二次創作小説(紙ほか)

Re:No.3「孤独からの解放」 ( No.94 )
日時: 2013/01/28 14:56
名前: 歌音(元雪姫) (ID: ZsN0i3fl)






その後…オメガには懲役10年の刑が言いわたされた。刑が思ったよりも軽いのは、破壊していたギルドの約9割近くが闇ギルドで一割があまり有名じゃない正規ギルドだったからだ…。
オメガは牢獄に入る前に国王に呼び出され、フィオーレ城をおと連れでいた…。
そしてそこには1人の小娘がオメガに話しかけてきた…。

娘「…なぁなぁーお前、ギルド壊しまくったんだってー?」

オメガ「はい。」

娘「おぉ〜〜♪あれ?強いのになんで掴まったんだ??もしかしてホントはよわいのか?あははは♪」

見知らぬ小娘は、あのBARであった青年を思い出しそうな、人をバカにした笑い方をする。

オメガ「たしかに逃げようと思えば簡単に逃げられましたね。」

娘「えぇーじゃなんでぇ〜〜〜?」

オメガ「……もう、逃げる必要なんてないからです。」

娘「ん〜??」

小娘は何言っているのかぜんぜん分からないといった表情をしている。オメガはそれを見てクスリと笑ったあと、

オメガ「貴方にもいつか分かる時が来ますよ。お姫様。」

と言って兵士と一緒に国王様の元へと連れて行かれた…。






そしてそれから10年後……
オメガは出所し今、フェアリーテイルのギルド前にいる。お祭り騒ぎの声が外からも聞こえてくる。

オメガ「よし…!」

そしてゆっくり扉を開ける…。

全「…お?」

フェアリーテイルには10年前にはいなかった新しいメンバーも沢山いたが……

マカロフ「お帰り、オメガ。」

全(一部)「おかえり!!」

ギルダーツはあいにく仕事で居なかったが、マカロフや10年前もいた人達が暖かくオメガを迎え入れてくれた。オメガはポロポロ何ながら、出来るだけ笑顔で、


オメガ「ただいま……です。」


と言った——



この瞬間から彼、オメガ・ブレイカーはフェアリーテイルの一員となり、家族となった。
彼はもう、1人じゃない…少しうるさくてめんどい家族が沢山出来てもう誰も彼の事を孤独な破壊者とは呼ばないだろう…。









彼は世界でもっとも価値のある宝物を手に入れたのだから——

















               No.3「孤独からの解放」+完+