数日前に起こった、攘夷志士・真選組との戦闘に付いての報告書だ。

美琴は実戦には参加していないが、裏での作戦指示などを行った。

信女は、現場での敵襲や、真選組隊士との戦いも行ったのだ。

一度に色々な事が起こりすぎた事件だったが、とりあえず解決はできた。


しかし______


その日から、信女の調子が若干おかしくなっているのは気のせいだろうか。

普段から、あまり感情を表に出さない信女だが、長年付き合っている美琴には分かる。

溜め息をよくつくようになったり、普段の彼女ならありえないようなミスを犯したり・・・

やはり、何かおかしい。

そこで、美琴は単刀直入にカマをかけることにした。


「ノブちゃん、この前の事件についてなんですけど…」

「何?」

「あの時、あなたと戦ってた真選組の隊士さんがいましたよね?」

「それが?」

少し間をおいて、美琴がいった。


「ノブちゃん、もしかして、あの人のこと・・・
     好き、だったりしますか?」



沈黙が、訪れた。

先に口を開いたのは、信女だった。

「なな、何言ってるの?そんな訳…ない…わよ」

(やっぱ図星だったか!)

心の中で、グッジョブ!とする美琴。

「だって、あの時遠くから見てたけど、二人っきりで何話してたんですか?
 あの後すぐバトルになったからよく分からなかったけど…」

「…別に、何も無いわよ」

(これはキター!!絶対そうだー!!)

心の中でヒートアップする美琴。

「本当に、何も無いんだから。あなたの勘違いよ。」

「じゃあ、あの人のことは何も思ってないんですか?」

「さあ。ただ、ちょっと・・・
  私と同じ目をしてるなって、思っただけ。」

「え?どういう意味ですか、それ」

「秘密」

そう言うと、信女はまた作業に取り掛かった。

「え〜、教えてくださいよー」

「教えない」

「何で〜」

そうやって、二人が他愛無い会話を繰り広げていると。

ガラリ、とドアをあけて、此処・見廻組の局長、佐々木異三郎が部屋に入ってきた。

「午後9時15分、大江戸デパートにテロリスト。至急出動」

それだけ言うと、すぐに部屋から出て行った。

すると、部屋の空気が一変した。

美琴の顔からさっきまでの笑いが消え、無表情になった。

信女も、無言で手元の刀を握る。

二人とも、『仕事』モードに切り替わった。

「私は現場に向かう。美琴はコンピューターを起動、すぐにテロリストの情報収集を」

「了解です」

すぐにそれぞれの仕事に向かう二人。

すでに、先ほどまでの他愛話は頭の中から消えている。


この少女たちの日常は、いつもこのようなもの。

普通の少女のような暮らしはこの先も、きっと、出来ないだろう。

様々な想いを抱きながら二人は、また人を殺める。


信女が出て行った部屋で、美琴がぽつ、と呟いた。


「いつか、普通の女の子みたいな生活、してみたいな・・・」



・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。













Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.2 )
日時: 2012/01/16 22:10
名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)

話まったく繋がってないけど、第二話。

『GUMI』の『最期のリボルバー』の歌詞をアレンジした、結構シリアスな小説です。(死ネタ注意)
一応、GUMI役がノブちゃん(今井信女)って設定で…
念のために言っておきますが、完全なるフィクションです。
キャラ崩壊半端無いので注意。

・。・。・。・。・。・。・。・。

   桜と少女とリボルバー

・。・。・。・。・。・。・。・。



「水無月美琴を、殺して来い」


局長が私に下した命令は、その一言だけだった。

美琴を、殺せと?

最初は、この人が何を言っているか理解できなかった。

でも、確かにそう言われた。


私の、たった一人の親友を、殺せと———



局長命令。

その言葉で、私の全てが決まる。

今まで、私は何人もの人を殺めてきた。

それが『命令』だったから。

『命令』なら、私は人を殺せる。


だから——



「ノブちゃん、急に呼び出しって、どうしたんですか?」

桜の木の下、美琴が首を傾げた。

いつもの様に、微笑みながら。

私はその問いには答えず、無言で懐に手を入れた。

そこから取り出したのは、局長に貰った、実弾入りのリボルバー。

それを、目の前に立つ彼女に向けた。

いつもの様に、無表情のまま。

でも、彼女は驚くそぶりを全く見せなかった。

微笑を湛えたまま、彼女は言った.

「私を殺すんでしょ?いいから、早く撃って」

意味が分からなかった。

局長から、命令を受けたときみたいに。

「佐々木さんの命令ですよね。私が真選組と内通してるって、疑われてるみたいです。
 邪魔者は、消す。…これが見廻組の掟です」

そう言った彼女。


最初から、美琴はみんな知ってたんだ。

こんな時になって、ようやく気が付いた。

でも——


「なんで、笑うの?」


悪いのは全部私なのに。

どうして、そんなに優しい顔をするの?


「いいんですよ。あなたが私を殺さなければ、あなたが殺されます。
 ノブちゃんが幸せになれるなら、私は、それでいいです」

「馬鹿…」

ぽつりと呟いた。

あなたは、お人よしすぎる。

やっぱり、私とあなたは全て、違いすぎてたんだ。

最初から。



私たちが出会ったのも、この桜の木の下だった。

『悪』だった私と、まだ純粋だったあなたが。


春に出会い、『仲間』になった。

夏にたくさん、思い出をつくった

秋の夜に、『悪』になった。

冬にすべて


終わりを告げた



撃鉄を起こし、指を引き金にあてた。

人差し指が小さく震えてるのが、自分でも分かった。

目の奥が熱い。

気が付くと、赤い瞳からぽたりと、雫が流れ落ちた。

「なんで涙が出るの…」

人を殺したことは、数え切れないほどある。

でも、泣きながら殺すのは初めてかな…

そんなことを思いながら、美琴に銃口を向ける。 


「ごめんなさい…」

私は最後にそう言った。

あなたは最期に———



「大好きだよ」



「———っ!」


美琴の言葉が聞こえた瞬間、引き金を引いた。

カチリという音、手には衝撃、ダンッという音。

目の前で美琴が、笑顔のまま崩れ落ちていった。


美琴は口元を少しだけゆるませて、地面に横たわっていた。

真っ白の制服を、真っ赤に染めて。


もしやり直せるなら、また二人で桜を見たい…

そう想いながら、美琴の傍に座った。

そのまま、銃口を自分の頭にあてる。

心配しないで。

きっとすぐに会えるから。


軽い衝撃と共に、激痛がはしった。


薄れゆく意識の中、私の前に、笑顔の美琴が見えた、気がした。



ずっと一緒にいようねって

いつも言ってたもんね———


         〈fin〉

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

スイマセン、ほんとスイマセン。

二人とも殺してしまいましたが、話が繋がってる訳ではないので、また次回からは復活します(笑)
自己満足のために書いている小説なので、これからも温かく見守っていただけたら幸いです。








 






Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.3 )
日時: 2012/01/20 22:42
名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)

第三話。

前回とは違い、ほのぼの話。
信女が沖田のことを好き(と美琴が誤解している)設定です。
若干百合っぽい…かも?

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

「最近、どうも調子がおかしいのよね…」

レンジで暖めたホットミルクを口に運びながら、信女が口を開いた。

「体調悪いんですか?無理しないで、早く休んだほうがいいですよ」

カタカタとパソコンのキーボードを叩いていた美琴が顔を上げる。

「別にそういう訳じゃないと思うけど…」

マグカップをレンジに入れ、スイッチをON。

「何かおかしいのよ…」

そう言って、長い黒髪をかきあげた信女。

座り込んでブツブツと何か呟き、レンジからマグカップを取り出す。

「おかしい…私どうかしてるのかな…」

一度口を付け、またマグカップをレンジへ。

「もしかしたら、風邪かもしれないですよ。最近、流行ってるみたいですし」

「でも、熱があるわけでもないし、咳もでないし…何なの、これは」

「私に聞かれても分かりませんよ」

苦笑する美琴。

信女はレンジから出したマグカップに、ふーふーと息を吹きかけて冷ます。

そこで、美琴がとんでもない台詞を言い放った。


「あれじゃないですか、『恋の病』ってやつ」


「ぶっ!!」

思わず、ホットミルクをふきだしそうになった信女。

美琴は、その様子をにやにやと笑いながら見ている。

無表情だが、うろたえている様子がありありと分かった。

「ノブちゃんがそんなに取り乱すなんて、珍しいですね〜」

「取り乱してなんかない」

必死で取り繕うとしている。

よろよろと立ち上がり、マグカップをレンジへ入れる。

「やっぱりなんかおかしいですよね。この前の真選組の———」

「聞こえない聞こえない」

信女は耳を塞いだ。

「最近仕事でもミス多かったですし。いつもは私がフォローされる側だったのに、立場逆転してましたもんね」

「うう…私としたことが…不覚だった…」

レンジを開け、マグカップを手に取る信女。

「あと、一つ聞いていいですか?」

「何?」


「さっきから突っ込みたかったんですが…
     何で同じホットミルクを、延々と暖め続けてるんですか?」


信女がマグカップ(レンジで暖め続けられたもの)を持ったまま固まった。

それを美琴が呆れ顔で見つめる。

「それだけ重症ってことですか」

「うっ…」

何も言い返せない。

「ノブちゃんが誰とどうなろうと、私は口出ししませんけど、仕事も頑張ってくださいね?」

「何か重大な誤解が発生してるわよ」

殺意のこもった瞳で、美琴を睨む信女。

「しかも美琴に『仕事しろ』って言われた…本当に立場逆転ね…」

そう呟いた信女は、ふぅ、と溜め息をつく。


「安心しなさい。私がこれくらいで仕事に支障をきたすと思う?」


堂々と言い放った。

美琴は微笑むと、口を開く。

「やっぱ、こっちの方があなたらしいですね」

信女は何も言わずにくるり、と踵をかえす。

その姿は、見廻組の隊士に相応しい、とても美しいものだった。

「やば…惚れちゃいそう」

「何か言った?」

「いえ、何でも」

くすりと笑って、美琴はいきなり信女に抱きついた。

「何のマネよ…」

「何でもないですって。あ、胸大きい」

「セクハラ親父みたいな事言うな」

信女は、体から美琴を引き剥がそうとしている。

「離れなさいぃ…」

「嫌ですぅ…」

むきゅ〜、と信女にしがみ付く美琴。

信女ももう諦めたのか、抵抗しなかった。

「後で覚えてなさいよ…」

そう言いながらも、信女のいつもの無表情は、少しだけ温かかった。

         〈fin〉

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。


相変わらずの駄文でした。
後、何故か百合っぽくなっていたし…
最後まで見てくれた皆さん、ありがとうございます!!




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