二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

君に片想い
日時: 2012/04/29 13:09
名前: 〆ゆーにゃん*。 (ID: HiDlQ61b)

*01     
  どんっっ

「—ぃったあー…」
「あ、ごめんっ 大丈夫?」
床にはあたしの教科書やらペンが散らばった。

「あ、大丈夫—…」
「わり!急いでんだ!ほんとごめんなっ」
ぶつかった相手はそう言って走って行ってしまった。

はあ…
ついてない。


桜井亜美。
14歳、中学3年。
無事進級して、新学期を迎えた。


てか…
今の人、
かっこよかったなー…。

Page:1



Re: 君に片想い ( No.1 )
日時: 2012/04/29 13:11
名前: 〆ゆーにゃん*。 (ID: HiDlQ61b)

中3の春、いきなり出逢った君。
名前も知らなくて、
話したのもほんの一言。
ただ、肩がぶつかっただけ。

だけど━━
一 目 惚 れ 。
あたしは君に、恋をしてしまったんだ。

LHR。
「今日は委員会決めるからなー。じゃあまず〜…」
えー。
めんどくさ。
楽なの楽なの…
あ、学祭委員なら活動年一回じゃん。
これにしよー。
「…〜次学祭委員やる奴ー?」
「はーい。」
「じゃあ桜井は決定なー。もう一人誰かー…」
誰でもいいや。とりあえずなれたし♪
「…はい。」
「お、じゃあその二人で頼むなー。じゃ次は〜…。」

手を挙げたのは男の子だった。
顔は見えるけど…知らない人。

Re: 君に片想い ( No.2 )
日時: 2012/04/29 13:13
名前: 〆ゆーにゃん*。 (ID: HiDlQ61b)

*03
「早速だけど今日の放課後に
1回目のミーティングがあるから、忘れんなよー」

放課後。
「学祭委員だよね?」
後ろから声が聞こえた。
「あ…うん、そうだよ。」
さっき手を挙げた人だった。
「僕もなんだ。よろしくね!」
「よろしくね〜」
「一緒にいこうよ、亜美ちゃん♪」
「あ、うん。えっと名前…」

「…知念侑李。侑李でいーよ。」



侑李と一緒に集合場所の教室に入った。

「え…うそ…」
びっくりした。


Re: 君に片想い ( No.3 )
日時: 2012/04/29 13:14
名前: 〆ゆーにゃん*。 (ID: HiDlQ61b)

*04

「どした?」
侑李に返事も出来なかった。
あたしの視線の席にいたのは
——君だったから。

同じ委員会だったんだあ…!
「ほら席つけー。」
「あ…はい。」
先生に言われてあたしはあいていた席に座った。
もちろん先生の話なんか聞いてなくて…。
君の横顔を見ていた。

——そんなあたしを、侑李が見ていたなんて全く気づかずに。



「あのさ!」
「えっ…?」
ミーティングが終わり、帰ろうとしていたあたしは、
君に話しかけられたんだ。


Re: 君に片想い ( No.4 )
日時: 2012/04/29 13:17
名前: 〆ゆーにゃん*。 (ID: HiDlQ61b)

*05

え、え、うそ、あたしに話しかけてる…?!
「こないだはごめんなー。」
…覚えててくれたんだ…あたしのこと。
「あ、ううん!平気…」
「俺、4組の山田涼介。委員会も一緒だし、まあよろしくな。」
「あ…3組の桜井亜美です…。よ、よろしくね!」
「おう。じゃーな、桜井。」
そういって出て行った。

山田くん…っていうのかあ…。
思わず顔がほころぶあたしの後ろで、
侑李は静かに唇を噛んでいた。


それから山田くんは、
目が合うと笑ってくれるようになって。

廊下ですれ違ったあと、あたしはただ嬉しくて、
一人で幸せを感じていた。



だけど

——あたしには、幸せすぎたのかな。
キラキラ輝いていた日々は、
そう長くは続かなかったんだ。

※すみません
 山田涼介くんと知念侑李くん出てきます

Re: 君に片想い ( No.5 )
日時: 2012/04/29 14:33
名前: 未来 (ID: HiDlQ61b)
参照: http://www.kakiko.cc/noveI/noveI3/index.cgi?modi

〆ゆーにゃん*。さんへ

見に来たよ!

山田君と知念君好きー!


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。