二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.8 )
- 日時: 2012/10/09 23:16
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第3章 LBXバトル大会Ⅰ ついに開幕!!
(ストーリーモード:バン)
居酒屋にやってきた俺たちは出場登録を済ませ、店員により案内された席に座っていた。
「バン、そろそろ始まるんじゃないの?」
「ああ、確かに始まるな」
時間はオールで夜8時から深夜3時までだと言っていた。
参加者は多いとのことで、AブロックからDブロックに分かれて戦うそうだ。
「店員さんが言ってたから、どのブロックになるか分かんないな」
「そうだね・・・・・・あっ!」
ハルが言ったのと同時に電気がフッと消えた。
スポットライトが当てられ、店長らしき人物がマイクを持って現れる。
「えーお待たせしました。ここで初のLBXバトル大会を行うことになり、果たして優勝は誰の手に渡るのか!」
ワァァァ--------------------------と観客の歓声が上がった。
何か盛り上がってきているな、これから始まるんだと思うと気を引き締める。
店長はテレビのモニター画面に向けてリモコンを押した。
「この大会のルールを説明します。レギュレーションはゼネラルレギュレーションになりますが、2人組によるLBXバトルが展開されます。続いて、出場者の中に注目するチームを紹介しましょう」
画面に全65チームが現れ、1回戦から決勝戦まで載っている。
しかも、Aブロック〜Dブロックの4つに分かれて戦う仕組みになっている。
「Aブロックは猛者揃いで、激しいバトルが展開されます。注目すべきチームは内藤豪太チームと金居修哉チーム!!」
2つのチームが紹介され、実力は確かなようで手強いかもしれない。
続いて、Bブロックは例の不良グループによるチームが現れた。
「こいつらが例の不良グループ?」
しかも体格が良くて、ガッチリしている男がリーダー格のようだ。
隣に居るのは、小柄な男で冷酷な性格を持っていそうな感じだ。
「そうです。1週間前に会ったヤツらだけど、何か微妙だな・・・・・・」
ヒロが首を傾げながら呟いたのを見て納得する。
そういうことなら、ヒロが怒るのも頷けるわけだ。
「そいつらが決勝に出てこない限り、勝たないといけない」
「そうですね! 僕らのチームはCかDみたいですね」
Cブロックは山野バンチームが注目される。
第三回アルテミスチャンピオン・山野バンと第4回アルテミスのファイナリスト・大空ヒロが出場することを伝えた。
「Cブロックは山野バンチームです! 何とアルテミスに出場経験がある2人が参戦することになりました!!」
ワァァァァ--------------------------と歓声がどよめき、人気があることを伺わせる。
俺たち、今も何か人気がありそうだからなぁ・・・・・・大学生になった今でも人気者になっている。
Dブロックの出場者も現れたが、そういう者はいなかったらしい。
「まずは予選を勝ち抜いてもらい、各ブロックを突破したチームは決勝に進むことができます。決勝は代表者によるバトルロワイヤルを行います」
各ブロックを勝ち抜いた猛者が出られるのは決勝、つまりファイナルステージ。
そこまで行かなきゃいけないので、ヒロとのコンビネーションを上手く合わせておけば良いだけの話だ。
「ヒロ、絶対に決勝まで行こうな」
「はいっ!!」
健闘を誓いながら、酒を酌み交わす。
やるしかないので、ここまで来たら勝負するつもりでいる。