二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.978 )
- 日時: 2012/12/14 12:37
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第45章の続き
(ストーリーモード:ハル→バン)
バンたちに連絡するしか他はないだろうか。
そう思いながら考え込んでいたその時、ナオが私に話しかける。
「直毅さんが問い質したとおり、地下室に閉じ込められている可能性が高いですよ?」
「うーん・・・・・・そこは何とも言えないけど、リンたちが閉じ込められているかもしれないね」
ナオの言うとおり、直毅が問い質した後に言った言葉が引っかかった。
確かに地下室ならば、どこかに隠されていることも考えられる。
しかし、それまでに見つかるかは時間の問題・・・・・・そこをどう見出すか悩んでしまう。
「バンさんたちに知らせるしかないんじゃないですか?」
「知らせるというより、後から追っていった方が良いかもしれない」
バンたちの後を追い、そこで何が待ち受けているかも分からない。
それ以上に時間を稼いでいくことができたのだから、バンたちはそこにいるはずだと思って考える。
「直毅さん、ティアラも一緒に行こう!」
「OK、バンたちに追いつかないようにしないとね」
「俺もできる限り、協力するからよ・・・・・・」
直毅は面倒くさそうに欠伸した後、キッと鋭い目で睨みつける。
さすが、先輩・・・・・・直毅は結構良い人みたいだから大丈夫だろう。
「俺たちも行きます!」
「俺も気になるから行くぜ!!」
黄瀬涼太と青峰大輝の2人も力強く言ってくれたので、直毅たちを見回してから頷いた。
バンたちのことが心配だし、今から追いついても間に合うかどうか微妙だ。直毅たちも一緒にいるから大丈夫だろう。
「よし、みんな行くよ!」
そう言ったのと同時に内部へ向かって走り出す。
バンたちの無事を気遣いながら、後を追いかけて向かった。
(バン、みんな・・・・・・無事でいて!)
私はバンたちの安否を気遣いながら、直毅たちと共に追っていくことにした。
その頃、バンたちは内部へと突入していた・・・・・・そこで手掛かりを掴みながら捜査していたのだ。
慎重に捜査していくうちに何か仕掛けられていることが伺えた。
「ここまで来たのは良いけど、どうするんだ?」
立向居が周りを見回しながら呟き、辺りをくまなく調べる。
輝姫たちもすぐに調べながら捜査に協力していたが、何やら気になるものを見つけたらしい。
「あっ、バンさん! こっちに来てください」
「どうした、輝姫?」
輝姫たちが指差したのは、床に貼り付けられている1つの扉。
そこに何かがあるということは確かなようだ。
「------------ん?」
俺は扉に取っ手があることに気付き、手にかけて開けてみる。
力を込めて入れようとするも、頑丈になっているためだろうか・・・・・・・なかなか開けようと試みるも、ビクともしない。
「こんなところに扉が存在していようとはなあ・・・・・・」
溜息をつきながら、ゆっくり立ち上がる。
周りに何か扉を開けられるものがないか見回しながら探す。
どこかに何かのボタンがあるはずだと思いながら、懐中電灯の明かりを頼りに捜査していく。
「うーん・・・・・・」
仕掛けられていることは確かなのに、床に扉が存在している。
それは何のために仕掛けられていたのかも気になる。
「バンさん、扉があるってことは何かありそうですよね?」
「ああ。間違いない・・・・・・これは何かあるな」
輝姫の言うとおり、絶対に何かある・・・・・・この謎を解き明かすしかない。
そう考えたその時、キラード団のボスが誰なのか気になっていた。
(キラード団が存在するようになったのは、ここ最近・・・・・・なぜ、この辺を拠点に何をしているのか?)
キラード団が存在するようになったのは、ここ最近のことである。
なぜ、この辺りを拠点にしているのか・・・・・・それに何をしようとしているのかも気になっていたのだ。
(うーん・・・・・・リンたちがいなくなっていたのには、何らかの理由があるはずだ)
リンたちがいなくなっていたのには、何らかの理由がある。
それに望月と優雅が攫われた時の状況を考えるとほぼ酷似しているし、何か引っかかるのは確かだ。
「バン、ちょっとこっちに来い」
立向居が何か見つけたらしく、直紀が無言で手招きした。
そこにやってきた時、見慣れないものを見つける。
「これは-----------------------------」
立向居と直紀が指差して示すもの、それは地下室の鍵だった。
それが手掛かりになるのなら、そこに通じている場所は何なのか?
(さっきの扉・・・・・・地下・・・・・・・)
2つのキーワードを元にして考える。
その地下室にあるのは、誰かの部屋が存在しているということになる。
つまり、この地下室は何かの部屋に通じている可能性が高い。とりあえず、開けてみるしかない。
「とりあえず、この鍵を使って開けてみよう」
鍵を受け取り、さっきの床に貼り付けられているドアの鍵穴に鍵を入れる。
すると、今までビクともしなかったはずのドアが大きく開いた。
「地下に通じる階段か?」
そう言いながら呟き、懐中電灯の明かりを照らしてみる。
確かに階段がある・・・・・・どこかに通じているのだろうか。
「バンさん、どうします?」
子犬を抱えながら、階段を覗いた優実が問いかける。
確かに暗いけど、行ってみる価値はありそうだ。
「よし、今から突入だ!」
合図と同時に階段を駆け下りる。立向居たちも俺の後に続いて追いかける。
この時、俺たちはそこで待ち受ける罠に気付いていなかった------------