二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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  狛犬は空を嘲笑う  【青の祓魔師】
日時: 2012/01/23 08:51
名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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         狛犬は空を嘲笑う、











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 <作品紹介>
神社の娘であるがんばりすぎちゃう女の子、
真白唯が皆とはちゃめちゃ起こす話。
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 Welcome to!
 <注意事項>

 @さようなら

・最低限のルールを守れない人
・荒らし中傷しにきた人
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 @こんにちは

・私の亀更新許せるという寛大な心をお持ちの人
・私の駄文脱字誤字を許せるという広々とした心をお持ちの人
・私にの手によるキャラ崩壊を許せる大きい心をお持ちの人


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@ 目次


>>1-2 設定


@ 本編(原作沿い)


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最終更新  1月22日
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@ お客様 
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Re:   狛犬は空を嘲笑う  【青の祓魔師】 ( No.1 )
日時: 2012/01/22 10:40
名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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正十字学園祓魔塾 所属祓魔師・塾生名簿




名前/ 真白唯(ましろゆい)
性別/ 女
年齢/ 15歳
肩書/ 正十字学園高等部一年生/祓魔塾訓練生

生年月日/ 6月12日
血液型/ A型
身長/ 152cm
体重/ 40kg
趣味・特技/ お菓子作り/読書
一日平均睡眠時間/ 平均5時間
一日平均入浴時間/ 平均1時間
好きな食べ物/ 甘いもの/燐が作った物
好きな漫画のジャンル/ 読まない
好きな音楽のジャンル/ 邦楽/和風ロック
好きな休日の過ごし方/ 皆とお買い物
好きなタイプ/ 男らしい人

容姿/栗色の髪を肩にかかるくらいまでの長さで切り揃えており、瞳は茶色みがかかった黒色。顔は整っていて俗に言う美少女の類に入るが本人は自分を「凄まじいほどの不細工」だと思っている。

性格/女の子らしい性格。純粋無垢で天然なところもある。気配りが出来何事も独りでやり通してしまう。しかし倒れるまで疲れやストレスがたまっていることに気がつかないのが玉に瑕である。

備考
・神社の娘で、狛犬と獅子を呼び出せる
・目指している称号は「手騎士」と「医工騎士」
・召喚した悪魔と一緒に戦えるよう一応刀を持っているが本格的に「騎士」を目指すつもりはない。
・勉強における成績はトップで全国模試試験などは常に1位2位をさまよっている
・燐とは中学時代にナンパに絡まれているところを助けてもらい仲良く
・燐がサタンの落胤だということは知っている




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Re:   狛犬は空を嘲笑う  【青の祓魔師】 ( No.2 )
日時: 2012/01/22 12:47
名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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真白家の悪魔の召喚の仕方は特別で人差し指と中指だけを立ててその2本指で魔方陣を宙に書き、呪文を唱えなければならない。



@ 唯が召喚できる悪魔一覧

狛犬/名前:焔(えん)
真白神社を守る神使の類の狛犬。
名前は唯がつけた。炎を司る。



獅子/名前:翠(すい)
真白神社を守る神使の類の獅子。
名前は唯がつけた。水を司る。

式神

息を吹き込むことによって動き始める
「千と千尋の神隠し」に出てきた人型の紙として捕らえてくれれば。




@ 呪文


@ 狛犬のみを呼び出すとき
「邪を留めんと口を閉ざし吽形よ 神道に仕え 我の願いを聞き入れ給わんことを」
@ 獅子のみを呼び出すとき
「邪を飲み込まんと口を開けし阿形よ 神道に仕え 我の願いを聞き入れ給わんことを」
@ 両方を呼び出すとき
「左右を司りし阿吽の妖よ 悪しき物を喰らえ 我に仕えよ」




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Re:   狛犬は空を嘲笑う  【青の祓魔師】 ( No.3 )
日時: 2012/01/22 10:52
名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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  ——色は匂えど散りぬるを
  咲き誇る花はやがて散りゆくのだと



  我が世誰そ常ならむ
  ——誰もが知っていました



  有為の奥山今日越えて
  ——けれど人は願うのです




  浅き夢見じ酔ひもせず
  ——永遠に時が止まれば、と





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Re:   狛犬は空を嘲笑う  【青の祓魔師】 ( No.4 )
日時: 2012/01/22 11:22
名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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「わ、此処が正十字学園かあ……」




 唯は目の前に聳え立つ何処か城を思い出させる学園を見上げた。
名を正十字学園といい、世界有数の祓魔塾を備える学園だ。
中学時代仲良くしていた奥村燐と卒業と同時に別れ此の学園に来た。
勿論目的は祓魔塾である。

あれこれ考えているうちに視界にピンクめいた茶髪の男の子が入ってきた。男の子は隣の目付きが悪い男ににやにやと笑いながら話しかけている。しかし、そんなことより唯はピンクの男の子が落とした財布に釘付けであった。
男の子は気づいていない様子なので、唯は腰を下ろしその財布を拾う。
人見知りである唯は少し躊躇いながらも男の子に話しかけた。




「あ、あの…!」
「ん?」
「財布落としましたよ」



振り向いた男の子は唯の顔を見るなり固まってしまった。しかも心なしか顔が赤い。熱でもあるのだろうか。
財布を受け取る気配もない。
唯としては——先程も言ったのだが——人見知りなため早く渡してちゃっちゃと入学式に挑みたい。

唯が困った顔をしていると見かねたのであろう目つきの悪い男が口を開いた。



「志摩、はよ受けとらんと女の子が可哀想やろ。」
「え?え…あ!堪忍え!」
「いえ、次は財布落としたら駄目ですよ」



男の子は唯から財布を半ば奪い取るようにとるとポケットに捻じ込み、にへらと笑った。
唯も釣られて笑い、さあ入学式に臨もうと踵を返す。
すると背の方から男の子が声をかけてきたのでまた男の子の方へ寄る。



「おおきにな!御礼したいねんけど……名前教えてくれへん?」
「そ、そんな!お礼なんていいですよ!」
「そうゆうわけにはいかんのよ!俺、実は坊さんやから、お礼きちんとせんと怒られてまうから」
「そう、なんですか?私の名前は真白唯です。」
「唯ちゃんやな!俺は志摩廉造ゆうんや、よろしゅうな!」



廉造の名前を聞くと、唯は今度こそ小走りで入学式の行われる講堂へ向かっていった。




——

おまけ。




「お前、坊さんてゆう事利用しよって…。別にお礼せんでも怒られやせんくせに……」
「ほんま志摩さん一回往生したらええんちゃいますか」
「子猫さんえげつな!」

「てゆうか入学式始まってしまいますよ」
「そやな、はよいかなあかんわ。ほら志摩行くえ!」
「あっ!待ってくださいよ!」


廉造は勝呂を小走りで追い掛けていった。




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Re:   狛犬は空を嘲笑う  【青の祓魔師】 ( No.5 )
日時: 2012/01/22 12:26
名前: 如月 ◆eZsQmZilro (ID: w0.JbTZT)

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「新入生代表——奥村雪男」
「はいっ」



雪男は目を伏せながら紙を広げ口を開いた。
唯はその姿に頬を緩ませる。
雪男は中学時代から頭がよく、唯もよく雪男と模擬試験などで争ったものだ。
燐によると昔はいじめられっこだったというが、今やそんな面影など全くない。

思わず握り締めたこぶしを緩め、ふと隣をみた。




「……!」
「ん?……あ!ゆ、唯!?」




其処にいたのは、燐だった。
唯は思わず目を見開く。
どういうことだ。燐は中卒を希望していた筈だしそもそも何故この学園にいるのかがわからない。

唯と燐は入学式の間ずっと互いを見合っていた。






——



「り、燐くん!どうして此処に?」
「俺がサタンの落胤(こ)だっていうのは知ってるだろ?だから俺サタンをぶん殴ろうと思ってさ」



場所は燐がフェレス郷と待ち合わせてるというところ。
燐は少し寂しげにそういった。
そうだ、燐は藤本神父を亡くしているから——
唯も少し目を伏せて悲しそうに目に影を落とす。



「じゃ、じゃあ!私もサタンを……ぶ、ぶん殴る!燐くんの力になりたいから!」



唯は自信満々にそういいきると燐の手をとった。
燐の頬が赤いがそんな事はどうでもよかった。

また、燐と学校に通えるのが嬉しかったのだ。

と、そこへ軽快な声が耳に入ってきた。



「おやおや。青春ですねえ☆しかし唯嬢、そう長く手を取っていたら奥村くんの身が持たないですよ☆」
「は?唯嬢?何で嬢なんだ?」
「唯嬢は神社の跡取りですからね。それに彼女の父上は私の友人。そう呼ばして頂いているのですよ。——それより、お待たせいたしました」



フェレス郷は星が出そうなくらいのウインクをして燐と唯がいる場所へと降り立った。
そして軽く説明を始めるとすぐに音を立てながら姿を犬に変え塾まで案内してくれた。

塾までの廊下は天井が高く、やはり何処かの城のようだ。
1106号室につくと、燐は遠慮がちにドアを開ける。

中には7人しかいなく、フェレス郷はこれでも多い方だと言い張った。


教室に入ると、すぐにピンクが目に付いた。
それは今朝財布を落とした男の子——志摩であった。
志摩は唯を見るなり頬を緩ませて光の速さの如く駈け寄った。




「唯ちゃんやないですか!唯ちゃんも祓魔塾入りはるん?いやー思ったより女の子ぎょーさんおって嬉しいわあ!」
「え…?え、ちょ、志摩くん……」
「志摩くんやなんて!廉造ゆうてください!」
「じゃ、じゃあ廉造くん……」




一気にマシンガントークを始める志摩に困惑気味に唯は返す。
するとまたあの目付きの悪い男が近寄ってきて唯は助けて、と目で訴える。
それだけでわかったらしく男は志摩を唯から離した。





「坊!何しはるんですか!折角唯ちゃんとお近づきになろーとしてたんに!」
「阿呆、やりすぎや。困ってはるやないか。……堪忍え真白とかゆうたか。俺は勝呂竜士や。」
「志摩さんほんまナンパ癖ええ加減治さんと。煩悩もええとこやわ。……あ、僕は三輪子猫丸いいます」

「あ、ありがとう。改めまして真白唯です」




勝呂と三輪は、志摩を引きずって教室の奥に消えていった。
すると燐がおずおずと唯のほうへ近づく。




「お、おい…。今さっきのピンク頭誰だよ。どういう関係だよ」
「え?ああ、今朝財布落としたから拾っただけだよ。今日あったばかり」
「そ、そっか……」

「おやおや☆男の嫉妬は見苦しいですよ☆」
「うっせー」




燐は心なしか安堵の表情を浮かべ前の席に座る。
唯も燐の隣に座って、授業が始まるのを待った。





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