二次創作小説(紙ほか)

第十三話「交流」 ( No.49 )
日時: 2013/01/14 08:41
名前: 時橋 翔也 (ID: zHdJFj8Z)


取り合えず皆でサッカーすることになった
皆は運動神経が良いのか、かなり上手だ

「そうそう!上手いねマカ」
「そうかな?…よっと」
マカはかなり上手にリフティングしている
「…サッカーって楽しいな」
キッドは言った
「だよね!」
「俺達も必殺技出したい!」
ブラック☆スターは言った

「いや、さすがにそれは無理じゃ…」
「いいや!やってやる!」

するとブラック☆スターはゴール前に来た

辺りに風が吹き始め、風がボールを包み込むのと同時にシュートした
ボールはゴールに突き刺さった

「すごいよブラック☆スター!」
海音は言った
「まさかこの世界で必殺技が出せるなんて…」
「まあ!俺様は世界一bigな男だからな!あははは!」
ブラック☆スターは言った

「海音の世界じゃサッカーって流行ってるの?」
「うん まあね」
サッカーの強さが社会的な価値を決めるのだから当然だ
「武器も職人もいない世界…さぞかし平和なのだろうな」
キッドは言った
「…どうかな」
霧野はリフティングしながら言った

「俺達の世界では、サッカーが人気過ぎて人の価値まで決めてしまうんだ」
神童は言った
「人の価値を?」
「なんかすげーな」
パティとリズは言った
「だから俺達は戦ってたのかもね」
狩屋は言った
「燈夜はもっと別な世界から来たんだろ?」
ソウルは言った
「ああ… 」
燈夜は頷く
「海音達の世界よりはこの世界に似ているかもしれない」
「……?」
なんだか燈夜は悲しげな顔をしている…
海音は思った

——————

「あー 楽しかった!」
夕方になり、皆は公園を出て道を歩いていた
「マカとパティが上手かったね」
「あとブラック☆スターも」
「またいつかやろーぜ!」
死武専の皆もサッカーの楽しさがわかったようだ

「そうだ… 今度皆で花火しない?」
「花火?」
海音は椿を見た
「おー そーいや残ってるな家に」
「もう夏だし… たくさんあるから」
「いいね、やろうよ」
マカは言った
「私も!」
パティもはしゃいだ

「花火か…懐かしいな」
「先輩も花火するんですね」
「狩屋!」
天馬は神童を見た
「先輩はどんな花火が好きですか?」
「俺は… 線香花火かな 落とさないようにするのが面白かった」
「なるほど〜 海音は?」
「……ボク 花火したことない」
海音は言った

皆の視線が集まる
「え…マジで!?」
「だって北海道じゃ花火なんてないし…」
「俺も…花火なんてしたことない」
燈夜は言った
「じゃあ俺が教えてあげるよ!」
天馬は言った
「花火はね、線香花火とかたくさんあるんだよ!」
「ふむ…それなら俺も持ってこようか」
キッドは言った
リズはキッドを見る
「死神も花火するんだな」
「花火か… 毎年恒例だな」
ソウルは言った

「………」
皆が盛り上がる中、剣城だけは違った
「剣城も花火したりするの?」
「…いや 興味ない」
剣城は言った
「俺はいい …お前らだけでやれ」
「え…どうしたの剣城?」
海音は言った
剣城は目線を反らず

「…もしかして、花火が怖いとか?」
狩屋は言った
「……ああ そうだよ」
腕を組んで剣城は言った
意外だ 認めるなんて
「へー …」
「…なんか悪いな剣城」
「いいえ…」
「……?」
剣城… ひどく悲しげに見える
気のせいかな?

「剣城やろうよ、大丈夫怖くないって!」
「やらないって言ってるだろ」
どうやら意地でもやらないらしい
「…仕方ない、俺達でやろう」
燈夜は言った
「獣人も花火するの?」
「火は苦手だが…やってみたい」
獣だからかな…海音は思った

すると交差点に差し掛かる
海音とマカとソウルは右、ブラック☆スターと椿は左、後は真っ直ぐ進んだ
「じゃあまた明日ね!」
「バイバイ!」

——————

夕食が終わり、海音達三人はリビングで勉強していた
「うー…わかんねぇ」
「ここは…」
マカはソウルに勉強を教えている

海音も参考書を開いた
「健全なる魂は…健全なる精神と、健全なる肉体に宿る」
すると海音達のテーブルに三人分の紅茶とケーキが置かれた
持ってきたのは赤い髪の男 デスサイズだ
「頑張ってるな」
「パパ…帰ってきたんだ」
マカは言った

「珍しいな、エヴァンスが勉強なんて」
「悪かったな」
ソウルは言った
「あの…エヴァンスって?」
海音は訊ねる
「エヴァンスはこいつの本当の姓 死武専は芸名を名乗ってもいいから ソウルイーターは本名じゃないんだ」
デスサイズは言った

「へー…」
「あ、このケーキ美味しい!」
「だろ?俺が作ったんだ!」
デスサイズはマカを見た
見た感じチーズケーキのようだ
海音も食べてみる
「美味しいです」
「よかった…」
「以外と料理上手いんだな」
「以外とは余計だ!」

あははと海音達は笑う
すると海音はあることを思い出した
「そういえばさ……剣城なんで花火嫌がったのかな?」
「確かに…」
マカも言った
「…何か理由があるんじゃないか?」
するとデスサイズは言った
「理由…」
海音は呟いた