二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ぬらりひょんの孫 双子の妹
日時: 2012/04/05 21:28
名前: 朱雀 (ID: ia9Umcvq)

初めまして!朱雀(すざく)と申します。

初めて小説を書くので、駄文にならないか心配ですが・・
よろしくお願いします。


注意
・荒しは無しです。
・更新が遅いです。
・リクオに双子の妹がいた!という設定です。
・内容的には原作と同じです。
・めんどくさい所は省く場合がありますんで。



よろしくおねがいします!!

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Re: ぬらりひょんの孫 双子の妹 ( No.1 )
日時: 2012/06/23 21:23
名前: 朱雀 (ID: ia9Umcvq)

《オリキャラ》

名前:奴良サクラ
性別:女
年齢:人間時:12歳 妖怪時:16歳
髪型:人間時
    ・銀髪で長さは腰くらい。
   妖怪時
    ・黒髪で長さは一緒だが、30㎝くらいのところで縛ってる。
服装:着物(山吹乙女が着ていたのと同じ柄)
性格:人間時
    ・優しく、鯉伴と考え方は同じ。怒ると恐い。
   妖怪時
    ・男っぽくなる。ちょっと強引。
一人称:人間時:私 妖怪時:俺
好きな事:読書。稽古。
嫌いな物:百物語。
刀:月桜(短刀)・天空桜(長刀)
能力:ぬらりひょんの能力+風

Re: ぬらりひょんの孫 双子の妹 ( No.2 )
日時: 2012/06/15 18:07
名前: 朱雀 (ID: ia9Umcvq)


サクラが咲き始めたある日、私はリクオと鯉伴と一緒に出かけた。

行き先は、山吹が咲き乱れる神社。

サ「あの子・・誰?」

黒い髪、黒い服、白い肌。

おそらく、私達と変わらない年頃の女の子。

 「・・・一緒に遊びましょ。」

リクオはすぐ仲良くなって、一緒に遊ぶ。

鯉伴も戸惑ってはいたが、やがて手を取り始める。

だけど、私は違った。嫌な予感がしてた。

リ「あれなんだろう?サクラ行こ!」
サ「ま、待ってよリクオ!」
鯉「二人とも、あまり遠くへ行くなよ。」

鯉伴にそう言われ、鯉伴を見るとすぐ後ろに刀を持ったあの女の子。

サ“父さん!!”

私は反射的にリクオの手を振りほどき、最高速で走って鯉伴とその子の間に入る。

その子は躊躇なく、私の横腹を刺した。

鯉「サクラッ!!」

脳内に響く鯉伴の声、羽衣狐の笑い声・・・

私はそこで意識を失った。

Re: ぬらりひょんの孫 双子の妹 ( No.3 )
日時: 2012/06/16 05:21
名前: 朱雀 (ID: ia9Umcvq)

第1話

暖かい日差しが目に射さり、重たい瞼を開いた。
そこは神社ではなく、私の部屋。

サ「・・・・・」

隣には、私に背を向けてなにかをやっている紀乃(毛倡妓)。
その背中に声を絞り出して呼んだ。

サ「紀乃・・?」
毛「!!・・・サクラ様?」
サ「・・おはよ、紀乃。」
毛「お、おはよじゃありません!3日も目を覚まさないので心配してたんですよ!今鴆様達を呼んで参ります!!」

紀乃はそう言って部屋を出て行った。
私の部屋は2階の一番奥の部屋だから、呼んでくるのに時間がかかると思ったら、2分で来てしまった。

サ「あ、えっと・・おはよ。」
鯉「サクラ大丈夫か?」
サ「大丈夫だよ。わりと元気だから。」
若「目が覚めてよかったわ。心配してたのよ。」
サ「ごめんなさい、心配かけて。もう大丈夫だから。」

布団から起き上がろうとすると、一瞬だけ横腹に痛みが走った。
それは別に大したものではなかったが、頭がまだ少し痛い。

鴆「1週間は安静にしてろ。傷口も完全に癒えてないし、頭痛もするだろ。」
サ「え〜1週間も?」
鴆「まあ多少は動いていいけど、激しい運動はやめろよ?」
サ「それならしょうがないか・・」
若「さっ!早くご飯にしましょ。サクラ、下に来れる?」
サ「うん!」

布団から飛び起き、リクオと一緒に下へ駆けていく。
鴆が「今走るなっつったばっかじゃねーか!」と怒ったけど、そんなの無視。
だって、お腹すいたし父さんが生きてて嬉しいんだもん!

Re: ぬらりひょんの孫 双子の妹 ( No.4 )
日時: 2012/07/10 21:11
名前: 朱雀 (ID: 0T24nVPU)

第2話

それから数年後———

ぬ「今年も・・・またダメか・・・?」
木「だめですねぇ——・・早朝まで及びましたが・・・今回の議会でも、奴良リクオ様の3代目襲名は先送りと言う事で。」
サ「あたり前だ!んなもの!」

私は障子を勢いよく開けて祖父ちゃんを睨みながら言った。
リクオの3代目襲名会議だと?ふざけんなコラ!
13になってからって父さんと約束したんじゃねーのか!?
しかもちゃっかり父さん抜きで話進めてやがるし。

サ「祖父ちゃん!その話はリクオが13になってからでしょ!何父さん抜きで話進めてんのさ!!」
ぬ「サ、サクラ。これには深〜いわけが・・・」
サ「そう、単なるいい訳だったら許さないからね★」
鯉「そうだぜ親父。」

私がさわやかな笑顔を祖父ちゃんに向けていると、父さんがやって来た。
どうやら、納豆小僧達が知らせてくれたらしい。

鯉「ちゃんとした理由があるんだろうな。」
ぬ「・・・・・・(逃」
サ「あ!こら待て!」

(ドタドタドタッ)

リ「朝から何やってんのさ。」
サ「あ、リクオ。」

リクオは学ランに身を包み、スポーツバックを肩に掛けている。
これから中学校に行くらしい。

サ「もう行くの?行ってらっしゃい。」
リ「あんまり近所の人に迷惑かけるなよ。行ってきます。」
サ「は〜い。」

リクオに注意されると何故か怒る気しなくなるんだよね。
さっき刀を抜いた音が聞こたし、そろそろ止めた方がいいかな。

サ「父さん?もうやめよって・・・父さんは?」
若「あらサクラ、鯉伴様はこっちに来てないわよ。」
サ「?じゃあどこに・・・」
鯉「あのクソ親父。次やったらただじゃおかねぇ・・・」
サ「あ、いた。」

帰り血浴びてないし、祖父ちゃんは生きてるね。
よかった。

鯉「サクラ、リクオは学校行ったのか?」
サ「うん、さっき。近所の人にあまり迷惑かけるなーってさ。」
鯉「迷惑かけてんのは親父だろ?またどっかから菓子くすねてきやがって。」
サ「またやったの!?それは知らなかった。」
若「はい、それはそれ。ご飯食べましょ。」

あの騒ぎの中普通に作ってたの!?
・・・やっぱり母さんは素晴らしいですね、ある意味で。

Re: ぬらりひょんの孫 双子の妹 ( No.5 )
日時: 2012/07/10 21:09
名前: 朱雀 (ID: ozdpvABs)

第3話

サ「リクオ?どこか行くのか?」

玄関で靴を履いているリクオが目にとまり、俺は声をかける。
外はもう暗く、子供が出て行く時間帯ではない。

リ「学校の旧校舎だよ。清継くんが妖怪捜しを手伝ってくれって。」
サ「旧校舎?そういやーあそこは若ぇ奴等がウロチョロしてたな。」
リ「え!い、いるの!!?」
サ「ああ。」
リ「ど、どうすんのさ!みんなを危険にさらしちゃうじゃないか!!」
サ「一緒に行ってやるよ、保護者としてな。ちょっと待ってろ。」

まあ、他の奴等はともかく、リクオを危険な目に合わせる訳にはいかねぇしな。
俺は一旦自分の部屋に戻り、月桜を懐にしまった。
部屋を出ると、ドアの前に親父が立っていた。

鯉「そんなもん持って何処行くんだ?」
サ「リクオに聞いてんだろ。どけ、出られん。」
鯉「お前、朝と夜とじゃ性格大違いだな。つーか刀置いてけ。危ない。」
サ「刀無しでどうやって守れと?」
鯉「妖術持ってるだろ。」
サ「・・・・分かったよ。」

仕方なく月桜を出して親父に渡す。
親父は月桜を受け取り、微笑んで自分の部屋へ入って行った。
俺は駆け足でリクオの下へ行き、集合場所に向かう。

清「よし・・・そろったね。メンバーは5人か・・・」
島「楽しみですね、清継くん!」
清「ところで奴良くん、その人は?」
リ「え!?あ、えっと・・・」
サ「初めまして、リクオの姉のサクラです。話はリクオから聞いたけど、子供だけじゃ危ないからね。保護者という形で付き添わせてもらうよ。」
清「奴良くんのお姉さんですか。よろしくお願いします。」

実際の年齢は12歳だが、今の見た目年齢は16、7だからな。
姉って事にするのが一番手っ取り早いが、どうも慣れねぇなこの口調は。
あっきから親父もついてきてるし、俺が行かなくても本当はよかったんじゃね?

カ「うわー・・・近くで見るとホント不気味・・・」
島「放蕩に人が出入りしてる雰囲気・・・ないっすねぇ・・・」
清「さっき通った道以外本当に来られないからね。危なくて近寄らないよ。とにかく、事細かく調査だ。」

そう言って入ったのは美術準備室。
近くに来た時から感じていたが、意外といるな。

サ「リクオ。」
リ「ん?何、サクラ。」
サ「思っていたよりも多くいた。俺だけ別行動を取ってもいいか?」
リ「僕達の保護者として来てるんでしょ?離れたらまずくない?」
サ「だよな。妖気でも放っとくか。」
リ「大丈夫なの?」
サ「人間には分からねぇよ。」

そうやって放つと、現代妖怪の雑魚供は恐れをなして逃げて行った。
その後も一様見て回ったが、妖怪は俺と親父以外はいなかった。
てか、親父は何しに来たんだ?


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