二次創作小説(紙ほか)

Re:20話 馬鹿姫が眠っているスキに…… ( No.102 )
日時: 2013/02/02 20:14
名前: 歌音(元雪姫) (ID: ZsN0i3fl)








【迷子のお姫様編】





≪バカ姫捜索から数時間後…≫


ナツ「お!見つけたぞ!!」

エルザ「ほんとうか、ナツ?」

グレイ「あー?あの馬鹿姫は一体どこで寝てたんだぁ?」

ユノ「何処?!」

ナツ「ここだーーー!!」

ナツが大声で言いながら指差した方向には、頭の上に黄色くて赤色の帽子をかぶった小鳥達が『ピヨピヨ』飛んでいようように見える、気絶してるレバカ姫…ことレンリだった。

ショコラ「バカ姫……あ、姫は見つかったか?」

つい、普段のレンリの呼び名で呼んでしまったショコラ。だけどすぐに気づいて訂正する。

ハッピー「ねぇ、エルザぁ〜。これからどうするの?」

エルザの足元によって来たハッピーがこれからの事をエルザに聞いている。さっきのショコラの失敗はスルー…気づかなかった事にするみたいだ。
皆ホントは同じ事を思って居たからだ…レンリ=バカ姫だと…。

エルザ「そうだな……、闇ギルドの事マスターに報告せねばならないし、それになによりレンリは起きてるとうるさい。……そこは絶対に何とかせねばな。」

さりげなく、バカ姫の文句を言っているエルザに皆、驚きつつも、ユノとグレイは、共感していた…。バカ姫は起きてるとウザイと!(笑
エルザは1人、さんざん「うーんうーん」と考えた後、

エルザ「しかたない、ここは一度ギルドに戻る者とレンリをアドリビトムに連れて行くものに分かれよう。」

ユノ「二手に分かれるってこと?」

首をかしげて聞くユノにエルザは少しキリッとした表情で、

エルザ「ああ、そうだ。
 私とグレイとユノはマスターに、闇ギルドの事を伝えるためにフェアリーテイルに戻る。
 そして、ナツとハッピーはレンリを背負ってショコラの道案内の元、ムーンスピリット連れて行く、に分かったな?」

ユノ「えっ?私はもう少しベアと遊んでいたいなぁ〜……」

とか言っているユノにエルザは無言で近づき怖い顔で…

エルザ「分かったな……?」

と言って来たので、

ユノ「………はい。」

…今にも泣きそうな顔で了解した。
そんな事、俺には関係ない!といった感じのナツはさっそく、

ナツ「よぉし、行くぞ、ショコラ、ハッピー!!」

ハッピー「あい!」

『ビュウ〜ン!!!!』

ショコラ「えっ?あ、ああ……ってナツ!私よりも先に行くな!!」

『タタタタタタタッ』

いきなりレンリを背負って、ショコラを置いてハッピーと

ハッピー「あい!」

爆走してどこか彼方に走って行くナツ。ショコラは慌ててナツ達を追いかける。…意外にショコラも足が速く、このままだとすぐにナツ達に追いつけそうな感じだ。
ショコラを見送った後、ショコラは残ったグレイとユノの方を向いて、

エルザ「……よし、私たちも行くぞ。」

グレイ「ああ。」

ユノ「『ああ』って前に服着たら?グレイ……(汗」

グレイ「ん?ああっ?!」

ユノに指摘された事でやっと今自分がパンイチだった事にグレイは気づいたみたいだ…。
グレイが服を着終えた後、エルザ達も“モンキーパーチ”アジト跡地を出て行った。



それぞれの目的を持って二組は今、動き出した、次に待ち受ける、女王継承の儀式に隠された、陰謀を知らずに——

























           [迷子姫編]*END*


         
          物語は[砂時計の迷宮編]へと続いていく——