二次創作小説(紙ほか)

Re:12話 おバカと愉快なおサル達♪ ( No.59 )
日時: 2013/01/13 14:47
名前: 歌音(元雪姫) (ID: ZsN0i3fl)



【迷子のお姫様編】






【一方その頃】


囚われの身になっているレンリがようやく目を覚ました…。

(バカside)

レンリ「うっうう゛ここは……?ハッ!!!」

サッサルがリョッ料理を作っとる〜?!!!…何?これは夢?わたしはまだ夢の中なのか?!…よしっ、夢かどうか確かめるにはほっぺを〜、頬をつねろうとしたけど何故か手首を固く縛られてて、頬にまで手が届かない。ウッソウ?!マジかよ!!…もしかして、あのサル料理に入れられる材料の一つに入っているの?!!!…うう〜、どうしよう〜ドンに叱られるのも嫌だけど食われるのも嫌だなぁ〜。

『ガチャ』

どうやってこの状況を打破しようか、スペシャルな脳ミソフル回転して、考えているとドアの開く音がしごついおっさん共がやって来た。

サルデス「ベイビーちゃん達、料理は進んでるかい?」

サル達「「ウキィィィィ!!!!」」

男の言葉にサルたちが一斉に鳴く。あの男…何者だ?サルの王様か何かかな?まぁ、なんでもいいや…あついアホみたいな顔してるし、あのアホを適当に……してここから逃げ出そう。

レンリ「ねぇーねぇー、あのさぁ〜おっさん達って誰?」

サルデス「ん〜?いけないけないねぇ〜、フィオーレ王国のお姫様がおっさんなんて汚い言葉を使ったら。」

チッ、こいつサルの王様かと見下してたら意外と良く知ってるみたいじゃん…。わたしなんて歴史から、抹消されたされたのに……。
もうムカつくから、エレガンスに言ってやる!!

レンリ「じゃあ、おじ様達の名前はなんて仰るのかしら?わたくしの名前は別に言わなくてもいいのでしょう?」

サルデス「グフフ、俺様はサルデス。」

…なんで自分がサルですって言ってんの?このおっさん…。

レンリ「いや、知ってるよ。」

サルデス「おいっ、待て!!!お姫さんゼッテイ何か勘違いしているぜい!!!俺様はサルデス。」

額に汗垂らしながらひっしこいておっさんが無様恰好で言ってる。…だから何がしたいんだよ…この人は。

レンリ「だから分かったって。」

サルデス「いや、分かってない!!!俺の名前が、サルデスなんだ!!分かったか、お姫さん!!」

…え?今なんと…?名前が…サル??え?じゃあ…

レンリ「え?ウソッ?!!サルの王様サマじゃないの?!!!」

サルデス「違うわ!!!」

サル従えてたのにサルの王様じゃないなんて、こいつら何者だよ!!いや、サル者かぁ?!

カリブ「アニスケ!アニスケ!」

サルデス「おお〜、そうだなカリブ。お前のことも紹介しないとな〜。」

なんか今度はちっこくてまるっこくて小太りのおっさんが出てきたぁ〜。もうおっさんのくだりはいいよ!

レンリ「いやっいいです、もう分かったから!話を進めようよ!…おじ様達は何者なの?」

カリブ「………………シュン。」

う…ダルマオヤジが落ち込んでる…可愛くない。

サルデス「俺様たちはあの悪行高い闇ギルド“タルタロス”の傘下、“モンキーパーチ”だぁ!!!」

凄い剣幕でサルのおっさんは言ってるけど、モンキーなんちゃらって名前のギルド聞いたことねぇーよ!…それに、こいつら超弱そうだし〜くっ、この縄さえ無ければボッコボコにしてやれたのに〜!!!!

サルデス「それじゃ、カリブアレを持ってこい。」

サルデス「はい、アニスケ!」

アレ?アレってナニ?美味しいもの?…ジュルッ。

カリブ「持ってきやした。」

サルデス「おお〜、お前もやれば出来るじゃねぇーか♪」

ダルマオヤジが持ってきたのは、凄く切れ味がよさそうな日本刀だった…うわ〜、めっちゃ銀色に輝いてる〜キレ〜♪

レンリ「ね?ね?それどうすんのぉ〜?あ!もしかしてわたしへのプレゼント?」

サルデス「プレゼントなわけねぇーだろ!」

レンリ「ぷ〜。」

ボケで言っただけなのにマジで返されたぁ〜。サルおっさんノリ悪い〜。
とか思ってらそれが伝わったのか、紳士的な話し方してきた…

サルデス「あ〜オホンッ、簡単な話ですよ〜これでお姫さんを八つ裂きにして、私めの可愛いベイビーちゃん達のエサにするんですよ〜グフフ……」

このレンリ様を食べるねぇ〜…あれ?サルの好物ってバナナじゃなかったけっ?

レンリ「へぇ〜、すごいねぇ〜……でもさぁ〜、サルの好物はフルーツじゃなかったけ〜?」

カリブ「ここのサルたちは、人間が好物ッス。」

レンリ「あっ、そうなんだ………。」

やっ、やべ〜12話の最初に考えてたことが現実になりやがった!!!どうしよう、わたしこんな汚い所で死にたくねぇー!!!どうせなら、お花畑で空は綺麗な青空で虹の橋が出来ててそれを渡って天国に行きたい!って、

レンリ「死んでたまるかァァァァ!!!ナツゥゥゥゥ!!!!」

腹の底から助けを求めて叫んだその時!

??「火竜の鉄拳!!!」

と言う声と共にナツやフェアリーテイルのみんなが壁をブチ破って助けに来てくれた…。あいつら…いいやつだったんだ…。

レンリ「ナツ!!エルザさん!!!みんなぁーーー!!!」

ナツ「助けに来たぞ!レンリ!!!」