二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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女生徒Aの復讐汚毒<戯言×リボーン>
日時: 2012/06/10 12:28
名前: もらい ◆KOEpxeIGfQ (ID: 665joVJc)

「例えばさ。君に友人が居たとしよう。

 勉強もできて運動神経も抜群、優しくておまけに容姿端麗な友人だ」

「そんな友人、劣等感を抱くだけじゃない?というか誤解を招くようなことを言わないでよ、私には友達はちゃんといるんだからさ」

「そうだね。まあそこはスルーして、君はその子が大好きだったとする」

「それ何?なんて無理な設定?」

「話し進めるよ?そんなときに転校生がやってきた。勉強もいまいちで運動神経もよくない、性格ブスで見た目も駄目」

「ははっ!その子とは仲良くやれそうだよ」

「え、その反応予想できなかった。まぁいいや。

 その転校生がね、君の友人に殴られた、と泣きついた。

 そうしたら如何した事か、クラスの皆は君の友人をいじめ始めた!

 さて、ここで問題だ。

 君は、君の友人を助けるかい?」

「——無理だね。そんな事は言うまでもなく、その子がいかに完璧であれ私は聖人君子でも救済者でもまして偽善者でもない。

 その子が苛められているのを助ける=私も虐められる確率が出る、この方程式OK?

 我が身が可愛いよ、私だって。だから助けない」

「うわあ、本音のオンパレード。ならさ、その友だちが世界を壊しうる力でこっちに復讐しようとしたら?」

「荒唐無稽な話だなぁ。そうだね、言ってやるよその友だちに。

『そんな力を持っているなら何で虐められる前にその力を使わなかったの?

 気付いてほしかったとか信じてほしかったとかくだんねー言葉並べ立てる間に自己防衛しろよ』ってね」

「つまり言い換えると?」

「甘えるな」


君は顔を歪めて。

私は瞳を閉じた。

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