二次創作小説(紙ほか)
- Re:1、とあるバカとネコの漫才 ( No.14 )
- 日時: 2012/12/25 17:58
- 名前: 歌音(元雪姫) (ID: ZsN0i3fl)
【迷子のお姫様編】
ここはとあるふかーいふかーい森の中…と言いたいが本当はそんなに深くはなく木漏れ日があって心地の良い小さな森。
風も穏やかで小鳥たちの鳴き声がここちいい自然豊かでとてもいい森なのだが、ここに勝手に迷い込んできた1人のバカと1匹の猫がムードをぶち壊しにする。
バカ「たくよぉー、いつになったら森の外に出られるんだよ〜(泣」
猫「嬢ちゃん、泣いたって何も始まらねぇーぜ。」
まるで○学生にしか見えない女の子…いやバカと何故か2本足で立って歩いて人間様の言葉を話す猫が言い争いをしながらゆらゆらと森の中を歩く。
動物たちは1人1匹を不思議がって隠れながら後を追う。
バカ「そうは言ってもよぉー…。」
はぁ〜なんでわたしはこいつ呼び出したのだろう…? あっそうか! クルッポを呼び出そうと思って失敗したんだった…。あーわたしのバカー!!
とてもそうには見えないが、このバカは一応星霊魔法を使える。
そしてこの猫はこれまたぜんぜん見えないが、一応星霊なのである…。
そして特技は物を探し当てる事。
バカ「なぁ?」
猫「ん?なんだい嬢ちゃん。」
バカ「出口がどこにあるか分かった?」
この質問に猫は呆れた表情をする。
猫「嬢ちゃん……それは、無理な話だぜ…。」
バカ「はあ゛?」
怒りパロメーターがどんどん上がって行く…。
このままだと火山噴火ぐらいありえそうなくらいに上がって行く。
猫「だってオレっちは、海の男だからよぉ!森のことは分からん(バ「はいはい、分かりました。お前に聞いた私が馬鹿でした!」
『スタスタスタ…』
「あっ、嬢ちゃん!?」
猫の発言にもう怒り通り越して超呆れたバカは、猫を無視して先をサッサと歩き出す。ここで置いて行かれると何かと困る為、猫は慌てて少女を追いかける。
追いかけてくる猫を見て少女は「はぁ〜」とため息をついてから、その場に立ち止る。猫もあわてて急ブレーキをかけて止まる。
猫「どうしたんだい?嬢ちゃん?」
不思議そうな顔で猫はバカを見る。バカは何かを決意したかのように、猫の方を向きそして…
バカ「あのさっ!お前ずっと、自分の事海の男って言っているけどさ、わたしと初めて会った時お前、湖で溺れてたじゃねぇーか!!」
この言葉のせいで猫は心に大きなダメージを受けた。
猫「グハァ!!くっ、嬢ちゃんだとあのどっていたら、いい攻撃してくるじゃねぇーか!」
バカ「いやっ、いい攻撃って私は真実を言っただけだぞ(呆」
猫の臭い芝居に呆れ顔。それでも猫は芝居を続ける。
猫「仕方ない、オレっちも本気を出すか……」
バカ「本気って……お前戦闘用の星霊じゃねぇーだろ…(呆」
でもまぁ…こいつの本気見てみたいような気もするし、少しくらい手合せしてやるか…。
ということでバカも戦闘態勢にはいる。もちろん動物愛護団体に掴まらない程度にボコるつもりだが。
バカ「ほらっ、さっさとこいよ!」
猫「よっよし!泣いてもしらねぇーぜ」
バカ「うっせ、ケガしてもしらねぇーからな。」
半泣きで体中から人間で言う汗がダラダラ出ているが構わず猫も戦闘態勢に入る。バカの戦闘態勢をまねしただけだが…。
そして猫VSバカの戦いが始まる!…とおもいきや
猫「……星霊いじめだぁ〜!!星霊王に言いつけてやる〜!!」
バカ「はぁ?あっおい!待て!!」
猫はマジで大泣きし始め、挙句の果てに変な捨て台詞をはいて星霊界に帰ってしまった…。
そしてバカは事の重大さに気づく。
バカ「ハッ?!しまったァーーーあつに今、星霊界に帰られるとわたしがギルドに帰えれねぇ!!
あのクソ猫!バカっぽい見た目してるくせに、なんという汚い手を〜!!」
何処にあるのか分からない精霊界に向かって叫ぶ。
バカ「うっ…」
突然苦しそうな声を上げてしゃがみ
バカ「チッ…チクショー…こんな時に……発作が起こるなんて……ありかよ…。」
『バタッ』
最期にそう言い残しバカはその場に倒れ込んだ。
そして待ってましたと森の動物達がバカをミンチ(リンチ)にして、ハムのようにグルグルに縄で縛り、今日の昼飯にしようと仲間の元へとバカを運んで行った…。