二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 零崎夜織の人間遊戯【戯言シリーズ×REBORN】
- 日時: 2012/04/16 21:56
- 名前: 唯柚 ◆0Tihdxj/C6 (ID: 8HTDhaI.)
セブルスさん、私はここですよーっ!
……はい、一文目から何のこっちゃと思ったと思います。ご本人も、他の方も。
以前は唄李という名で書いておりました、唯柚と申します。
あの一文は、私が雑談スレに入り浸っていた時に立っていたスレで、セブルスさんに呼び出されていたので、つい……。
はい、この小説は、以前書き出し以降放置していた小説の、リメイク版です。元の小説(原作という意味でも、この前身の小説という意味でも)を知らない方は多いと思いますが、目に留まってくれて、尚且つ読んで頂けたら、幸いです。
初めましてではない方に、一言。
前と同じ私だと思ってたら、怪我するぜ!(テンション的な意味でも、描写力的な意味でも)
ちなみに更新の遅さは、傾斜45度の上り坂を上っていく自転車に、匹敵します。
目次———————————
序章——>>1
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- Re: 零崎夜織の人間遊戯【戯言シリーズ×REBORN】 ( No.1 )
- 日時: 2012/04/16 21:55
- 名前: 唯柚 ◆0Tihdxj/C6 (ID: 8HTDhaI.)
序章
君は、ロングスリーパーにとっての睡眠時間三時間の辛さを知ってるかな?
ロングスリーパーは通常、六時間以上の睡眠が必要なんだ。そんな人が三時間しか寝ない。それが何を意味するかというと……。
「えー、みなさんには、この並盛中学で——」
「……ふわぁ〜」
入学式における、ボクの眠気の限界。
欠伸を噛み殺して、禿げてる校長先生の話を聞く。聞いてやる。
入学式は梗兄さん曰く、とってもワクワクして楽しいものだって聞いてたけど、それはどうやら冗談だったらしい。
じゃなきゃ戯言。
まったく、傑作だよ。
冗談なんだけど。
まあ、ボクの人生初の入学式は、凄くつまらないという事は、事実なんだよね。至極残念な事に。
……………………と、ととと。そんな事を考えてたら、いつの間にか視界がブラックアウトしてた。危ない危ない。いや冗談じゃなく。
首の周りの筋を解せば、血行良くなって目も覚めるんじゃないかと「パキパキピキッ!」……凄い音した。え、これ、周りに聞こえてないかな……。
取り敢えず、眠気は覚めたから、周りを少し見回してみると、
「………!」
「………?」
隣の列の、斜め前。髪型が某サイヤ人な男子と目が合った。
「ッ……!」
すぐに逸らす相手。
「………」
ちぇっ、つまんないの。折角暇潰しに使えるかと思ったのに。
「えー、これで入学式を終わります。新入生のみなさんは——」
え? もう終わり? だってさっきまで三十分経ってなくって……。
「……あぁ」
なるほど。そういう事か。
どうやら、ブラックアウトは一瞬じゃなかったらしい。
***
「えー、では、自己紹介をしましょう。出席番号順に……はい一番手、猗木(ああき)さん」
凄い。凄い名前の人がいた。猗木って、確かに一番確定じゃん……。
名前以外は、平々凡々な女子だったから、聞き流して窓の外を見る。
住宅地の真ん中に出来た学校だからか、周りは背が低い住宅ばっかり。全体的に白いし、あまり味気が無い。
良く言えば無難。悪く言えば、退屈。三時間で飽きそうな風景。
まったく、梗兄さんは、どうしてこんな学校が好きなんだか。特出した所なんか無い、漫画のモブキャラみたいな学校なのに。
「はい次、黒鵜さん」
ボクの番が来たみたいだから、その場で立つ。
さて、何を言おうか……。
「黒鵜詠織。好きなものは甘いもの。嫌いなものは甘くないもの。よろしくね」
取り敢えず、無難だと思う事を言ってみた。
席に座って、腕の中に顔を埋める。外界との繋がりをシャットアウト。
クラスメイトの自己紹介をBGMに、完全に夢の中に入る直前、
「え、えっと、オレは沢田綱吉——」
妙に耳に付いた名前が、あった気がした。
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