二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子 ( No.23 )
日時: 2013/03/19 11:58
名前: ココロ♯  ◆7URfw5wlqw (ID: WzT3Lj.p)


ひゅおおおお・・・

(なんなのもう!!?)
状況が飲み込めなかった。

さっきつれてかれた子は、屋上から落とされかけていた…。
校庭から見ていたとき、突然策の外側に。
目を凝らしてみると…
(ブンゴ……?)
そうだ、間違いない。
ブンゴがあの子を______?

なにがあった?
どうしてブンゴが?
あんなに、優しかったブンゴが?
違う!違うよ・・・違うもん・・・。
ブンゴは人を殺したりなんか・・・しないもん・・・。
でも、
もし、


タッッタッタッタ……
自分の足音がこだまする。

ブンゴを…ブンゴを止めなきゃ!!
長い長い階段。
いくつもいくつも上がっても、屋上にはたどり着かない。

走り出した自分は、階段を廊下を、何度も何度も蹴って、
やっとついた屋上の扉に手をかける。

(…………。)
ドクン、と胸を何かが打った。
(怖い……)
でも、あの子の方がもっと怖い思いをしてる。

扉を開けると青い空が見えた。
そこからゆっくり下を向く。

   いた。

あの子と、ブンゴと、生徒会長と、男の子が二人。

「そうだよ、引っ越してきなよ!」
え。
「…そうする。」
えぇ?
またしても状況が分からない。

でも…なんとなくだけど…………。
ブンゴの表情がとっても幸せそうに見えるよ。

問題は解決したのかな。

私が走った努力は?
………ああでも。

「よかったぁ……」
不意に漏れた言葉に、屋上にいる皆は振り返った。

「!!!!!!!!!!」
会長は真っ赤な顔でこっちをみた。恥ずかしかったのかな。
男の子二人はパチクリ、と瞬きをした。
あの子は「え!!?」と驚いて、
ブンゴは倒れた。

「うわぁ!!!!!!」
男子二人ナイス!


状況の把握がまだそんなにできないけれど…。
私はなんとなく笑った。