二次創作小説(紙ほか)

Re:No.3「孤独からの解放」 ( No.85 )
日時: 2013/01/28 13:18
名前: 歌音(元雪姫) (ID: ZsN0i3fl)



“マグノリア”ギルドフェアリーテイルがあるとても平和な町。
そしていろんな意味で今日も平和なフェアリーテイルはと言うと……

マカオ「ギルダーツお前は、普通に返って来る事すらできねぇーのかよ!!」

ギルダーツ「あ?あははは!」

ワカバ「笑いごとで済まされるレベルかねぇ〜〜〜。」

「妖精の尻尾」最強の男の候補の1人と噂されているギルダーツがまた壁やらなんやらを壊して帰って来たため、いろんな意味で大騒ぎになっていた…。

カナ「………。」

…皆に囲まれて大騒ぎしているギルダーツを隠れてこっそりと見つめる女の子が1人。


マカロフ「はっはっは!今日も平和じゃのぉ〜。」

全「マスター!」

マカロフの登場でお祭り騒ぎはまた大きくなる…。楽しい事は一瞬で終わりを告げるものだというのに…

『ガチャ』

マカロフ「ん?」

ギルダーツ「………」

全「………?」

突然、あの黒髪少年…オメガが静かにフェアリーテイルに入って来た…。
お祭り騒ぎだった皆は一気に静かになる。ギルダーツ以外の皆はポカンとした顔をしているが、彼だけはすべてが分かっているのか凄い怖い顔でオメガを見つめている。

オメガ「…ここが」

マカロフの前にまで来るとオメガは静かに口を開き、

オメガ「フェアリーテイルですか?」

と聞いた。マカロフは満面の笑みで、

マカロフ「そうじゃよ。なにかわしらに用かね?」

聞いてみたが、オメガは体内に魔力を溜め始める…。そのことにいちはやく気づいたギルダーツが…

ギルダーツ「みんな!逃げろ!」

全「ッ!?」

マカロフ「………」

みんなは何がっといった感じで状況がまだよく分かっていなかったが、ギルダーツが真剣な顔で言っているのだからただ事じゃないと、慌てて戦闘態勢を整えながらギルドを離れる。…だがマカロフは逃げずに真剣な眼差しでオメガを見つめ続ける。
「ふっ」と微かに笑った後オメガは溜めた魔力を一気に解放させた。

『!!!!!!!!』

『パラパラッ…………』

一瞬でギルダーツのせいでボロボロだったが何とか建物だったギルドが、崩壊しだだの跡地化しみんなの思い出を含むすべてをたった少量の魔力を解放しただけで消し去った…。
額に少し汗を垂らしながら、マカロフとギルダーツはオメガを怖い目で見つめる…オメガは何故か無表情。まるで何も感じでいない、心ここに在らず…やはり彼に理由などないのか…。

マカロフ「その魔法…まさか神の滅竜神魔法か……?」

“神の滅竜神魔法”……“ドラゴンゴット”という伝説の種族であるドラゴンに、育てられた者だけが使える魔法、“滅竜神魔法”をすべて自由自在に扱うことが出来る魔法である。
オメガは3歳の頃に血の繋がった実の親に捨てられ、その後、ドラゴンゴットのリーダー“神竜神アルテミ”拾われ13歳になるまで大切に育てられて来た……。
だがオメガは13歳になった日、突然旅へ出た。そして強大な神の力を使って破壊ばかりしてきた…。