二次創作小説(紙ほか)

Re: 7話 古き友 ( No.41 )
日時: 2013/01/05 15:15
名前: 歌音(元雪姫) (ID: ZsN0i3fl)





【迷子のお姫様編】


マカロフ「なんじゃ、騒がしいのう。」

全「マスター?!!(じっちゃん)」

白いヒゲを生やしカラフルな服を着ているこの小さいおじいちゃん、名をマカロフといい、フェアリーテイルの3代目マスターである。

エルザ「マスター、すみません。ナツたちが拾ってきた女の子が、壁を壊して帰って行ったんです。」

何故こんなに騒いでいるかの経由をエルザが説明する。

マカロフ「なんと?!ギルドの壁をか!!じゃが、今は直している暇はない!あともう少ししたら、奴が来るからのう。」

ナツ「奴〜?じっちゃん、それ誰だ?」

マカロフ「ん?わしの古い友じゃよ……。」

ナツの質問にマカロフは少し遠くの方を見ながら言った…。
そして、話をしていると外の方から『ドスンッドスンッ』と言う何か大きな物の足音が聞こえてきた…。
皆敵が来たのじゃないかと慌てふためく…

全「な、なんだ?!」

マカロフ「来をったか。」

が、ただ一人マカロフだけはこの音がなんなのか分かっているみたいだ…。
冷静に冷静にギルドの出入り口の扉を見つめている。
そして足音は止まり、

『ギィィィィィイ』

扉がゆっくり開かれる……そして、誰かが入って来た!!!その人物はなんと!

全「デ、デケェ〜……」

そう、超ビックな白いもじゃもじゃヒゲを生やした大男だった!!

マカロフ「おお〜、久しぶりじゃのぉ〜ドン。」

マカロフは嬉しそうに大男を「ドン」と呼び近づく。

エルザ「ドン?この人がマスターの仰られていたお客様……?」

大男の迫力に圧倒されながらも、エルザはマカロフに聞いてみる。
マカロフは嬉しそうに、

マカロフ「そうじゃ、ぞうじゃ。こやつが、わしの古き友であり、「ムーンスピリット」マスタードン・クリフトじゃ。」

ユノ「ムーンスピリット?!!」

ムーンスピリットと聞いて突然ユノが驚く。

ルーシィ「どうしたの?ユノ?」

ユノ「どうしたのじゃ無いよ!!ムーンスピリットって言ったら、世界平和主義者なのにあっちこちの街を壊すフェアーリーテイルの次にいろんな意味で有名なギルドじゃん!!」

ルーシィ「え、そうだったの?!フェアリーテイルと同じようなことしてるギルドがあったなんて……」

ハッピー「ルーシィ、もしかして転職しようと思ってる?」

ルーシィ「そ、そんな訳ないでしょ!私はこのギルドが大好きなんだから!!」

ハッピー「ほんとにぃ〜」

ルーシィ「あ〜、もう!しつこい、ハッピー!」

こいつらの会話はほっといて本題へ入ろう…。
ドンはマカロフを上から見下ろしながら、重たい感じで静かに言う。

ドン「マカロフ、お主に2つ頼みごとがある。」

マカロフ「なんじゃ?」

ドン「1つめはこいつを、お前のギルドでも働かせてはくれんか?という事、入ってこい。」

ドンが「入ってこい」と言われ1人の少女が入って来た…。
紅と蒼のオッドアイで、めっちゃカッコイイ剣を腰につけた結構強そうな少女。
この少女を見てナツとルーシィがヒソヒソ話を始める…。

(ナツ「あいつ、強そうだな……。」)

(ルーシィ「ナツ、いきなりバトルを吹っ掛けたらダメだからね!」)

(ナツ「え?なんでだ?」)

(ルーシィ「なんでって……(呆」)

今にもバトルを吹っ掛けて行きそうなナツをルーシィが止めるが、なんで駄目なのかナツにはよく分からないみたいだ……。