二次創作小説(紙ほか)

プロローグ「謎の少年」 ( No.1 )
日時: 2012/12/28 14:10
名前: 時橋 翔也 (ID: 4n3MlAWB)


この日は白恋戦の前日ともあって、朝から皆気合いが入っているようにも見えた
神童はサッカー棟に集まった部員たちの出席を取る

「剣城、霧野、天馬、錦、信助、海音……あれ海音は?」
神童は辺りを見るが、海音の姿が無い
「そういえばいない…」
剣城は言った

「あいつ試合前日に寝坊か?」
「海音が珍しい…」
「よし 罰としてグラウンド十週だな」
すがすがしい笑顔で円堂は言った
怖いです監督…天馬は思ったが言わない

「海音が寝坊か…」
「吹雪 起こしてやれば良かったのに…」
「女の子の部屋に入れないよ」
吹雪はそう言って、しまったと口を閉じた

「え…女の子って海音が?」
「間違えた!海音ってなんか女の子っぽいし!」
吹雪は言った
まだ海音は女の子だとカミングアウトしてない

「女の子っぽいか…俺もよく言われるぜ」

その時 突然サロンの真ん中から声がした
見ると、そこに居たのは背中が隠れるくらい長い髪をみつあみにした少年だった
「君は…?」
天馬は言った

「………」
少年は言わずに、こちらに向かって何かを凄い速さで投げた
途端に天馬が倒れた
「天馬!?」
「天馬しっかり!」
皆は天馬を揺する

剣城は少年を睨んだ
「貴様…松風に何をした!!」
「なーに ガーディアンブレスを着けただけさ」
少年は言った
ガーディアンブレス?

「これで全員か?…まあ数多いけど、俺にかかればなんとかなる」
少年は再び何かを投げる
次に神童、霧野、狩屋が倒れた
「狩屋!」
「神サマ!」
「てめぇ…」

「この世界のワールドガーディアンは後一人…」
少年は剣城を見た
「そういやお前エースストライカーだよな …お前にするか」
少年は剣城にまた投げる

剣城は倒れた
「剣城!」
「…心配しなくても、そいつらは気絶してるだけ」
少年は言った

そして何かを取り出した
それは杖だった
「お前らも…こうなるけどな!」
その時
サッカー棟が光に包まれた
「うわあああああああ!!」