二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- カゲロウデイズ+ポケスペ
- 日時: 2012/05/06 17:19
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
登場人物(ポケスペから)
パール
プラチナ(お嬢さん)
注意
キャラ崩壊
グロあり
荒らし禁止
駄文
プラチナばかり死にます
それでも良い方はどうぞ
Page:1 2
- エピソード2 ( No.2 )
- 日時: 2012/06/01 22:14
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
「お嬢さん…」
おれが目覚めたのは、時計が鳴り響くおれの部屋のベットの上
「…夢…か」
おれは額の汗をぬぐう
今は何時?そう思って時計を見ると、12時3分 、8月14日だった
やけに虫ポケモンの鳴き声がした
「…どうしたんですか?パール」
「いや…何でもないよ」
そして夢の中にも出てきた8月15日の午後12時半くらいのこと
おれとお嬢さんはマサゴ公園にいた。
少し…不思議だな
同じ公園で昨日見た夢を思い出した
同時に、血まみれのお嬢さんの姿がフラッシュバックする
「…お嬢さん」
「どうしました?」
「今日はもう帰ろう」
怖くなったおれはお嬢さんに言った
「……そうですね」
お嬢さんはうなずく
マサゴタウンは大きな建物が少ない町だか、最近はビルが立ったりしている
おれとお嬢さんは町の中を歩いていた。そして建設中のビルの近くに差し掛かったとき
周りの人は皆上を見上げ口を開けていた
なんだ…?
周りの人達が見ている方を見る
おれのちょうど真上、クレーン車で吊り下げられた鉄柱がぐらぐらと揺れている
そして、それらがおれのいるところへと落下してくる
「パール!!」
お嬢さんの声と共に、おれは前へ突き飛ばされる
風鈴のような音と共に鉄柱が落ちてきて、人々の間を空回りする。そして振り返ると
お嬢さんの腹に鉄柱が突き刺さっていた
何で…?
おれをかばって
お嬢さんが
死ぬ?
「嘘だ…こんなの…」
そうだ、またきっと夢なんだ
「夢じゃないぞ」
そんなおれをあざ笑うかのように、陽炎が笑う
つんざく悲鳴
おれの目の前が暗くなっていく
その時 お嬢さんの横顔は
……笑っているような気がした
- エピソード3 ( No.3 )
- 日時: 2012/06/02 07:30
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
おれは何度も、お嬢さんが死んでしまう夢を見た
夢を見るたび、おれは必死でお嬢さんを死なせないようにした
……けど ダメだった
町を歩けば、車の爆発事故に巻き込まれる
歩道橋を歩けば、足を滑らせて転落する
橋を渡れば、手すりが壊れて川に落ちる
結局、おれはお嬢さんを守れなかった
もう……狂いそうだ
繰り返して何十年たった?もうとっくに気がついていたはずだ
どうしたら…
どうしたらお嬢さんを守れる?
きっと何か方法があるはずだ
……………………
……はは
考えて、ついにおれは答えを見つけてしまった
よく思えば、簡単なことだった
こんなよくある話なら、結末はきっと一つだけ
繰り返した夏の日の向こう……
- エピソード4 ( No.4 )
- 日時: 2012/06/02 19:46
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
8月15日の午後十二時半位のこと
おれはお嬢さんと公園にいた
これからお嬢さんがトラックに引かれて死んでしまうのをおれは分かっている
もしかすると、お嬢さんも気がついていたかも知れない
「あ…」
そしてイーブイがお嬢さんから逃げ出す
「待って」
お嬢さんがそれを追いかける
追いかけたおれは信号機まできたお嬢さんを後ろへ突き飛ばす
その瞬間、おれは走ってくるトラックにぶち当たった
血飛沫の色、お嬢さんの驚いた表情、軋む身体に乱反射する
痛いってより、熱いの方が合っているかもしれない
これをお嬢さんは何十年も耐えていたんだ
文句ありげな陽炎が立っている
「へっ…ざまあみろよ」
おれは笑った
「…パール!!!」
お嬢さんの声が聞こえた
その瞬間、実によくある夏の日のこと
そんな何かが
ここで終わった
- エピソード5 ( No.5 )
- 日時: 2012/06/02 20:57
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
目をさました8月14日のベットの上
目覚めたばかりのプラチナの側にイーブイがやってくる
「イーブイ…」
膝の上にイーブイをのせる
するとプラチナの目から涙がこぼれる
「また…ダメでした…」
一人イーブイを撫でながらプラチナは言う
もうこれで何回目だろう
どうしても、パールを守れない
どうしても、パールが死んでしまう
トラックに引かれて
鉄柱に突き刺さって
歩道橋から落ちて
通り魔にナイフで刺されて
「次こそ」
イーブイはプラチナの顔を見る
「次こそ…死なせはしません…パール…」
そう言うとプラチナは着替えを始めた
「ムリなのに」
そんなプラチナを遠くで陽炎があざ笑う
二人の無限ループは
まだ 終わらない
〜完〜
- Re: カゲロウデイズ+ポケスペ ( No.6 )
- 日時: 2012/06/11 15:53
- 名前: 素海龍 (ID: 5VHpYoUr)
こっちにも見にきたよ〜
すごく面白いから続きかいて欲し〜。
また見にくるよ〜
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。