二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ
日時: 2012/04/15 10:31
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)






     《幸せと不幸は表裏一体》













    (感情を持たない人形)








   幸せな夢に溺れていたかったな。なんて















ははは、やってしまった。
掛け持ち出来ない癖に作っちゃったw←

駄作者こと陽菜です☆(

今回は、私は何者なんでしょう?にも出てる沖縄こと金城有里ちゃんが主人公です!
シリアスです。ほとんどシリアスです((

注意事項です!

1、駄文。目が腐っても知りません。
2、更新ノロノロ。亀さんです←
3、荒らしぃ?よし、強制だが友達だ^言^←

ま、本編へどうぞ!





prologue     >>01
雨 と 私    >>04 >>05
夢 幻      >>06
過 去 の 私  >>09
笑 顔      >>10
気 持 ち と か >>11
も う      >>14
嫌 で      >>15
仕 方 な い  >>16 >>17
別 れ      >>18
全 部      >>19
ま あ      >>20
と っ く に  >>21

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Re: 【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ ( No.13 )
日時: 2012/04/06 13:54
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

続きは今から更新するよd!
有里はこの話でキャラ崩壊するんだぜー…←

Re: 【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ ( No.14 )
日時: 2012/04/07 20:54
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

第六話 「 も う 」

…何で生きてるんだっけな?
別に、今は菊さんの領土で、国じゃなくて。だから、国であった私が生きてる理由なんて無くて。

『…これが、私の思う事。…君には至極理解できないだろうね? だって、君は、生きることが楽しいんだから』
「…確かにわかりません。…何で、有里さんは生きたくないんですか?」
『…私はただの役立たずなんだよ』
「そんな…ッ!!」

そんな事ない、と言いたい?
いいや、私は役立たずだよ。

『…私はね、誰も護れなかった。護れなかった本人が生きてるだなんて、最高の皮肉じゃないか』
「…何で、何で…」
『ふふ、もうとっくの昔に、全てを捨てたんだよ。感情も、生きる目的も。言うなれば私は人形だ』
「…ッ、違います!! 有里さんは、人です。ちゃんと!! 人形じゃないです。だって、アルフレッドさんが嫌いなんでしょう? 嫌いという感情があるんだから、人形なんかじゃないです」

へえ…。
頭悪いと聞いてた割に、しっかりと反論は出来るんだね。
でも、人形なんか。じゃあないよ。
人形には人形の気持ちがあるものね。

『…あーあ、私、言ってる事反対じゃない…。意味わかんないわ…』

床に座り込む。
放課後、夕焼けが窓から差し込む教室で。
月藍さんとこんな話をしてたのが、もう二週間前の事—————。

Re: 【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ ( No.15 )
日時: 2012/04/09 13:35
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

第七話 「 嫌 で 」

今日は、青で空が覆い尽くされていました。
明日も、こんな空でしょうね。
私の心は、真っ暗だけれど。

『…今日は、サボろうかな…』

学校とか、面倒くさい。
行きたくないし。
やっぱり、来なければ良かったかな。
今度、一回、家に帰ろうかな…。

『…くしゅっ』

くしゃみをして、まくらに顔をうずめる。
眠いなぁ。
…このまま、ずっと、眠っていたいな。
叶わぬ夢だとわかっているけど。
あのまま、平和が続けば良いと、思うくらいに。

*

「有里さーん」
『お、儀間さん…と、誰ですか?』

ハッ。まさか、前言ってた…。

『儀間さん、その方が、好きな人ですか?』
「…そうです」

わーい、当たったー!
にしても、可愛い人です。
腰まで伸びた黒髪に、少し茶がかかった眼。
整った顔。

「…は、南風原 桔梗(はえばら ききょう)です…」
『やー、敬語じゃなくて良いんですよー! 人間年齢は同じくらいですし』
「え、何歳なんですか?」
『人間年齢だと、十七。桔梗さんは?』
「あ、私も十七です…」

何だ。同い年だったんだ。
…あれ、儀間さんって何歳だ。

『儀間さんは? 何歳ですか?』
「十八です」
『…私、二十くらいだと…思ってた』

見た目的にね!←

『御二人さん、幸せにならんと、おばあが許さんよ!』
「ふふ、本当に許してくれなさそうですね」
「…確かに」

私って、見た目はあれだけど、何百年も生きてるお婆ちゃんだからねー。
…いろんな事があったよなぁ…。
帰っていく、幸せそうな二人をずっと、見ていた。

Re: 【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ ( No.16 )
日時: 2012/04/09 18:40
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

第八話 「 仕 方 な い 」

思い出は、楽しい事ばかりじゃあない。
それどころか、苦しい事ばかりの人だって、いる。

『……ん……』

目を覚まして、時計を見ると、既に十二時三十五分だった。
あぁ…。三、四時間くらい寝てたのか…。
…寒いな。目の前が、霞むし…。
熱でも、出たかな…?

*

…此処は、何処だろう。
周りは、真っ暗で、先なんて見えない。
…前にも、来た事があるような?
何故だろう。

涙が

止まらないの。

『……?』
「やあ、有里ちゃん♪」
『…?』

誰。
何で名前を知ってるんだ。
というか、ちゃん付けやめろ。

「噂通り、多重人格者だねー。まあ、僕も人に言えないんだけどさ(笑)」
『…君、誰。何で名前知ってるの』
「今は、参? ああ、僕は、ユリア。あくまで、僕の名前だけど。ちなみに女だからね」

姿はなく、声だけ聞こえる。
だから、僕、と言ってたら、男と思うと思ったのか…。

「…で、君を此処に読んだのは、話があるから」
『…話?』
「うん。本題に入るね。君は、誰かに愛してもらいたいんだろう?」

え…。
私、は……。

「いい加減、認めなよ。ずっと、自分を抑えているんでしょう。愛されたいのに、諦めてるんだ。…抑えてるんだ。君を愛してくれる人はいるはずだよ」
『…ッ、違う、違う、違うッ!!! 私を愛してくれる人なんていない! 私、は…誰にも愛されない…!! 私を、分かってくれる人なんて、いない!!』

感情が、無い。
それなのに、誰かが分かってくれる…なんて、無理な、叶わない夢。
それだけでも無理なのに、誰かが私を愛するとか…。馬鹿みたい。
皆、皆。心の中では、感情が無いだなんて、変だと思ってるはずだ。

『…誰かが、私を理解するなんて…。あり得ない。そういう事は…物語の中でしか起こらないの…』
「いいや、違うな。君を理解する人はすぐ近くにいる。あり得なくない」

嘘だ。嘘だ。
絶対、無い。
あり得ない。

「…戦争で、大切な人を失っただろう。だから誰も信じれない…、愛せない…」
『き、君に私の何が分かる…!!』
「大切な人を思い出せないんだろう? なら、思い出せばいい。また、夢を見て」

続く←

Re: 【APH】 君 ニ 花 ヲ 捧 ゲ ヨ ウ ( No.17 )
日時: 2012/04/10 16:22
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

ユリアside

きらり、きらり。
幸せな夢は、一つ、一つ、たくさん。
君から失われていった。

僕の使命は、人を幸せにする事だからさ。
君も幸せにしてみせよう。
全てを思い出して。
悲しい事を受け入れて、また君に笑顔を届けよう。
一つ、一つ、たくさん。
楽しい事、悲しい事、嬉しい事…。
全部、思い出して。

*
有里side

全て、全てを失ったんだ。
今更、何を取り戻せる?

*

1945年、4月1日———————————

「有里さん…!! 米軍が、上陸してきたようです…!!」
『………何時かは、こうなると思っていたけれど…』

嗚呼、何て惨い事でしょう。
…平和を人一倍愛しているこの島の住人を戦争に巻き込んでしまう…。

「有里さん…」
新城しんじょうさん、日.本軍の勝利を信じて、私達も、戦いましょう』

戦争を否定すると、非国民だなんて言われる今。
…本当は、駄目じゃあないよ。
否定して、良いんだよ。

胸が、押し潰されそうになる程、苦しい決断だった。
仕方がない、だなんて分かっている事だったけど。


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